2016年 第15回若獅子戦



若獅子戦表彰式後の集合写真 (拡大)
参加者 (20人、敬称略)
三浦、斎藤英、二宮、鈴木敏、青山、広瀬俊、望月、高橋一
植木麻、渡辺健、葉田(JFE)、実藤、山平(JFE)、大泉、伊藤健、川上
高橋俊、中谷、大石、黒木
指導
門倉四段(当時)、高浜女流2級
日時
2016年10月8日(土)
対局 09:30〜、宴会18:00〜
場所
川崎工場 体育館2F 和室
対局結果(敬称略)
優勝:山平
準優勝:三浦
3位:黒木

第15回若獅子戦 幹事報告 (鈴木敏)

 10月8日(土)に開かれた第15回若獅子戦の報告です。 参加された方、お疲れさまでした。

 記念大会ということもあり、門倉四段・高浜女流二級をお迎えし、過去最高の20名の方にご参加頂きました。

 結果は、前回の覇者(三浦さん)を決勝戦で破った 山平(JFEスチール)さんが見事2回目?の優勝を果たされました。

結果の詳細

決勝トーナメント

一回戦 ○鈴木敏 − 実藤
○黒木  − 伊藤健
二回戦 ○植木麻 − 斎藤
○山平  − 中谷
○黒木  − 鈴木敏
○三浦  − 葉田
準決勝 ○山平  − 植木麻
○三浦  − 黒木
三位決定戦 ○黒木  − 植木麻
決勝戦 ○山平  − 三浦

予選リーグ


対局風景


鈴木敏自戦記

予選一回戦 (二宮くん)

 いきなり幹事同士の戦いとなった。
 序盤から二宮くんにうまく指し回されて苦戦した。 二宮くんは先の杉山戦でもうまかったらしいので、気合を入れ直して挽回し、なんとか勝てた。

予選二回戦 (三浦さん)

 序盤〜中盤まで優位になっていた(ハズ)のと、三浦さんは1回戦で斎藤さんに敗れていたので、 ここで私が勝てば、前回の覇者を予選敗退させることが出来ると慢心し、終盤に逆転負けを喰らってしまった。

予選三回戦 (青山さん)、決勝一回戦 (実藤さん)

 よく覚えていない。(ごめんなさい)

決勝二回戦(黒木さん)

 ここで勝てば、また三浦さんと当たる(リベンジ!)と意気込んで、つんのめってしまって敗退。

その後、門倉先生に二枚落ちを教えて頂いた。(棋譜添付)
#面白いので是非並べてください。


2016/10/11 記:鈴木敏

若獅子戦 写真



優勝の山平さん

準優勝の三浦さん

三位の黒木さん

優勝、準優勝、3位への表彰

門倉四段との二枚落ち指導対局から

 二枚落ちと言えば二歩突っ切り戦法。 4筋の歩をどんどん伸ばして上手に4四歩と角道を止めさせない戦法だが、 では止めさせたらどうなるか?と思い、腰掛銀で試してみた。

【図1】
26手目 ▽7三桂 まで

 図1は、駒組みが完了したところ。
 下手は、2筋を伸ばしていく(3二の金を動きづらくする)のもあるが、 ▽6五歩▽6四金から7筋や5筋を狙われそうなので、ここで開戦した。

 図1から▲7五歩▽同歩▲4五歩▽同歩▲3四歩に、 ▽同銀は、▲4五桂▽4二銀▲7四歩▽同金▲4四角で勝てそうだし、 ▽4四銀右は、▲4五銀でも▲4五桂でもイケそうな気がする。 7筋・3筋の突き捨てのタイミングが難しく、今後の研究課題とする。
 本譜はシンプルに、▲4五歩、▽同歩、▲同桂、▽4四銀右と進め図2となった。

【図2】
30手目 ▽4四銀右 まで

 本譜は▲7五歩(*1)▽4二金(*2)▲7四歩▽同金と進み図3へ。
*1) 6三の金をどかせば角切って銀を打ち込んで勝ち。
*2) 5三の守りを増やす。

【図3】
33手目 ▽7四同金 まで

 ここで▲3四歩▽同歩に▲3二歩と垂らす手(変化図A)に悩んだ。 (感想戦でもそれが良かっただろうと言われた)

【変化図A】
36手目 ▲3二歩 まで

 次の▲3一歩成〜▲3二と(または桂香を取る)が受からない。 (▽同金には▲4四角!▽同銀▲5三銀)

 この後の▽5五歩▲同銀▽同銀▲同角▽4四歩の局面に自信が持てず、実戦では指せなかった。 (良く考えてみれば、▲3一歩成で下手がイケそう)
 もし▲同角に▽4四銀打なら、▲同角▽同銀▲5三銀とし、今度は銀を余計に持っているので寄りそうである。

 本譜は図3から、▲7五歩(十字飛車狙い)▽同金▲4四角、 ▽同銀▲5三銀▽同金▲同桂成▽同玉▲4五銀と進み、 ▽同銀なら▲同飛で十字飛車成功なのだが、 ▲4五銀に▽4三歩と受けられ不発、 さらに▲4四銀▽同歩▲4五歩と執拗に十字飛車を狙ったが、 ▽7六歩▲8八銀に▽6五桂の攻防手で下手敗勢となった。

 本戦法は、(素直に組ませてもらえさえすれば、)二歩突っ切りよりは変化が少なく指しやすいと思うが如何か。
 今後も研究を重ねたい


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