若獅子戦表彰式後の集合写真 (拡大) |
10月8日(土)に開かれた第15回若獅子戦の報告です。 参加された方、お疲れさまでした。
記念大会ということもあり、門倉四段・高浜女流二級をお迎えし、過去最高の20名の方にご参加頂きました。
結果は、前回の覇者(三浦さん)を決勝戦で破った 山平(JFEスチール)さんが見事2回目?の優勝を果たされました。
一回戦 |
○鈴木敏 − 実藤 ○黒木 − 伊藤健 |
二回戦 | ○植木麻 − 斎藤 ○山平 − 中谷 ○黒木 − 鈴木敏 ○三浦 − 葉田 |
準決勝 |
○山平 − 植木麻 ○三浦 − 黒木 |
三位決定戦 | ○黒木 − 植木麻 |
決勝戦 | ○山平 − 三浦 |
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いきなり幹事同士の戦いとなった。
序盤から二宮くんにうまく指し回されて苦戦した。
二宮くんは先の杉山戦でもうまかったらしいので、気合を入れ直して挽回し、なんとか勝てた。
序盤〜中盤まで優位になっていた(ハズ)のと、三浦さんは1回戦で斎藤さんに敗れていたので、 ここで私が勝てば、前回の覇者を予選敗退させることが出来ると慢心し、終盤に逆転負けを喰らってしまった。
よく覚えていない。(ごめんなさい)
ここで勝てば、また三浦さんと当たる(リベンジ!)と意気込んで、つんのめってしまって敗退。
その後、門倉先生に二枚落ちを教えて頂いた。(棋譜添付)
#面白いので是非並べてください。
優勝の山平さん |
準優勝の三浦さん |
三位の黒木さん |
優勝、準優勝、3位への表彰 |
二枚落ちと言えば二歩突っ切り戦法。 4筋の歩をどんどん伸ばして上手に4四歩と角道を止めさせない戦法だが、 では止めさせたらどうなるか?と思い、腰掛銀で試してみた。
【図1】 26手目 ▽7三桂 まで |
図1は、駒組みが完了したところ。
下手は、2筋を伸ばしていく(3二の金を動きづらくする)のもあるが、
▽6五歩▽6四金から7筋や5筋を狙われそうなので、ここで開戦した。
図1から▲7五歩▽同歩▲4五歩▽同歩▲3四歩に、
▽同銀は、▲4五桂▽4二銀▲7四歩▽同金▲4四角で勝てそうだし、
▽4四銀右は、▲4五銀でも▲4五桂でもイケそうな気がする。
7筋・3筋の突き捨てのタイミングが難しく、今後の研究課題とする。
本譜はシンプルに、▲4五歩、▽同歩、▲同桂、▽4四銀右と進め図2となった。
【図2】 30手目 ▽4四銀右 まで |
本譜は▲7五歩(*1)▽4二金(*2)▲7四歩▽同金と進み図3へ。
*1) 6三の金をどかせば角切って銀を打ち込んで勝ち。
*2) 5三の守りを増やす。
【図3】 33手目 ▽7四同金 まで |
ここで▲3四歩▽同歩に▲3二歩と垂らす手(変化図A)に悩んだ。 (感想戦でもそれが良かっただろうと言われた)
【変化図A】 36手目 ▲3二歩 まで |
次の▲3一歩成〜▲3二と(または桂香を取る)が受からない。 (▽同金には▲4四角!▽同銀▲5三銀)
この後の▽5五歩▲同銀▽同銀▲同角▽4四歩の局面に自信が持てず、実戦では指せなかった。
(良く考えてみれば、▲3一歩成で下手がイケそう)
もし▲同角に▽4四銀打なら、▲同角▽同銀▲5三銀とし、今度は銀を余計に持っているので寄りそうである。
本譜は図3から、▲7五歩(十字飛車狙い)▽同金▲4四角、 ▽同銀▲5三銀▽同金▲同桂成▽同玉▲4五銀と進み、 ▽同銀なら▲同飛で十字飛車成功なのだが、 ▲4五銀に▽4三歩と受けられ不発、 さらに▲4四銀▽同歩▲4五歩と執拗に十字飛車を狙ったが、 ▽7六歩▲8八銀に▽6五桂の攻防手で下手敗勢となった。
本戦法は、(素直に組ませてもらえさえすれば、)二歩突っ切りよりは変化が少なく指しやすいと思うが如何か。
今後も研究を重ねたい