2018年 第15回大泉杯


参加者 20名
高橋(俊)、森島、伊藤(健)、中畑、黒木、青山、広瀬(正)、中谷、川妻
大場、望月、渡辺、実藤、大泉、岡山、北上、三浦、平井、島、広瀬(俊)、杉山(敬称略)
日時
2018年 1月 28日(日) 対局10:00~、宴会18:00~
場所
対局の部:小杉ユニオンビル5F
宴会の部:創作居酒屋まる
対局条件
30分30秒 駒落ち スイス式5回戦
対局結果 (結果表
優勝:伊藤(健)さん 4-1、2位:森島さん 4-1、3位:杉山さん 4-1
4位:北上さん 4-1、5位:三浦さん 3-2
飛び賞(7位):川妻さん、飛び賞(14位):平井さん、B/B賞:島さん
内容
第15回大泉杯 優勝自戦記:伊藤(健)
第15回大泉杯報告
大泉杯写真
参照
前回第14回大泉杯


第15回大泉杯 集合写真 (拡大)

第15回大泉杯報告:杉山

杉山@大泉杯幹事です。おつかれさまです。

1/28に開催されました第15回大泉杯および懇親会の報告です。

今回は前回を超える20人の参加があり、 社内Rによる駒落ち制対戦の結果、 数々の激闘を制した伊藤(健)さんが2回目の優勝を決めました。 おめでとうございます。 大泉杯で2回優勝した方はこれで3人となりましたが ハンデ戦となってからは伊藤(健)さんが初の2回優勝者となります。 後日、優勝自戦記が将棋部Webページに掲載される予定です。

今回の大会は大接戦で勝敗では4勝1敗が4人並びましたが ソルコフ、SBの差で伊藤(健)さんの優勝となりました。

大会後は「創作居酒屋まる」で懇親会を行いました。 ボリュームがあり、多彩な料理が出るお店で 皆さんの笑いが絶えない楽しい懇親会でした。

参加された皆様、お疲れ様でした。 今回残念ながら参加できなかった方々もそれなりの賞品を 用意しますので次回のご参加お待ちしております。

鈴木敏さん、いつもながら盤駒の手配、ありがとうございます。 ひろまささん、中谷さん、大場君、盤駒の運搬、ありがとうございます。 島さん、望月さん、ひろまささん、大泉さんの送迎、ありがとうございます。 黒木さん、進行に不可欠なPCを持ってきていただき、ありがとうございます。

川妻さん、懇親会で多めに出していただき、ごちそうさまでした。 勝又先生、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。

結果は以下の通りです。

表彰:
 優勝:伊藤(健)さん
 2位:森島さん
 3位:杉山さん
 4位:北上さん
 5位:三浦さん
 飛び賞(7位):川妻さん
 飛び賞(14位):平井さん
 B/B賞:島さん


2018/1/29 記:杉山

望外の優勝(第15回大泉杯 優勝自戦記):伊藤(健)

第15回大泉杯で優勝しました。

1回戦:中畑さん (飛車落ち)

初戦は、中畑さんとの飛車落ち戦。

定跡を知らずに、充分に駒組みを許し、矢倉囲いから、先攻されました。 確実な攻めに苦しくなり、まぎれを求め、玉頭に戦線を転換。これも、力強く対応され、ここまで、上手らしい所はありませんでした。

ゆっくり指されていたら苦しいところでしたが、寄せありとみて、寄せに出た中畑さんに対し、反撃し2枚替えの駒損ながら、飛車を敵陣に打ち込み、中畑さんの寄せを待つ。

局後の検討では、難しい局面でしたが、寄せを余して、何とか寄せきりました。

2回戦:杉山さん

“欲をはらず、いい戦いができれば“と臨みました。 角換わりから、杉山さんが後手番の早繰り銀の速攻を目指し、対して銀を繰り出し、3三桂に、角を5六の手放し、後手の速攻の速度を落としつつ、右方の攻めを目指しました。

この構想は、まあまあの成果で、互角かやや優勢の分かれとなりました。

力量差からみてまだまだですが、私の棋力では、本局はすごく良い出来で、勝局となりました。 時計押し忘れを杉山さんから、教えられ大変助かりました。

3回戦:北上さん

序盤で差をつけられることもあり、長手数での正確性でも負けるため、有力な対策もなく、 対局開始。

角替わりから、北上さんの右玉に対し、角を手放し、3筋の歩交換に出ました。 ここで、北上さんの大長考。15分以上だと思います。 この後、2筋の歩交換を飛車で行ったため、不利になりましたが、粘りの方針で行くと、時間のなくなった北上さんは、攻め合いに出ました。

ゆっくり指されたら不利でしたが、持ち時間がなくなり、早い決着を求めた様です。 15分の差はあまりにも大きく、難しい局面から、端攻めに出て、攻め切りました。 時間に助けられた勝局です。

4回戦:三浦さん

4戦目は、三浦さんとの平手戦。

レーティングは近いのですが、感触的には苦手です。 筋に明るく、粘りがあるので、勝つまでなかなか至りません。

相居飛車から、三浦さんの袖飛車には、慌てなく対応できる様になりました。

図5からの指し手
△5六飛 ▲6六歩 △7八成桂 ▲同 金 △8五銀 ▲4六金
△9六銀 ▲同 玉 △9五飛 まで後手の勝ち

わずかに優勢から、互角に、そして優勢に持ち込みましたが、粘りにあい、なかなか決め手をつかめません。 長い攻勢の後、大駒を4枚取って、寄せ切ることができました。 感想戦では、自分の判断程優勢ではなく、入玉模様に粘られると、まったくわからない勝負でした。

5回戦:森島さん

5戦目は、森島さんとの平手戦。

腰掛け銀に、森島さんは、4八金、2九飛車の構え。 確か後手番から??、竜王戦5局目と同じ仕掛けとなり、満足でしたが、違う対策を取られ、優劣不明から、芋筋に打った飛車金両取りの銀打ちが好手となり、優勢となりました。 ここまでが、好調だったのですが、終盤に全然読めなくなり、時間があるにもかかわらず、おおまかな読みの寄せをやってしまい、相手陣への詰めを逃し、自陣への詰めろを見逃しの逆転負けとなりました。 終盤力の差も感じましたし、執念も足りませんでした。

結果は、ソルコフの差で優勝となりました。 対戦相手のうち、4名が2~5位でしたので、充実した対戦でもありました。 大泉杯は惨敗することもありますが、ゲンのいい大会です。

題を望外の優勝としましたが、奇跡の優勝と言っていいと思います。 私生活では、もの忘れや勘違いも甚だしいのですが、将棋対局は幸運が重なりました。


2018/1/31 記:伊藤(健)

大泉杯写真


対局風景1

対局風景2

対局風景3

対局風景4

優勝の伊藤(健)さん

2位の森島さん

3位の杉山さん

4位の北上さん

飛び賞(7位)の川妻さん

飛び賞(14位)の平井さん

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