2007年第92回職域対抗団体戦


参加者:
富士通(1): 中治、伊藤康、濱、出澤、島
富士通(2): 喜多、村中、広瀬正、太田、志田
富士通(3): 川妻、中筋、鈴木正、杉山、池田
富士通(4): 西下、大泉、黒木、吉田、中谷
富士通(5): 大石、実藤、高橋、長野、広瀬俊
大屋
富士通SSL(1):大栗、鈴木敏、石本、吉岡、平林
富士通SSL(2):吉井、安東、香川、鵜飼、林吾
(敬称略)
日時:2007年4月8日(日)
場所:東京武道館(千代田線綾瀬駅)
結果:
富士通(1)富士通(2)富士通(3)富士通(4)富士通(5)
富士通SSL(1)富士通SSL(2)

富士通(1) S級 : リーグ3位 残留

0. 前日まで

 出場メンバは島,濱,中治,伊藤,出澤の5名。赤畠さんの欠席は痛いが、本人も辛いはず。 それでもS級残留が最低条件。あわよくば予選を突破出来れば言うことなし。
 事前の選考会、前日にも東工大との対抗戦で実戦不足も少しは解消できているつもり。 何より1年前とは勝ちたいと思う気持ちが大分違うはず。

1. リーグ分け

 こちらのリーグはジュポン化粧品、富士フィルムグラフィックシステムズ(1)、NEC(2)。 初戦のNEC(2)に勝てば上を見て、負ければ下を見ての戦いになりそうだ。
2007年春季職団戦 富士通(1) A級対戦風景

2. 1回戦:NEC(2) 4-1

 昨年同じ場所で0-5負けを喫したNEC2軍。 ここで勝たないと進歩がないので、とにかく勝ちたかった。
 自分の目の前には2年先輩にあたる大窪さんが座っている。 王将戦と同じ展開になるとは思わなかったが、角交換四間飛車アナグマは予想通り。 ただ、直前に予想しても対策はないので全く意味はない。 飛車側の端攻めの応対を間違えて、玉側の端攻め一本の勝負に。 そこで、なぜか大窪さんの時計が「0」になり終了。 さらにほぼ同じタイミングで辻さんの時計も「0」になり、2-0。 あとは伊藤康晴さんが伊藤雅明さんに勝ち勝利確定。 少し後味は悪いが、勝ちは勝ち。残留が見えて一安心。

2. 2回戦:ジュポン化粧品(1) 0-5

 初戦の勝ちであとは上を見ての戦い。 普通に考えればどう当たっても苦しいが勝てば予選抜け確定するので あわよくば勝ちたいところ。 対戦相手は1年前と同じ青柳さん。実力差ほど相性は悪くない。 同型矢倉から先行し、相当優勢になるも、地力が出て焦って攻めたため逆転負け。 横で指していた島さんも一方的に受けにまわる苦しい展開。 その他の将棋も届かず、結局0-5負け。
 隣でNEC(2)が負けて残留はほぼ確定。安心は出来ないものの、最低ノルマは達成。 こうなれば、欲が出る。次勝って予選突破すれば言うことなし!!!

3. 3回戦:富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 2-3

 ここで勝てば予選抜け、負けてもほぼ残留確定なのはこっちも向こうも同じこと。 平均年齢もほぼ同じ。10年近く勝ってないので、ぜひ勝っておきたいところでもある。 自分の相手は青野さん、10年以上ぶりの対戦のはず。 相穴熊での長期戦を覚悟していたら、青野さんは立石流に。 飛車先交換後に△3二金と上がるのを確認せずに▲6八角と打ったところ、△3二飛 でアッサリ受かる。 以下、立石流から4枚穴熊に組まれ、しかも相手だけ角が手持ち。悲惨な作戦負け。 ただ、端を突き合っていたので、これしかない端攻めがヒットして最後は大差で勝ち。
 チームは大、三、五と負けて、2-3負け。下位で負け越しては負けも致し方なしですね。

4. まとめ

 最低目標のS級残留はクリアしたので、満足感もありながらも・・・あと1勝で予選突破 出来たことを思うと残念なのも正直なところですな。 まぁ、予選突破は半年後に取っておきますか。
## 個人的には青柳戦も勝ちたかったなぁ。

5. 最後に

 ここ1年以上選考会・対抗戦・職団戦と応援し続けてくれた勝又さん、 職団戦への取り組みを変えてきた川妻さん、島さん、 毎回大阪から駆けつけてくれる濱さん、 そして、将棋部活動に参加して一緒に楽しんでくれる皆さまに感謝感謝。
 以下は1軍メンバからのコメントです。

2007/4/16 記:出澤

【伊藤康さん】

1回戦:NEC(2) 伊藤雅部長と久しぶりの対戦となりました。
 昔、将棋クラブでよく対戦していたので、大体予想通りの展開となりました。 居飛車側の無理気味の攻めを冷静に受ける展開になり、うまく反撃が決まって、完勝。

2回戦:ジュポン化粧品(1) 桐山さんとの対戦。
 前々回対戦したのと同じ戦法 (角道あけず引き角)でした。中飛車に振り、5筋をまず交換。 さらに6筋も7筋も伸びすぎ(?)る位をとって、浮き飛車に構えました。 6四歩から反撃してくる形でしたが、相手の飛車先が重く、動きずらい形に したはずでした。良さそうな手が色々ありそうな局面でしたが、 結局うまくさばかれて、そのまま押し切られました。

3回戦:富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 遠藤さんとの対戦。
 戦法はほぼイビ穴だろうから、いつもの形で望みました。 浮き飛車に構えたところをすかさず角道開けられ、飛車は王様の方の端っこ にいっちゃいました(予定通り)。 相手は、5筋の位もとって、6四歩で飛車の横道を遮ってきました。 その時、飛車で取ると、角のぞかれて角成りが受からない ので、6四同歩と取るのが、研究手順でした。 飛車先を切られた後、3筋の歩(こちらの桂頭)も 交換にきましたが、その間に6五歩突いて飛車の横利き通して、さばきを狙いました。 結局53に角成られる展開になりましたが、角をぶつけて勝負かけました。 角交換後、お互いに5三にと金を作りあう展開になりましたが、そのまま寄せ合いに 行けば、一手勝ちだったようです。銀引く手があたりも避けて、飛車成りも受けてで 良さそうに見えましたが、悪手だったようです。

総評:勝負ところはあったかと思いますが、アマ7段、なかなか勝たせてくれません。 たいへん勉強になりました。

2007/4/16 記:伊藤康

【中治さん】

1回戦 NEC(2) 佐藤さん。
 勝又先生から教わった局面がそのまま実現して、やや優勢で終盤になりましたが ポカを指して負け。

2回戦 ジュポン化粧品(1) 池田さん。
 石田流で作戦勝ち、そのまま終盤に突入するが、力の差が出て逆転負け。

3回戦 富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 石田さん。
 又、石田流にして対戦、序盤読み筋どうり銀損になるが急所に飛車を打ち込んで、 いい勝負。しかし思わぬ頓死をくらい時間を余して終了。 次回又、力をつけて頑張りたいと思います。以上

2007/4/16 記:中治

【島さん】

2007/4/16 記:島

【濱さん】

前日(勝又先生との指導対局)
 私の雁木に対して、先生の居飛車普通(矢倉)という展開でした。 8八の角を7七〜5九〜2六へ展開する右四間+雁木形となりましたが、 矢倉側が6二銀+7三桂で待機されていたため、攻めあぐねてしまいました。 先生「低く構える形をとられると雁木から攻めにくい」旨のコメントをいただきました。

1回戦 NEC(2) 辻さん
 私の雁木、辻さんの矢倉模様となりました。
 前日、勝又先生に教えていただいた時と同じような展開となりました。 相手の形は、6二銀形でなく、6三銀形だったので、2六角のにらみが有効となり 優勢となりました。最後は辻さんの時間切れとなりました。 とりあえず負けずにすみました。

2回戦 ジュポン化粧品(1) 鈴木貴さん
 前局同様、私の雁木、相手の矢倉模様となりました。 雁木構えから8八玉形を取ったので、9筋・1筋から猛攻を浴びて、敗退となってしまいました。 (この攻めを受けきるのも、得意ではあったのですが)

3回戦 富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 篠原さん
 またまた、 私の雁木、相手の矢倉模様となりました。 (8筋で角交換しました) 矢倉側が6二銀+7三桂でから 6筋・7筋・9筋を突き捨てて、攻めてこられました。 ポイントだけの符号ですが、8八玉形の4枚雁木に対して、6二銀+7三桂から 攻めてきた図面を想定してください。
 △6五歩 ▲同歩 △7五歩▲6六銀右 △9五歩▲同歩 △9七歩▲8六角打
この角打ちで相手の攻めを受け止める予定だったのが、以下
 △7六歩(取込み)▲7四歩打 △8五桂跳 ▲6四角
と飛車とりに出た手が悪手で、△9二飛と回られて いっぺんに端が受からなくなりました。 ▲8六角打とせずに、▲9七同香 △8五桂 ▲9六香逃  としていれば相手も攻めきるのは大変だったと思います。

 今回は、前日・当日ともに、手に読みが入っておらずダメダメでした。 (攻める将棋を指す日はともかく、受ける将棋を指す日は読みが命) ネット将棋を調整の手段として選んだことに問題があったかもしれません 次回は、短手数詰め将棋を解く、などを行い、チームの勝利に貢献したいです。

2007/4/16 記:濱


富士通(1)の対局結果 S級
回戦 相手チーム 出澤 中治 伊藤康 勝負
予選
1回戦
NEC(2) 大将
山本
副将

三将
大窪
四将
佐藤
五将
伊藤雅
4 - 1
予選
2回戦
ジュポン化粧品(1) 副将
渡辺徳
五将
鈴木貴
大将
青柳
四将
池田
三将
桐山
0 - 5
予選
3回戦
富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 副将
河上
五将
篠原
四将
青野
三将
石田
大将
遠藤
2 - 3
- 2 - 1 1 - 2 2 - 1 0 - 3 1 - 2 6 - 9


S級2組の結果
S級 2組 ジュポン1 富士FGS1 富士通 1 NEC 2 勝点勝数順位
ジュポン化粧品(1) * 5 5 4 3141
富士フィルムグラフィックシステムズ(1) 0 * 3 4 272
富士通(1) 0 2 * 4 163
NEC (2) 1 1 1 * 034

富士通(2) A級 : ベスト8

2007年春季職団戦 富士通(2) A級対戦風景

92回春季職団戦、2軍結果です。

1回戦;東北電力

 前回A昇級して、わざわざ仙台から参戦して、侮れません。

 私は終盤よれながら相手が時間少なめだったのにも助けられて勝ち。 結果的には5-0だったようで、上々の出だしとなりました。

2回戦:新日鉄本社(1)

 NEC(3)を破ってきたチームです。

 私は中盤、この上なく捌けたはずでしたが、 8二に居た玉を9六まで引っ張りだされて8六銀と蓋される順を選んでしまい、 打歩詰を利用してからがら8二に逃げ返ったものの、 この間に時間を消費してしまい最後は時間切れ負け。
 この時点で2-2となり、残るは副将戦。 最後はたたき合いを制して喜多さん勝利で、3-2となり、 なんとかおいしい昼食を迎えることができした。

3回戦:新日本石油

 リコー(2)を破ってきたチームです。

 私は金子タカシ氏と対戦しました。 通路出入口近くの1番席で、途中柔道大会のちびっ子が 立ち替わり盤横で話してるが盤面集中を心がける。 序盤で3六歩に拠点を作られてきたのに対して強気に受けていき、 中盤金子さんの飛車切りからの大替わりを経て勝負形になったと思えたものの、 王手銀取に対する一目の中合いが命取りで、 即座に3度目の3六歩が入ったのが厳しく、一番先に負けでした。 今度は時間有利に進めてたものの活かし切れずでした。
 しかし残りが続々と勝ち、私だけが負けての4-1勝ちとなりました。

4回戦:藤倉ゴム工業

 正直チーム名に馴染みなかったが、 86〜90回大会でF級から連続昇級でA級に来たチームでした。
 私はこちらも金子さんと。 経験ある序盤へ進み、中盤は5三に成桂を作ったものの形勢は微妙、 その後5二に歩を垂らした手が悪く、最後はこれがたたる形に。 最終盤、1七香成、同香、1六歩に対して、 同香としたが以下即詰みにで討ち取られ負け。 危ないと思っていたら1八歩を深く考えるべきだったし、 この局面だけ相手玉に簡単な詰み筋が生じてたのが見えてませんでした。
 この時点で2-2となり、 最後はまたしても喜多さんの対局が残りました。 残り5分ずつ、最後は玉頭戦になるも 一瞬の受けミスを逃さず、最後は即詰みに討ち取られ負け。 ここで2-3となり、今回はベスト8止まりとなりました。

 太田さん、志田さんが共に4戦全勝、喜多さんが3-1と好調だっただけに、 残念な結果となりました。

2007/4/9 記:広瀬正
富士通(2)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 広瀬正 喜多 村中 太田 志田 勝負
1回戦 東北電力 大将
和田
副将
阿部
三将
鈴木英
四将
鈴木徳
五将
石井
5 - 0
2回戦 新日鉄本社(1) 大将
中村吉
副将
金井
三将
佐藤
四将
小池
五将
中佐藤
3 - 2
3回戦 新日本石油 大将
金子
副将
二神
三将
足立
四将
榎本
五将
磯部
4 - 1
4回戦 藤倉ゴム工業 大将
金子
副将
松本
三将
大沼
四将
武内
五将
鈴木
2 - 3
- 1 - 3 3 - 1 2 - 2 4 - 0 4 - 0 14 - 6

富士通(3) A級 : 3回戦進出

 3軍の結果報告です。

 3軍のオーダーは固定で次のとおり。
大将:川妻
副将:中筋
三将:杉山
四将:鈴木
五将:池田   (敬称略)

 1回戦は運良く?シードになっており、2回戦から。 すでに1回戦を戦っている2軍、4軍の対局を見学。

2回戦:ソフトバンクテレコム (1)

 私の相手は山本さんという方。 指しなれた形のはずだったが相手の指し回しの方が上回り、 序盤で金桂交換の駒損。 角頭を攻められ5筋から先攻されるがこちらも勝負手から捌きに成功。 駒損ながら角の働きが大差となり、 巻き返したように思えたが相手の猛攻に最後、 一手受け間違え無念の投了。 もう少しで相手の時間が切れるところだったのに残念。
 チームは川妻さんがメンバー中一番に勝ち、中筋さんは 私とは逆に金桂交換の駒得から途中よれながらも押し切る。 鈴木さんも優勢な将棋から途中で角をプレゼントするも 相手の時間が切れて勝ち。池田さんも勝ち、私以外白星スタートの4-1で勝利。

3回戦:特別区職員 (2)

 私は急戦V.S.矢倉という展開。中盤から私の攻め、相手の受けという 展開になり、お互いの銀2枚が交換になるという華々しい展開。 しかし、こちらの攻めが一息ついてみると手がない!! 相手の攻めを誘ってあまり意味のない端歩をついてみたが冷静に指され、 最後まで押し切られ負け。
 チームは川妻さんがここでも怪力をみせ、ねじ伏せる。 中筋さんは優勢に進めるも入玉され負け、 鈴木正さんは安定した力をみせ勝ち、 池田さんはがんばりをみせるも惜しくも負け。
 ということで2-3で3回戦敗退となりました。

 ということで今回の戦犯はチーム中、唯一勝ち星なしの 私と思われ‥‥‥次回は腕を磨いて今回のような 体たらくを晒さぬようにがんばります。

2007/4/10 記:杉山
富士通(3)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 川妻 中筋 杉山 鈴木正 池田 勝負
1回戦 シード            
2回戦 ソフトバンクテレコム(1) 大将
関谷
副将
有本
三将
山本
四将
鈴木
五将
諸原
4 - 1
3回戦 特別区職員(2) 大将
須田
副将
吉田
三将
十田
四将
早崎
五将
木村
2 - 3
- 2 - 0 1 - 1 0 - 2 2 - 0 1 - 1 6 - 4


富士通(4) B級 : 慰安戦2回戦進出

 チーム中谷こと富士通4軍はBクラスに参戦。
 メンバーは大将の西下さん以下副将・大泉さん、三将・黒木さん、四将・私(吉田)、五将・中谷さんである(順番は最後まで不動)。私(吉田)の職団戦参加は数年ぶりである(前回は何時かは忘れたが、九段で開催されていた当時に参加)。

2006年春季職団戦 富士通(4) B級対戦風景

1回戦:富士フィルムグラフィックスシステムズ(2)

 久々の職団戦の雰囲気と切れ負けのプレッシャーに少し緊張したが、 相手(先手)の四間飛車に対しいつもの右四間を採用。 穴熊に組むつもりが、相手の1六歩に対し何故か手が勝手に1四歩。 パソコン将棋の弊害か、はたまた加齢による思考の衰えか、 かなりの動揺を抑えつつも初志貫徹とばかりに穴熊に組むも、相手は6二銀からの早囲い。
 急な動きについて行けずに一気に寄り切られてしまった。 何故予定を変更して左美濃にしなかったのか悔やまれた。

 一方他のメンバーの戦いは両サイドの黒木さんと中谷さんしか見ることができないが、 黒木さんは右玉、中谷さんは相振り、遠く大泉さんはどうやら矢倉になっているようだ (西下さんのところは全く見えず)。
 中谷さんは相手に入玉されそうになっている。 入玉を阻止することができなければ勝ちのない形となっており、苦しい形勢と思われたが、 最後は見事な即詰みに討ち取り、勝利を挙げた。
 しかし、結局勝ちは中谷さんの一勝のみで1-4で敗北、慰安戦へ回ることになった。

慰安戦1回戦:総務省(1)

 昔からお役所には苦手意識があり、 いやな予感はしていたが・・・。
 私(吉田)の相手(先手)は7六歩から8六歩と居飛車の意志表示。 対して私(吉田)は3四歩から4四歩と角道を止めてから矢倉に誘導しようとしたが、 相手は矢倉にはしてくれず、角道を開けたまま5六銀から3七桂、4八飛の攻撃体制を築かれる。 こちらから動く手が無くなり、何気なく端歩をついてふと気が付くと、 何と自陣は既につぶれ形になっているではないか。 あまりのことに呆然としている(本日二度目)と、 案の定4五歩から開戦され読み筋通りに潰れて、粘ることもできずに完敗。
 あまりに早い投了は他のメンバーに悪影響を与えると考え、 時間だけは使ったが、隣の黒木さんの投了の声を聞いて、自分(吉田)も投了。 漫然とした駒組みに危機意識の無さを痛感、似たような形は今までも指していることから、 実戦不足が祟ったと判断する(元々弱いのだが・・)。

 さてこの段階で大泉さんが勝利しており、チームは1-2。しかし、西下さん、中谷さんはいずれも勝勢、しかも残り時間も大差でリード。これは何とか勝てるかと見ていると、程なく中谷さんが勝ちを収めて2-2。
 最後は、勝勢の西下さんがリードを保って寄せきるかと思われたが、 相手大将氏の勝負手を受け、怪しいムードが漂い始める。 かなり際どくなって最後は寄せられたかと思われたが、 幸運にも相手の時間が切れて辛くも勝利、Bクラス陥落の危機を免れた。

慰安戦2回戦:JPU(2)

 ちなみにJPUとは日本郵政公社労働組合のことで、 全逓信労働組合から改名したものらしい。

 私(吉田)の相手(先手)は前局同様、居飛車模様。 対する私(吉田)は懲りもせずに先程と同様、角道を止めてから矢倉に誘導。 今回はすんなり矢倉となり、しかも相手にミスが出て珍しく作戦勝ちになった。 さらに角銀交換となり優位が拡大。 さすがにこれは勝てると思ったのがまずかった。
 馬の頭に歩を打たれたが、馬を逃げておいて、金を打たれたら玉を逃げる。 と、基本とばかりに三手の読みをしたまでは良かったが、 何を考えたのか次に指した手はあろうことか三手先に指すはずの玉逃げ・・・。 当然のことながら歩で馬を只で取られて、本日三度目の茫然自失・・・。 その後相手もよれて混戦となったが最後の最後で寄せを誤り、痛恨の敗局。 今までにない負けパターンだけにショックが大きい。 残り時間が少なくなったことによる切れ負けのプレッシャーが一因と考えるが、慣れが必要と思った。
 結局この敗戦でチームも2-3負け。最後まで他メンバの足を引っ張ってしまった。

 特筆すべきは、中谷さんが3連勝と鬼神の如き強さを発揮したこと。 しばらく会わない間に、得意の振り飛車に磨きがかかったようだ。 恐らく人知れず精進したものと思われるが、頼もしい限り。
 全体として、私(吉田)を筆頭に成績が振るわず、不本意な結果となってしまった。
 私(吉田)の場合はそもそもBクラスのレベルが高すぎたと思えるが、 不調の最大の原因は実戦が不足していることと、老化による思考能力の低下と思われる。 老化は仕方ないけれども、やはり負けると悔しいので、 何とか例会に参加してせめて実戦不足を補いたいと痛感した大会でした(いつも感じることですが・・・)。


2007/4/10 記:吉田
富士通(4)の対局結果 B級
回戦 相手チーム 西下 大泉 黒木 吉田 中谷 勝負
1回戦 富士フィルムグラフィックシステムズ(2) 大将
長谷川
副将
北川
三将
村上
四将
蒲谷
五将
米花
1 - 4
慰安戦
2回戦
総務省(1) 大将
中島
副将
梅沢
三将
根本
四将
高見
五将
吉田
3 - 2
慰安戦
3回戦
JPU(2) 大将
五味渕
副将
石井
三将
小佐野
四将
森久保
五将
田中
2 - 3
- 1 - 2 2 - 1 0 - 3 0 - 3 3 - 0 6 - 9

富士通(5) F級 : ベスト8(E級昇級)

 参加チーム数の関係と、富士通という看板があったせいか、2回戦からの参加でした。

 2回戦の長野さんの相手は会場には、時間とおり来ていたようですが、 座席の場所がわからず、会場をウロウロしていたのか遅くなって、 まずはラッキーな1勝をもらいましたが、 長野さんは対局ができなくて不満だったようです。

 1試合のあと食事休憩。チームとしては勝ちですが、個人としては黒星スタートなので 何とか3回戦は勝ちを拾いたいところ。次に勝つとベスト8、昇級という話もあるみたい なので頑張りどころ。
 頑張った甲斐あってか、4-1でチーム勝利。

 2〜4将が好調なようなので次も期待できると思っていたのですが、 皆、成績の良さに気が緩んでしまったのか4回戦は0-5の完敗。 高橋さん、大石さんは、最後に勝ちがあったようなので、 チームとしては、もう一頑張りすれば勝てた相手かもしれません。 私の将棋は、全く酷かったですけど。

 対局が終了し、ベスト8の賞品をもらうときに、昇級ですと言われて、ホッと胸をなで おろしました。

2007/4/10 記:広瀬俊
富士通(5)の対局結果 F級
回戦 相手チーム 広瀬俊 高橋 実藤 大石 長野 勝負
1回戦 シード            
2回戦 公正取引委員会 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
3回戦 Q・B・B 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
4回戦 NSW渋谷 大将

副将

三将

四将

五将

0 - 5
- 1 - 2 2 - 1 2 - 1 2 - 1 1 - 2 8 - 7
昇級!


富士通SSL(1) D級 : 慰安戦優勝

 SSL1軍(Dクラス)は、主砲の高橋を欠いて、 1回戦2-3と惜敗しましたが、 慰安戦ではチームとして全勝で飾り、見事Cクラスに返り咲きました。 代役の平林君の活躍が大きかったです。 大栗大将も遠路はるばるご苦労様でした。

2007/4/9 記:鈴木敏
富士通SSL(1)の対局結果 D級
回戦 相手チーム 大栗 鈴木 石本 吉岡 平林 勝負
1回戦 太陽生命 大将

副将

三将

四将

五将

2 - 3
慰安戦
1回戦
森ビル 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
慰安戦
2回戦
大日精化工 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
慰安戦
3回戦
みずほ証券 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
慰安戦
決勝
TDK 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
- 4 - 1 3 - 2 3 - 2 4 - 1 4 - 1 18 - 7


富士通SSL(2) D級 : 2回戦進出

 SSL(2)は、2回戦、完敗。 鵜飼さんの職団戦昨年春からの連勝記録が5でストップ。 もし、1勝4敗(鵜飼さん○)だったら大変なことになっていました。 「みんな何やっとんじゃ」

2007/4/9 記:香川
富士通SSL(2)の対局結果 D級
回戦 相手チーム 吉井 安東 香川 鵜飼 林吾 勝負
1回戦 日立製作所水戸工場 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
2回戦 大和證券グループ 大将

副将

三将

四将

五将

0 - 5
- 0 - 2 0 - 2 1 - 1 1 - 1 1 - 1 3 - 7


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結果:
富士通(1)富士通(2)富士通(3)富士通(4)富士通(5)
富士通SSL(1)富士通SSL(2)
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