2007年第28回西日本団体対抗将棋大会



主催:朝日新聞社、日本将棋連 盟
後援:大阪府・大阪市

参加者:
富士通(1):広瀬正幸、竹村康正、渡辺拓郎、竹田健司、藤井俊哉
富士通(2):野村幸信、多田和生、西田直樹(三重)、中村茂樹、吉浦寛昭、高尾秀男
富士通(3):稲井健郎、北村和哉、福井淳一郎、松谷健二、高瀬伸
(敬称略)
日時:2007年11月23日(祝)
場所:マイドームおおさか
結果:
富士通(1): B級 3位 (予選リーグ:2位)
富士通(2): C級 ベスト16進出 (予選リーグ:2位)
富士通(3): D級 予選敗退 (予選リーグ:3位)
連盟ページ:関西将棋会館第28回西日本団体対抗将棋 大会

総括

 前回よりフリークラスが新設され、今年からは大会名も単なる「団体戦」に 変わってしまい、「職団戦」という名前が消えたのは寂しい限りです。 我が将棋部は、職域の部に3チームでエントリーしました。
 午前中に2チーム通過の予選リーグを行い、午後から決勝トーナメントです。 奇しくも各クラスとも、3チームのブロックに入り、1勝すれば予選抜けが 見えてくるので、ラッキーを感じつつ大会に臨みました。

1軍:B級ベスト4 【広瀬、竹村、竹田、渡辺、藤井】

 広瀬さんが加わって厚みが増し、上位進出が期待できる陣容 となりましたが、またも宿敵、神戸市役所に返り討ちにされ、 来年の目標ができました。

2軍:C級ベスト16 【野村、高尾、多田、西田、中村、吉浦】

 欠席者の関係で、野村さんが1軍から降りてきてくれたことで、 上位を狙うつもりで臨みました。 結果はご覧の通りですが、上位のチームとも決定的な力の差は ないと思っています。来年はいい時間に、揃って打ち上げに行ける まで残れるよう頑張ります。

3軍:D級予選敗退 【稲井、北村、福井、松谷、高瀬】

 最下級とはいえ、有段者を揃えないと予選抜けも覚束ないと思います。 副将以下は、はっきり力が落ちる(失礼!)ので、苦戦はやむなしです。 その中で、松谷さんと高瀬さんが勝星をあげました。来年はチームでの 勝利を目指してほしいところです。

2007/11/30 記:多田

富士通(1): B級 3位 (予選リーグ:2位)

 富士通(1)チームは、昨年、B級3位でした。 今年は、強豪の広瀬さんも来られたし、それ以上の成績を目指せると思い、臨みました。 結果は、良かったのか、残念だったのか、昨年と同じB級3位でした。
富士通(1) B級予選1回戦対局風景

1.試合前

 当初の予定では、富士通(1)は、当メンバーに野村さんを加えた6名でのエントリーでした。 会場に来てみると富士通(2)チームがメンバー1名減とのことで、野村さんが富士通(2)チームに回られました。
 B級はエントリーが14チームであり、我々は、運良く3チーム構成の予選リーグに入りました。

2.予選リーグ1回戦 京都信用金庫 2-3負け

(25分切れ負け) 根拠もなく、いきなりここで負けるとは思っていなかったのですが・・・
 大将、副将が実力を発揮し、さすがの勝利あげましたが、終わってみれば3〜5将が枕をならべていて2-3負け。 自分のことは棚に上げて、4将、5将はどうしたんだと思いました・・・。 私の将棋は、対先手三間飛車の居飛車穴熊で、仕掛けに失敗しそのまま押し切ら れました。 勉強不足を感じた将棋でした。
 これで予選通過がなくなったかと一瞬冷や汗でしたが、予選リーグ内上位2チームが通過ということがわかり、 さらに、大将、副将が勝っている関係で、三すくみになっても得点差の関係で、ほぼ抜けられる、とにかく勝てばOKと気を取り直しました。

3.予選リーグ2回戦 空き番

 富士通(2),(3)も空き番で、応援に回ることもできず。対戦相手を少し偵察。 後は、ちょっと風邪気味だったので十分休息を取りました。 京都信用金庫−三菱重工神戸は、3-2で京都信用金庫の勝ちとなっため、次を勝てば決勝トーナメント進出が確定。

4.予選リーグ3回戦 三菱重工神戸将棋部A 4-1勝ち

(25分切れ負け)  4-1で勝ち。
 私の将棋は、対先手三間飛車の早仕掛けで、仕掛け直後に相手に見落としがあり、角得からそのまま押し切りました。途中から安心して指せた将棋でした。 渡辺さんの将棋も負けようのない将棋だったはずなのですが、気がつくと時間切れが目前となっていました。残念。

5.本選トーナメント準々決勝 徳島県庁 3-2勝ち

(25分切れ負け)  大将、副将が負け。これまでかと思われたが、3〜5将が揃って勝ち3-2勝ち。 予選1回戦の逆の目で借りを返した形になりました。
 私の将棋は、対後手四間飛車の鷺宮定跡で、定跡後におかしくし、終盤に届かないと思いつつ勝負手をはなったところ、相手が連続王手の中で、簡単な3手詰 めが生じていたのを見逃すという薄氷の勝利でした。(決勝点だったかも?)。たいへんラッキーな勝利でした。

6.本選トーナメント準決勝 神戸市役所(B) 1.5-3.5負け

富士通(1) B級3位表彰後 (拡大)
(20分切れたら30秒)  昨年準決勝で負けた相手で、昨年のB級優勝チームです。 竹村さん曰く、永年のライバル?(あまり勝っていない?)。
 せっかくなので、竹村さんの対戦相手が初手合いになるようチーム順を変更しました。

 結果は1.5-3.5負け。 どういうことかというと、1-3になった時点で残った1局が、 千日手となったため指し直しにせずに引き分けとしたもので、実戦的な対応かと思います。
 藤井さんの将棋は最後まで勝ち味のあった将棋で時間に追われての敗戦でした。 これが勝てていたら違う結果になっていたかもしれません。 (もっとも私がボロボロの勝ちようのない将棋を逆転していたので、行って来いだとの評もあります。)
 私の将棋は、相矢倉の3七銀対抗形から先行、その反動で敵陣の上部が鉄壁となり、 私の飛車は追いやられ、さらにと金で矢倉の金をはがされるという展開でした(やっぱりボロボロか)。 しかし、そこで相手の方がゆるまれたため、その隙に敵陣深く相手玉のそばにと金を作り、最後は敵陣上部の鉄壁が玉の逃げ道を塞ぐ壁となって頓必死、という 秒読みに助けられて、これしかないというような形での逆転勝ちでした。 終局後に多田さんから、なんでこの将棋を勝てるのか言われた将棋でした。

7.表彰式

 準決勝で負けたため、決勝の決着がつき、A級の表彰式が終わってからの表彰式となり、かなり待たされました。 その間に藤井さんと渡辺さんは、都合があったようで先に引き揚げられたため、広瀬さん、竹村さんと3人で壇上にあがりました。
 そこで最後に撮っていただいた内藤先生との写真が、一番うれしい賞品でした。

8.祝勝会

 広瀬さん、竹村さん、それから最後までお付き合いいただいた多田さんとで梅田に繰り出し、適当に選んだお好み焼き屋さん(後でお店の前に待ち行列ができ ていたのでなかなか良い選択だったのかも)で祝杯をあげました。
 いや誰も祝杯とは思っていなかったかもしれません。その日の朝にはもっと上を目指していたのですから。
 次こそは、優勝を狙いたいですね!

2007/11/30 記:竹田
富士通(1)の対局結果
回戦 相手チーム 広瀬正 竹村 竹田 藤井 渡辺拓 勝負 得点
予選
1回戦
京都信用金庫 大将
青木弘
副将
河東
三将
奥田
四将
三矢
五将
増田
2 - 3
23
予選
2回戦
-              
予選
3回戦
三菱重工神戸将棋部Aチーム 大将
阪口
副将
軸原
三将
平田
四将
岡本
五将
長尾
4 - 1
42
本戦
準々決勝
徳島県庁 大将
築地
副将
福本
三将
船田
四将
百々
五将
小橋
3 - 2
 
本戦
準決勝
神戸市役所 (B)
副将
森村
三将
小川
四将
山口
五将
岩佐
大将
北風
千日手
1.5 - 3.5

- 2 - 2 2 - 2 3 - 1 2 - 2 1.5 - 2.5 10.5 - 9.5 3位

B級 第3ブロックの結果
B級 予選第3ブロック 京都信用金庫 富士通(1) 三菱重工神戸 - 勝点 勝数 得点 順位
京都信用金庫 * 3 3 - 2-0 6 57 1
富士通(1) 2 * 4 - 1-1 6 65 2
三菱重工神戸将棋部Aチーム 2 1 * - 0-2 3 28 3
- - - - - - - - -
※得点とは大将:12点、副将:11点、三将:10点、四将:9点、五将:8点と換算したもの

B級 決勝トーナメント表
徳島県庁



     
      1.5


 
富士通 (1)











神戸市役所(B)  
   
   
3.5  
積水化学工業(株)
       
                大阪東部 市場
京都信用金庫

         
   
   
和歌山県庁




         
 
大阪東部市場










滋賀県庁チーム

       


富士通(2): C級 ベスト16進出 (予選リーグ:2位)

富士通(2) C級予選1回戦の対局風景

 この布陣ならベスト4までは行けるとの期待がありましたがベスト16でした。 残念。チームの調子が出る前に終わってしまった感じでした。 安福さんが欠席のため,富士通(1)から野村さんが回ってくれました。 3チームのブロックで通常より1チーム少なく,これが得になるかどうか。

 初戦のトップは,上2枚(高尾,多田)が優勢な将棋を上手く粘られて逆転負けを喫するも下位3枚(西田,中村,吉浦)が勝ち,幸先良く1勝を上げ ました。

 2戦目は抜け番。1時間近く時間がありましたが,野村さんの持ってきた5手詰めが難解で,あーでもない,こーでもない,とみんなで突付いているう ちに,あっと言う間にトップが負け(2連敗)て,3戦目を戦う前に予選抜けが確定。 トップは,やはり上2枚が勝って,下3枚が負けるというパターンで大将,二将は実力者だったようです。
 これで気が緩んだ(?)のが,そもそも不幸の始まりだったような気がします。

 モチベーションが不十分な状態で3戦目京都府庁は1-4で負け。 主力(野村,高尾,多田)に勝ち星がないまま決勝トーナメントに進むことになり,不安が残りました。

 昼食後の決勝トーナメント,対松下グループ2。 4戦終わった時点で残るは大将戦,観戦者の雰囲気でこれが決勝戦とわかりました。 寄せ損ねがあったようで,野村さん無念の負けで富士通(2)の2007西日本団体戦が終了しました。まだ昼の3時頃でしたが,梅田まで出て残念会をやりま した。 話が盛り上がって楽しい時間を過ごせました。 来年は,このチームでメダルをゲットしたいですね。

2007/11/28 記:西田
富士通(2)の対局結果
回戦 相手チーム 野村 高尾 多田 西田 中村茂 吉浦 勝負 得点
予選
1回戦
トップ   大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
27
予選
2回戦
              -  
予選
3回戦
京都府庁(A)
大将

  副将

三将

四将

五将

1 - 4
10
本戦
1回戦
松下グループ2
大将

副将

  三将

四将

五将

2 - 3
 
- 0 - 2 0 - 2 0 - 2 3 - 0 1 - 2 2 - 1 6 - 9 ベスト16

C級 第8ブロックの結果
C級 予選第8ブロック トップ 富士通(2) 京都府庁A - 勝点 勝数 得点 順位
トップ * 2 2 -
0-2 4 46 3
富士通(2) 3 * 1 - 1-1 4 37 2
京都府庁A 3 4 * - 2-0 7 67 1
- - - - * - - - -
※得点とは大将:12点、副将:11点、三将:10点、四将:9点、五将:8点と換算したもの

富士通(3): C級 予選敗退 (予選リーグ:3位)

富士通(3) 予選1回戦対局風景

 親心で、と言えば偉そうになりますが、練習試合にも臨みつつ、 D級ならば何とか1勝/人くらいとは思っておりましたが、 何の!何の!何故こいつらがD級にエントリーしているのかと 思うほど、連中は強すぎでしたわ!

 ただ、松谷さん、高瀬さんは1勝をあげ、全敗は免れましたので、 励みにはなりました。

 次回は年明けに神戸で大会があると思いますので、ここでは 全員まず1勝を目標に頑張ります。


2007/11/27 記:稲井


富士通(3)の対局結果
回戦 相手チーム 稲井 北村 福井 松谷 高瀬 勝負 得点
予選
1回戦
高槻市役所王将会B 大将

副将

三将

四将

五将

1 - 4
8
予選
2回戦
-              
予選
3回戦
JT 大将

副将

三将

四将

五将

1 - 4
9
- 0 - 2 0 - 2 0 - 2 1 - 1 1 - 1 2 - 8  

C級 第8ブロックの結果
C級 予選第8ブロック 高槻市王紹介B 富士通(3) JT - 勝点 勝数 得点 順位
高槻市王将会B * 4 3 - 2-0 7 74 1
富士通(3) 1 * 1 - 0-2 2 17 3
JT 2 4 * - 1-1 6 59 2
- - - - * - - - -
※得点とは大将:12点、副将:11点、三将:10点、四将:9点、五将:8点と換算したもの


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