富士通は太田、竹村、大栗、西田、鈴木康の5名で参加。 前回B級準優勝につきA級初参加、初優勝を目指しました。
富士通(1) A級優勝 表彰後
前列左から:太田、竹村、大栗、 後列左から:鈴木康、西田 (拡大) |
あらためて過去の結果をチェック。 名古屋市役所-鉄板のイメージがありましたが、 最近は2強(天野高志:朝日アマ名人、富樫尚寛:愛知アマ名人(敬称略))がでておらず、 前回ベスト4、愛知県庁、名古屋市役所、中部電力、デンソーで競っている。 それとB級で2度(予選、決勝)負かされた三重県庁。 これらをマークする内容で、参加メンバーに檄メールをとばす。
名古屋駅に集合して中日新聞社へ。 大会当日に予選組合が提示され、富士通は、愛知県庁、中部電力、デンソーのブロック。 なんと前回ベスト4のうち3つと同じという鬼ブロック。 優勝目指す以上どこ相手でも勝つだけと気合を入れなおした。
1回戦 中部電力に3-2で辛うじて勝つも
2回戦、デンソーに2-3で競り負け、暗雲がたちこめる。 「予選は1敗できる!」のだが、これでもう負けられなくなった。 しかも3-2で勝っても 予選落ちの可能性がある。
3回戦、愛知県庁は前回優勝ながら今回不出来で2連敗中。
ここで、太田さん「5-0 狙いましょう!」の檄。これが利いてか、富士通が5-0勝ち!
中部電力、デンソーとの三つ巴戦を、勝数差と直接対決(中部電力に勝ち)で1位抜けとなった。
結果的に、鈴木康さんのコメントにもありますが、
予選落ちの可能性も大きかった鬼ブロックを1位抜けできたのが非常に大きかったです。
ちなみに、名古屋市役所、中部電力、デンソー、富士通が実力伯仲、対戦スコアすべて3-2。
決勝 三将戦 竹村vs小林氏(名古屋市役所A) 丸銀損から粘り続けた局面。▲3九玉として混戦に。 以下執念の大逆転勝で優勝を手繰り寄せた。 |
1回戦、別ブロック2位の日本ガイシに快勝。
決勝は、名古屋市役所。本大会優勝常連、前回も準優勝チームだ。
五将戦、鈴木さん持時間残しての投了 0-1
副将戦、右隣の大栗くんが投了。 0-2
四将戦、左隣の西田さんが逆転勝ち! 1-2
三将戦、自分は丸銀損の劣勢。正直、自分負け=チーム負けを覚悟しましたが、勝負手を連発して執念の逆転勝。
直後、太田さん(大将戦-勝ち!) からチーム勝ちを聞かされビックリ、
思わずのガッツポーズとなりました。やったぜ!
富士通3-2名古屋市役所
太田○●安富
大栗●○福島
竹村○●小林
西田○●稲垣
鈴木●○鈴木
次回,第80回(12/6) 連覇目指します!!
今回初めての参加、しかもチームとしてもA級初参加で、皆さんのテンション が高い感じがしていただけに、個人的にも胸中に秘する物がありました。
「今回が最初で最後となっても悔い無きよう、5局最後まで全力を尽くす」
・・とは意識をしていたつもりながら、いきなりの緒戦で必勝の将棋を最後、
相手の必死の食いつきに応手を誤って大頓死・・、流石に愕然としました。
しかし、今回は本当にこの時から、他のメンバーの方々の確固たる意志が
伝わってきました・・(絶対に優勝する!)
横を見ると竹村さん、西田さん
が時間を切らしての中押し勝ち。鈴木康夫さんは必勝の将棋を逆転され、
本当に悔しそうでしたが、隣で大栗さんが2-2決戦を、最後まで冷静に
寄せきり、薄氷の3-2勝ち。皆さんの踏ん張りに本当に救われました。
・・と同時にその瞬間、何か自分が失いかけていた物が、
蘇ってきたような感覚がありました。
正直、このところ一年間、将棋に関して全く気持ちが入っていない状態が
続いており、団体戦でも全くと言っていい位、貢献出来ていませんでした。
何故かこの瞬間に、自然と敗戦をすぐに切り替え、急に目の前の扉が開いた
ような感覚になり、以後は自然と対局に集中出来ていました。
第2Rは2-3で惜敗したものの、内容的には完封負け・・、その状況で 大栗さんと共に、何とか必敗の将棋を切れ勝ち!後で考えると、この2勝も 大きく物を言う事になるとは・・、今回は本当に、全て流れがいい方向に 傾き、かつ団体戦としての結束(こういうのがチームワークなのでしょう) が、うちのチームが最も高かったのかもしれません。
第3Rは、望外の5-0で完封勝ち! まさか・・とおもいましたが、唯一の 想定パターンの結果となり、前回4強のうち3チームが固まった鬼ブロックを 一位!で通過しました。
これで勢いがついたのか、準決勝も連続完封!・・そしていよいよ本当に 決勝に駒を進め、相手は頂点回帰を狙うべく・・・、名古屋市役所でした。
勢いもあったのでしょうが、本当に今回は、精神的にチーム状態が良かった 証しなのでしょう・・、決勝も激戦を競り勝っての3-2、 しかも3勝とも 全て逆転勝ちでした。西田さん、竹村さんの将棋も執念が伝わってくる内容 でしたし、自分も後で見ますと、気持ちを切らさず、よく勝負所でチャンス を捕らえて体制を入れ替えられたと思います。勝ちが決定した瞬間、思わず 出た竹村さんのガッツポーズ(!)が本当に印象的でした。
終わった後の打ち上げ・・大会終了後、これほど酒が美味しかったのはいつ
以来だったか・・富士通将棋部員としては、実は団体戦初優勝!でした。
本当にやっと、部に貢献出来たような感覚と共に、将棋その物に対して、
失いかけていた感覚を取り戻させてもらえたのは幸運の一言につきます。
中部職団戦、最短3期での初優勝・・部としてもある意味、一度しかない
快挙と思いますので、その一人に加えて頂き、本当に有難うございました。
また次回も、頑張りましょう。
決勝 四将戦 西田vs稲垣氏(名古屋市役所A) △6九飛〜△7八銀成〜△6七馬でぴったり即詰み。 優勝につながる貴重な一勝をあげた。 |
初戦(中部電力)に3-2勝ち。 ただし太田さんが頓死。”えーっ”、ちょっとショック。
2回戦(デンソー) 仕掛けが上手くいって楽勝ムードだったが、王手飛車に気づいてなくて負け。
チーム2-3で負け。相手から”王手飛車に必ず掛かると思っていた”の一言で頭に血が上りました。
竹村さんも納得いかない負けだったようで固まってしばらく動きませんでした。こんな竹村さんは初めて見ました。
この負けで予選落ちの可能性が・・・。
暗くなりかけましたが昼食時、太田さんの”5-0なら一位通過の目がある!”の檄でチームが息を吹き返しました。
3回戦(愛知県庁)は見事5-0で予選1位通過。うちが負けたデンソーが落ちたのはびっくり。
4回戦(日本ガイシ) 5-0で勝って余力を残して決勝進出。
決勝(名古屋市役所) ガス欠気味でしたが、気合再点火で格上の相手(今まで未勝利)に一発入れました。
3-2でチームも勝ち、見事優勝となりました。
今回もチームメイトに恵まれました。
紫紺の優勝旗は重たかったですが気持ち良かったです。
次も優勝できるといいなぁー。
鈴木康です。
準決勝 五将戦 鈴木康vs川江氏 (日本ガイシ) ▲4一角を含みに▲7五歩が急所の攻め。 以下は一気に寄せ切った。 |
私が勝った時はいずれもチームが5-0だったので意味が薄かったです。
予選3局目の勝利はリーグ1位通過に必要だったのが唯一の救いです。
もっとも予選2局目の対デンソー戦で必勝になった将棋をしっかり
勝ちきっていれば、チームが3-2で勝っていて、
予選最終戦のノルマがずっと楽になっていたので威張れません。
棋譜は準決勝の対局です。 後手一手損角替りに早繰り銀で対抗し、 銀交換から銀を割り打ちで敵陣を弱くして、 玉のコビンでもある桂頭から攻めて一気に寄せ切りました。
決勝も負けてしまってチームメイトに助けられてばかりでした。 前回に続き、今回もチームで私一人のみが負け越しているので 次回は勝ち越して、チームの勝利に貢献したいと思います。
準決勝 副将戦 大栗vs古賀氏 (日本ガイシ) ▲8二歩〜▲7二角が着実で厳しかった。 以下は安全運転で優勢を拡大した。 |
今回は、A級参加になり断然気合が入りました。
予選1回戦は、後手番1手損角換りになりました。急所の角打ちが入り、優勢になり、2勝2敗となったプレッシャーの
かかる場面で勝ちを読みきり、
最後は時間を切らしました。
予選2回戦は、時間切れ負けないそうなところで、馬の王手
で相手の玉を素抜き逆転勝ち。ついてました。
予選3回戦は、序盤苦しみながら逆転勝ち。チームが3チーム同率(2勝1敗)の中、個人3連勝で1位通過ということに貢献できて正直ほっとしました。
準決勝は、横歩取り4五角型で、途中後手の相手が2八歩を打たずに2三歩を打ち、こちらも2八飛と引き 未知の将棋となりましたが、優勢になり、回り道をし安全に安全に勝ちきることが出来ました。
決勝は、相手の攻めを切らしたところで1手ばったりで敗戦。息切れした感じがあり、集中力の低下を感じました。 その中、チームが3勝2敗で勝ちました(感謝です)。
次回は、チーム連覇・個人全勝を目指して頑張っていきたいと思います。
回戦 | 相手チーム | 太田 | 大栗 | 竹村 | 西田 | 鈴木康 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
中部電力 (A) | 大将 櫻井 ● |
副将 太田 ○ |
三将 杉本 ○ |
四将 古市 ○ |
五将 栃木 ● |
3 - 2 ○ |
リーグ 2回戦 |
デンソー (A) | 大将 二ノ宮 ○ |
副将 玉津 ○ |
三将 西尾 ● |
四将 臼井 ● |
五将 後藤 ● |
2 - 3 ● |
リーグ 3回戦 |
愛知県庁 | 大将 小林 ○ |
副将 高津 ○ |
三将 石塚 ○ |
四将 川人 ○ |
五将 廣野 ○ |
5 - 0 ○ |
準決勝 | 日本ガイシ | 大将 中嶋 ○ |
副将 古賀 ○ |
三将 山田 ○ |
四将 田中 ○ |
五将 川江 ○ |
5 - 0 ○ |
決勝 | 名古屋市役所(A) | 大将 安富 ○ |
副将 福島 ● |
三将 小林 ○ |
四将 稲垣 ○ |
五将 鈴木 ● |
3 - 2 ○ |
計 | - | 4 - 1 | 4 - 1 | 4 - 1 | 4 - 1 | 2 - 3 | 18 - 7 優勝 |
A級1組 | 愛知県庁 | デンソー(A) | 中部電力(A) | 富士通 | 勝点 | 勝数 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
愛知県庁 | * | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
デンソー(A) | 3 | * | 2 | 3 | 8 | 2 | 3 |
中部電力(A) | 5 | 3 | * | 2 | 10 | 2 | 2 |
富士通 | 5 | 2 | 3 | * | 10 | 2 | 1 |
富士通 |
━ | ┓ | 5 | ||||||
┃ | 富士通 | ━ | ┓ | 3 |
|||||
日本ガイシ | ━ | ┛ | 0 | ┃ | |||||
┃ | 富士通 | ||||||||
名古屋市役所A | ━ | ┓ | 3 | ┃ | |||||
┃ | 名古屋市役所A | ━ | ┛ | 2 | |||||
中部電力A | ━ | ┛ | 2 |
愛知製鋼 | ━ | ┓ | 2 |
||
┃ | 中部電力B | |
|||
中部電力B | ━ | ┛ | 3 |
岐阜市役所 | ━ | ┓ | 3 |
||
┃ | 岐阜市役所 | |
|||
マキタ | ━ | ┛ | 2 |