2011クラブカップ将棋対抗戦「一般の部」

日時：2011年3月6日（日）

場所：よみうり神戸ホール

競技方法:

総平手戦、2回戦制の予選後、（2連勝○○）、（1勝1敗○●）（1勝1敗●○）（2連敗●●） の成績別にそれぞれトーナメントを行う。

持ち時間はすべて30分切れ負け。

結果：

富士通1 (竹村康正、松岡宏和、大栗信一)　予選○●、本戦2回戦進出

富士通2 (高瀬伸、北村和弥、福井淳一郎)　予選●●、本戦1回戦敗退

富士通3 (竹田健司、高尾秀男、多田和生)　予選●●、本戦優勝

その他の結果(連盟ページ)

富士通1　対局風景

富士通2 対局風景

富士通3　対局風景

富士通3　表彰風景

　全試合、竹田、高尾、多田というオーダで臨みました。
　予選は強敵相手に連敗スタートとなりましたが、 展開的にはそれが幸いしたようで、本戦1、2回戦と3-0勝ち。 高尾さんも、エンジンがかかってきた感じです。 準決勝、決勝と高尾さんと私が、それぞれ1敗しましたが、 大将の竹田さんは、予選で1敗しただけで本戦は全勝。
　2年前の竹村チームに続き、シールドクラス優勝となりました。

富士通3　予選2回戦

　図は予選2回戦の最終盤。こちらは詰めろで受けもないので、 8三桂成からバラして７四角と詰ましに行くしかないと思いました。 読み切っていたわけではありませんが、どう応じても即詰みのようです。 チームは負けましたが、自分としてはこの勝利で調子に乗ることができたので、 印象に残る一局です。

　予選1回戦は、ゴキゲン中飛車対47銀でした。(私が47銀) 急戦でいくつもりでしたが、 手順を間違えたようでうまくいかないと感じ、持久戦に切り替え。 その後、相手が間違えたようで、押さえ込みに成功して優勢。 終盤は形勢も時間もぎりぎりになりましたが、運良く勝てました。

　予選2回戦は、四間飛車穴熊対72飛戦法でした。(私が47銀) ほぼ定跡形でうまくいったと思っていましたが、 相手も満足と考えていたようです。 受け間違えて、劣勢。終盤は敵玉に迫りましたが、時間切れ負け。

　本戦1回戦、対振り飛車急戦で序盤優勢なわかれでしたが、 途中で間違えて最後は負け形。 お互いに時間切れが迫る中で、敵玉を上へ追い出して、敵玉(76)が自玉(68)に接近。 相手が歩を成って(56->57)王手を掛けてきましたが、 その手で自飛車(16)の横利きが通って敵玉へ直射。 一旦玉を逃げてしまいましたが、相手考慮中に指摘して投了、勝ちを拾いました。

　本戦2回戦、準決勝は相横歩取り、相掛り85飛形！でした。 この2局は、中盤で優勢になり押し切ることができました。

　決勝は、相矢倉37銀形。私は後手で反撃狙いでした。 私の受けがまずく、相手の攻めが決まっていましたが、 対局中はまだまだと思っていて、 「とりあえず利かし」で敵玉頭へ86歩と突き捨てたところ、 相手が攻め急いでしまい混戦に。 相手の時間がなかったこともあって、 最後は自玉が詰まず、またも勝ちを拾いました。

　終了後に自チームの勝利を聞き、 大変うれしく感じたことを覚えています。

2011/3/22 記: 竹田

打上風景

シールドトーナメント　（予選●●チームのトーナメント）

シールドトーナメント