全勝の浅倉さん、三浦さん |
富士通(A) A級 決勝 対局風景1 |
富士通(A) A級 決勝 対局風景2 |
2016/6/ 記:中治
回戦 | 相手チーム | 漢那 | 浅倉 | 広瀬正 | 能勢 | 中治 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
NEC(B) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 ○ |
4 - 1 ○ |
リーグ 2回戦 |
キャノン | 大将 ○ |
副将 ○ |
四将 ● |
五将 ○ |
三将 ○ |
4 - 1 ○ |
リーグ 3回戦 |
多摩将好会(A) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 ● |
3 - 2 ○ |
決勝戦 | NEC(A) | 三将 ● |
副将 ○ |
四将 ● |
大将 ● |
五将 ● |
1 - 4 ● |
計 | - | 3 - 1 | 4 - 0 | 2 - 2 | 1 - 3 | 2 - 2 | 17 - 3 準優勝 |
富士通(A) A級優勝 表彰後 |
富士通(B) レポート担当の竹村@初参加です。
チームメンバは 北上さん,杉山さん,竹村,伊藤健さん,黒木さん。
前回と滝瀬くんと竹村が入れ替わった内容でした。(以下敬称略)
ライバルNEC戦。
竹村は接戦を粘りにいってしまい形勢損なう。
穴熊攻めで相手玉に食らいつくも、最後はキッチリ寄せられて負け。
初参加の初戦敗退に打ちしがれるも、北上,伊藤,黒木が勝ってチーム勝ち(お)
下位2枚の勝ちは心強かった。
竹村は四間穴熊で対5筋位取り。向か飛車に転換して反発して制勝。
北上,竹村,伊藤が勝ってチームも勝ち。勢いのってきた^^
竹村は早々相手飛車を詰して制勝。
杉山,竹村が勝つも、あと1歩届かずチーム負け。
富士通(A)との同志討ち回避で3決進出。
竹村は対美濃の端攻めきめて制勝。
杉山,竹村,伊藤が勝ってチームも勝ち。A級3位入賞♪
初参加としては上出来かなぁ^^
打上は、青山,竹村,大場,米谷で宮崎焼鳥「とり家ゑび寿」
おすすめの将棋道場、焼き鳥の話などで盛り上がりました.
回戦 | 相手チーム | 北上 | 杉山 | 竹村 | 伊藤健 | 黒木 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
NEC(C) | 大将 ○ |
副将 ● |
三将 ● |
四将 ○ |
五将 ○ |
3 - 2 ○ |
リーグ 2回戦 |
川老連(A) | 大将 ○ |
副将 ● |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
3 - 2 ○ |
リーグ 3回戦 |
NEC(A) | 大将 ● |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 ● |
2 - 3 ● |
3位決定戦 | キャノン | 大将 ● |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
3 - 2 ○ |
計 | - | 2 - 2 | 2 - 2 | 3 - 1 | 3 - 2 | 1 - 3 | 11 - 9 3位 |
富士通(B) 集合写真 |
歴史的な名人交代劇となった第74期名人戦。
第119回川崎市職団戦は、その第5局(決着局)を翌日に控えた平成28年5月29日に開催されました。
信者の多い羽生名人だけに参加者の間では、通算10期目の名人位へ‘巻き返し’を予測する声も聞かれましたが・・・。
(ターニングポイントは、第2局かな?)。
この大会には、知る人ぞ知る‘由緒正しい逸話’が存在します。
それは、昭和34年「この川崎市職団戦の対戦方式を参考にし、時の日本将棋連盟が現行の職団戦を立ち上げた!」という史実です。
連盟主催の第109回職団戦は4月10日に実施されましたが、川崎市職団戦より開催数が少ないのはその為です。
又、川崎市職団戦の特色としては、参加する各企業・団体が毎回持ち回りで幹事を務め、設営や進行を
担う方式をとっており、参加者が協力し合い継続して来た伝統もあります。
今回の大会は「富士通」が幹事企業でしたので、私も一員として各軍の皆様と、賞品類の搬入や三角プレートの設置等を行いました。
富士通(C)チームは、前回(第118回)3位で昇級し、今回はB級へのエントリーとなりました。
メンバーは、大将=米谷さん・副将=辻さん・三将=三浦・四将=青山さん・五将=中谷さんの5名で、
この対戦オーダーは、チーム幹事の中谷さんがある思惑を秘めて組みました。
中谷さん曰く、狙いは「上の3人で2勝?下の2人で1勝?を挙げる!」とのこと。
前回3位の悔しい想いバネに、今回は優勝を目標に臨みました。
初戦の対戦相手は、この大会の‘運営上の取り纏め役’である「市役所」でした。
川崎市将団戦は表向き回毎に幹事企業・団体が存在しますが、実質的に市役所チームが‘扇の要’の役割を果しており、
イメージ的には「幹事の中の幹事」と位置付けられると思います。
毎回、ご足労&気苦労には、頭が下る想いです。
どの大会でも緊張する初戦は鬼門ですが、勝つと負けるでは‘チームの勢い’に大きな差が生まれます。
私の対局は、幸い序盤から優位な戦局となり、十数分で終局を迎えました。
団体戦特有の空気感?と言えますが、勝ち星を先取する事でチーム全体の士気が高まります。
又、個人として一番プレッシャーに感じるのは「全敗でチームの足を引っ張る」事態ですが、
取りあえずの1勝ゲットで‘ホッ’と一安心出来ました。
早々に終局した私は盤側に回って、他のメンバーの戦況を観戦しました。
大将戦と副将戦が苦戦に観えましたが、副将)辻さんが難解な相穴熊戦を制し、終わって観れば圧勝という結果でした。
チームとしても個人としても、先ずは「一番落したくない初戦を勝利で飾り‘幸先良いスタート’を切る!」事が出来ました。
第2戦目は、C級で出場した前回も予選2回戦で当たって、0−5負けを喫した相手との対戦となりました。
因縁の相手でしたが、この展開は気持ちの持ち様で、チームにとって「リベンジチャンス」でもありました。
更に前回、辻さん・三浦・中谷さん(3勝1敗)は全勝を逃した因果もあり、個人リベンジを狙える展開です。
三菱重工と言えば、昨年の高視聴率TVドラマ「下町ロケット」では、帝国重工のモデル企業となりました。
正に「相手にとって不足は無い!」という心境で、闘争心テンションの高まりを感じたのは私だけかなぁ?。
三将戦の戦局。相手陣の四間飛車に、私は右四間飛車の陣形で対抗しました。
アマチュア間の対局では「四間飛車VS右四飛車」の戦型はよくある形ですが、何を隠そう私の数少ない得意戦法でもありました。
前局に続いて早々に勝名乗りを挙げ、私は盤側での応援に回りました。
他の対局は混戦模様?でしたが、ここでは大将)米谷さん・副将)辻さんが存在感を示して、
接戦ながらも‘溜飲を下げる’事が出来ました。
第3戦目は、この大会常連のJFEスチールとの対戦。
大会以外でも部活動を介して交流が有りますが、特に、相手チームの大将)山平さん・五将)葉田さんは、過去に若獅子戦への参加経験も有る方でした。
団体戦では、よく「‘顔見知り’が故に気が緩む!」事態が生じますが、ここは気を引き締めて臨みました。
川崎市職団戦のルール上、予選の一敗で優勝の目が無くなる為、緊張感を持続させる事が出来ました。
皆様方は、将棋で‘ポカ’と言えば、どんな指し手を思い浮かべますか?
具体例では、‘二歩’や‘頓死’も時には「ポカ」と表現されますが、厳密には‘反則’と‘読み抜け’に分類されると思われます。
定義が曖昧ですが、勘違い‘王手見逃し’やウッカリ‘飛車取り王手’をくらった時等は、ポカと言えると思います。
ただ、通常ポカには不特定多数の局面が想定されますが、単一局面図が思い浮ぶ「究極のポカ」が存在します。
前振りが長くなり恐縮ですが、三将戦で「誰もが思い浮かぶポカ局面」が出現しました。
先手)三浦▲vs後手)相手▽⇒初手から、▲7六歩・▽3四歩・▲4八銀・▽4二銀?・▲2二角成!(エア途中図)・・・と、
指し手が進みましたが、この途中図がポカ成立の局面です。
これこそが「キング・オブ・ポカ」と敬称されるべき、王道を行くポカではないでしょうか?
何と言っても、脳内で容易に局面の再現が可能なポカです。
正直な話し、私は▲2二角成ところで、一瞬▲6六歩と指しそうになりました。
あまりに不意のチャンスだったが為にスルーし、危うく「幻の途中図」と化すところでした。
同図以下は、▽3三桂・▲1一馬・▽3一金・▲1二馬・・と進行し、先手は角香得で馬が出来た勘定になりましたが、
相手は終局まで指し続けました。
途中図の瞬間、相手は「ウッ!」と唸り声を上げ瞬時に顔が強張りましたが、
「団体戦が故に即時投了が出来なかったのかなぁ?」と感じました。
チーム戦績としては、2回戦に続き3回戦も接戦を制し、気分良く決勝を戦えます。
私としては、予選3試合連続で‘一抜け’で、チームの決勝進出に弾みを付けられました。
いよいよ「優勝」と名誉を賭けた決勝戦。
対戦相手の三菱UFJ(A)は、かなり前評判の高いチームでした。
私の記憶が確か?であれば。前回はCクラスで優勝し昇級しましたが、
決勝戦では三菱重工(A)を5−0で下しました。
(予選2回戦レポートで触れましたが)その三菱重工(A)に私たち富士通(C)は0−5で敗れて3位決定戦へ回りました。
つまり、「富士通(C)を5タテした三菱重工(A)を5タテした!」という事です。
今大会では、私は三将だった事もあって気楽に指せました。
その点では、大将)米谷さんは大変だった?と思います。
相手が強豪チームだけあって、私の対局は予選の三局よりは長引きましたが、
序盤から終局まで‘優勢’を意識して指し継げました。
終始‘指し易さ’を感じていた事もあり、両隣の副将戦と四将戦の戦況を、ところどころ横目で観ながら対局しておりました。
進行中の段階では、私の心中ではチームの優勝も視野に入っておりましたが、
結果的には「強豪チームを相手に惜敗」という形になりました。
何はともあれ、個人としては全勝を挙げて、チームの準優勝に貢献出来ました。
次回大会では、Aクラスに富士通(A)・富士通(B)・富士通(C)が居並ぶ様です。
挑戦者として、上位の胸を借りたい!と思っております。
私の大局観では、青山さんの対局は勝ち将棋でした。
四将戦の中盤では青山さん圧勝の戦況でしたが、相手角の封じ込め(決め手)を逃して‘一手違い’の終盤戦へ縺れ込みました。
更に、最終盤に突入して、相手陣が‘捨て身の寄せ’に出た戦局では、敵の攻め駒は無視して玉をかわせば、
一手違いで青山さんの勝ち!(感想戦で確認)でしたが、取ってしまい頓死で終局しました。
相手は負けを覚悟していたらしく、「すいませんねー」と一言。
青山さんは、終局直後〜表彰式が終わるまで‘悔しさ’を覘かせておりました。
富士通(C) A級 決勝 対局風景 |
富士通(C) 集合写真 |
私は‘七冠フィーバー’をキッカケに、棋士の直筆色紙や直筆扇子の収集を始めました。
昨年の12月で、羽生名人(当時)は棋士デビュー30年を迎えました。
私は「30年を記念して・・」と思い立って、日本将棋連盟へ依頼、
「掛け軸・置駒(1尺)・桐平駒箱へ、羽生さんの座右の銘を揮号して頂ける」事になりました。
そして‘掛け軸・置駒・駒箱’が出来上がったのが、今年3月の事でした。
翌月に名人戦開幕を控えた時期で、その時点では「防衛は濃厚」と観ていた為、
単に‘コレクションが増えた’と思っておりました(が・・)。
今振り返れば、「名人 羽生善治」署名入り揮号は、貴重な品では?と思えて来るから不思議なものです。
回戦 | 相手チーム | 米谷 | 辻 | 三浦 | 青山 | 中谷 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
市役所 | 大将 ● |
副将 ◯ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
4 - 1 ◯ |
リーグ 2回戦 |
三菱重工(A) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 ● |
3 - 2 ○ |
リーグ 3回戦 |
JFEスチール(A) | 大将 ○ |
副将 ● |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
3 - 2 ◯ |
決勝 | 三菱UFJ(A) | 大将 ● |
副将 ● |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 ○ |
2 - 3 ● |
計 | - | 2 - 2 | 2 - 2 | 4 - 0 | 2 - 2 | 2 - 2 | 12 - 8 準優勝 |