2016年秋 第110回職域対抗団体戦


参加者:
富士通(1): 鵜木、関上、植木祐、奥村、浅倉
富士通(2): 出澤、島、漢那、鈴木恵、本行
富士通(3): 中治、喜多、広瀬正、足立、能勢
富士通(4): 村中、志田、杉山、滝瀬、池島
富士通(5): 北上、竹村、福永、小澤、米谷
富士通(6): 鈴木敏、三浦、池田、町田、辻
富士通(7): 黒木、大石、伊藤健、吉田、青山
富士通(8): 実藤、斉藤、中谷、大場、二宮
富士通(9): 広瀬俊、高橋俊、望月、渡辺、別宮
富士通(10): 池、山崎、川上、植木麻、高橋一
(敬称略)
日時:2016年11月3日(木)
場所:東京体育館(千駄ヶ谷駅)
結果:
富士通(1) S級 : 3位 (予選リーグ2位) (奥村)
富士通(2) S級 : 予選リーグ4位 (出澤)
富士通(3) A級 : 3回戦進出 (足立)
富士通(4) A級 : 慰安戦一回戦敗退 (滝瀬)
富士通(5) A級 : 慰安戦一回戦敗退 (小澤)
富士通(6) B級 : 3回戦進出 (池田)
富士通(7) C級 : 慰安戦三回戦進出 (青山)
富士通(8) C級 : ベスト8 昇級△ (二宮)
富士通(9) F級 : 2回戦進出 ()
富士通(10) F級 : 慰安戦準優勝 昇級△ (高橋一)
※()内はレポーター
連盟ページ:内閣総理大臣杯 第110回職域団体対抗将棋大会レポート

富士通(1) S級3位 記念撮影

富士通(1) S級 : 3位 (予選リーグ2位) (奥村)


予選3回戦 対局風景

準決勝 対局風景

レポート担当の奥村です。

例年通り文化の日、11月3日に行われました職団戦ですが、
私にとっては、ちょうど生まれて始めてビンタをされた日の翌日だったこともあり、
コンディションはかなり悪めでした。

体調は良かったです。

今回、富士通1軍のメンバーは
鵜木さん、植木さん、関上さん、浅倉君、奥村という鮮度の高い布陣であり、
老練なNEC、リコーにどう立ち向かっていくかというところでした。

また来年度以降のルール変更を受け、今回S級から脱落するチームはおらず、
ただ上だけを目指す大会でもありました。

【1回戦 ジュポン化粧品(1) 4−1勝ち】

今回、チーム幹事としてオーダーも奥村が決めさせていただいております。

私は嘉野さんとの対局。石田流に棒金で対抗し、ひどい内容ながら、なんとか勝つことができました。

全体としては、植木さんが桐山さんに敗れてしまったものの、
関上さんが王手すらかけさせない圧勝で、4勝1敗で勝つことができました。

【2回戦 リコー(1) 2−3負け】

優勝候補の一角たるリコー1軍との対決、オーダーが大事になってくるところですが、
これはほとんど運頼みなので、私の日頃の行いの悪さが響きそうなところです。

私は近年さらに貫禄が増した山田氏との対局となりました。
当時山田氏には4連敗中で、
パターンとしては序盤の悪さを中盤でひっくり返すも、終盤で競り負けることが多い相手でした。

本局は、相掛かりから案の定作戦負けとなりましたが、中終盤で逆転し、そのまま押し切ることができました。
ただお互いの調子の悪さが出たような何とも不完全燃焼な一局ではありました。

チームとしては2-3負けで、決勝トーナメントへの進出は3回戦の結果次第となりました。

【3回戦 日本生命(1) 4−1勝ち】

東大OBしかいないという私にとってはやりやすい相手でした。 結果は4−1で決勝トーナメントへの進出が決まりました。

【準決勝 NEC(1) 1−4負け】

あと2回勝てば優勝というところ、NECとの対戦となりました。

ここまで3連勝で、初の全勝を目指す私は宮原氏との対局。
米長流急戦矢倉から熱戦を繰り広げましたが、最後一歩が足りずに詰まないという、しょっぱい結果となりました。

チームも1−4で負けてしまい、唯一浅倉君だけが気を吐く結果となりました。

総括としては、オーダーも対局も運の悪さが目立った格好となりましたので、
まずは人に親切にするところから始めていきたいと思います。

2016/11/26 記:奥村

富士通(1)の対局結果 S級
回戦 相手チーム 鵜木 浅倉 植木 奥村 関上 勝負
予選
1回戦
ジュポン化粧品 (1) 大将
渡邊健
副将
井ノ上
三将
桐山
四将
嘉野
五将
不戦勝
4 - 1
予選
2回戦
リコー (1) 大将
河崎
三将
武田
副将
中川
四将
山田雄
五将
細川
2 - 3
予選
3回戦
日本生命 (1) 大将
木口
四将
宮川
五将
斎藤
三将
種橋
副将
矢吹
4 - 1
準決勝 NEC (1) 大将
清水上
副将
川村
四将
加藤
三将
宮原
五将
船橋
1 - 4
- 1 - 3 3 - 1 1 - 3 3 - 1 2 - 2 10 - 10
3位

S級1組の結果
S級1組 富士通 (1) リコー (1) ジュポン化粧品 (1) 日本生命 (1) 勝点勝数順位
富士通 (1) * 2 4 4 2102
リコー (1) 3 * 3 4 3101
ジュポン化粧品 (1) 1 2 * 2 054
日本生命 (1) 1 1 3 * 153

S級決勝トーナメント
リコー (1)(1組1位) 3     
      リコー (1)4 
リコー (2)(2組2位) 2    
          リコー (1)
NEC (1)(2組1位) 4    
      NEC (1)1 
富士通 (1)(1組2位) 1     

富士通(2) S級 : 予選リーグ4位(出澤)

はじめに

3度目のA級優勝から半年、またS級で指せるのはありがたいことです。
メンバーは島さん、恵介君、漢那君、本行君、出澤の5名。
前回のA級優勝から浅倉君が本行君に代わっただけで後は同じメンツ。
しかも、今回はS級からの降級が無いので気楽に指せます。

個人的には勝又先生の前日講座に久し振りに参加し、角換り、矢倉の 最新の変化を聞いて、少し調子が上がったような気がしました。

対NEC(1) 2−3負け

今回はNEC(1)、三菱UFJ銀行、リコー(2)のリーグ。
どちらに入っても大変ですが、もしかしたら予選抜けもあるんじゃないか、 と甘いことを考えていました。

オーダは漢那君、島さん、恵介君、出澤、本行君の順。
出澤の相手は川村さん。何回か当たっていますが、相性は悪くないハズ。
後手を引いて角換りへ。前日練習会で講座を受けたので少し自信持って指せたと思います。

とは言え局面は悪くなりました。いろいろ当たって忙しい局面です。


第1図 93手目 ▲3七同馬の局面

△7七歩成▲同桂△7六桂▲7九玉△6八桂成▲同金△7七桂成▲同金△8五桂


第2図 102手目 △8五桂の局面

最初の歩成を金で取るか、桂馬の王手に▲9七玉なら負けだったと思います。
全ての駒が捌け、あっという間に勝勢になりました。

両隣の恵介君、本行君も優勢に見えましたので、チームも勝ったかと思いましたが、 本行君は逆転負けでした。
残念ながら2−3負け。

対三菱UFJ銀行 2−3負け

2戦目はお互いに初戦に負けた三菱UFJ銀行との対戦。
指しても喋ってもウルサイ同期の某氏が出ていないので、結果はともかく気持ち良く指せそうです。

オーダは本行君、恵介君、出澤、漢那君、島さんの順。
出澤の相手は広岡さん。苦手な向飛車に左美濃で対抗して下図。


第3図 42手目 △4五歩の局面

▲同桂△同銀▲同銀△2五飛▲同飛△同桂▲2三飛
何か勘違いがあったと思います。以下快勝。

右側で指していた漢那君、島さんは苦しそうで、本行君は良さそう。
恵介君は難解でしたが、徐々に悪くなり結果はまたまた2−3負け。

対リコー(2) 1−4負け

3戦目はリコー2軍。4−1勝ちで一応予選抜けの目もあります。
負けても降級はありませんが、それでも1勝はしたいところです。

オーダは出澤、本行君、恵介君、島さん、漢那君の順。出澤の相手は瀬良さん。
誰と当たっても強敵ですので思いっきり攻める展開になればと思って指しました。

勢いだけで仕掛けたのが下図です。


第4図 19手目 ▲4五桂の局面

勝又先生の前日講座で聞いていた形とは少し違いますが、きっと悪くならないと思いました。 更に攻めかかって下図。


第5図 40手目 △4六角の局面

▲6四飛△同角▲6五桂
で両方の桂馬が使える展開になりました。 駒損の無理攻めのような気もしますが、攻めが通って勝てました。(^^)v

隣の本行君が山田洋次さん相手に熱戦を繰り広げていましたが、最後は届かず負け。
結局1−4負けでチームとしては残念ながら3連敗となりました。

最後に

リコー戦はともかく、NEC戦、三菱UFJ戦はあと少しで勝てる展開でしたが、 その「あと少し」が厳しいのでしょうね。
出澤自身は今回は勝又先生の前日講座で角換りの変化を聞いて、自信を持って指せたのが 結果に繋がったと思います。

皆さま忙しいなかで大会に参加するので定跡など覚える時間もなかなか取れないと思いますが 一夜漬けも少しは効き目があります。
みなさま出られるときはぜひ聞いてください。


予選1回戦 対局風景

予選3回戦 対局風景1

チームメンバーの感想(あいうえお順)

@漢那さん
初戦のNEC戦は勝ちの局面を勝ちきれない等、自分の終盤力のなさを痛感させられた大会でした。
半年後に出直します。

A島さん
二度の2-3負けの原因となってしまい、すみませんでした。
内容は秒読みでの自爆負け、勉強不足からの完敗、完敗の内容から最後に巡ってきたチャンスを逃すトン死負け、
といった感じで棋力もそうでしょうが集中力と将棋体力不足を感じました。
来年以降に向けて巻き返しを図ります。

B鈴木恵介さん
今回は3期ぶりにS級で指せることになり、楽しみにしていました。 結果は1勝2敗でしたが、負けた2局は勝ちの局面があったので残念です。
勝負所で勝ちきれなかったので、次回はチームに貢献できるよう頑張ります。

C本行さん
初めてのS級で緊張しました。
序盤は意外と通用しましたが、終盤格の差を見せつけられたので次出場するときまでに鍛えなおしてきます。

2016/11/14 記:出澤

富士通(2)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 出澤 漢那 鈴木恵 本行 勝負
予選
1回戦
NEC (1) 大将
清水上
副将
川村
三将
加藤
四将
宮原
五将
船橋
2 - 3
予選
2回戦
三菱UFJ (1) 五将
三和
三将
広岡
四将
奥本
二将
池田
大将
吉田
2 - 3
予選
3回戦
リコー (2) 四将
桑山
大将
瀬良
五将
菊田
三将
山内
副将
山田洋
1 - 4
- 0 - 3 3 - 0 0 - 3 1 - 2 1 - 2 5 - 10

S級1組の結果
S級2組 富士通 (2) NEC (1) リコー (2) 三菱UFJ (1) 勝点勝数順位
富士通 (2) * 2 1 2 054
NEC (1) 3 * 3 4 3101
リコー (2) 4 2 * 4 2102
三菱UFJ (1) 3 1 1 * 153

富士通(3) A級 : 3回戦進出 (足立)

3軍レポート担当の足立です。関東職団戦は今回で3回目です。
今回も関西からの遠征で、0泊1日の強行スケジュールでした(前後に休みをとれなかったので止むを得ず)。
過去2回は2局しか指せてなかったため、まずは3局以上指せれば良いかなと思っていました。

1回戦 三菱重工業(1) 4−1勝ち

3手目▲9六歩で少し駆け引きはありましたが、結局左美濃vs振り穴の対抗形に。


第1図 三菱重工業(1) 32手目 △5三銀の局面

第1図以下の指し手
▲3五歩 △同 歩 ▲5五歩 △5二飛 ▲3八飛 △6四銀 ▲3五飛 △5五歩 ▲6八金寄 △5六歩 ▲3七桂 △3八歩 (第2図)


第2図 三菱重工業(1) 44手目 △3八歩の局面

相手から▲5五歩とおさえられる手を気にしていましたが、本譜は逆に制圧できました。
以下、難しいところもありましたが相手の無理気味な攻めからカウンターで勝ち。

2回戦 リコー(4) 4−1勝ち

振り穴に対し、△5三銀右急戦から仕掛けられたところ。


第3図 リコー(4) 52手目 △6五歩の局面

第3図以下の指し手
▲同 銀 △7七角成 ▲同 桂 △4四銀 ▲5三歩 △同 金 ▲5四歩 △5二金引 ▲4六角 △6四歩 ▲同 銀 △8六飛 ▲5三歩成 △同銀引 ▲同銀成 △同 金 ▲6五桂 △5四金 ▲5五金 △同 金 ▲同 角 (第4図)


第4図 リコー(4) 73手目 ▲5五同角の局面

手順がいろいろ怪しかったですが、本譜はうまく攻めをつなげることができて勝ち。
△8六飛に代えて△6七角なら難しかったかもしれません。

3回戦 日本将棋連盟(1) 2−3負け

振り穴vs銀冠で▲6六銀が取り残された形で捌きあいになったところ。


第5図 日本将棋連盟(1) 64手目 △7六龍の局面

第5図以下の指し手
▲6七歩 △同 龍 ▲6八香 △7六龍 ▲6七歩 △8七龍 ▲6五桂 △8九龍 ▲9八香 △6三歩 (第6図)


第6図 日本将棋連盟(1) 74手目 △6三歩の局面

2回目の▲6七歩では、代えて▲8一馬なら良かったようです。
そこで△6七歩が気になって選びませんでしたが、▲5四馬がぴったりです。
本譜は△8九龍〜△6三歩でこちらの馬の活用が遅れてしまったことが響いて負け。
チームも2−3で負けてしまい、ここで終了となりました。


3回戦 対局風景1

3回戦 対局風景2

中治さん、能勢さんはさすがの3連勝でした。
個人的には初めて2回戦突破できたのがよかったですが、 2−3で足をひっぱる形になったのが、残念な結果ではありました。
気持ちを切り替えてまた来年頑張りたいと思います。

2016/11/7 記:足立
富士通(3)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 広瀬正 中治 足立 喜多 能勢 勝負
1回戦 三菱重工 (1) 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
2回戦 リコー (4) 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
3回戦 日本将棋連盟 (1) 大将
小林康
副将

三将

四将

五将
栗山
2 - 3
- 2 - 1 3 - 0 2 - 1 0 - 3 3 - 0 10 - 5


富士通(4) A級 : 慰安戦一回戦敗退 (滝瀬)

永世レポート担当の滝瀬です。今回の4軍レポートを担当します。
4軍のメンバーは竹中さん、志田さん、杉山さん、池島君、滝瀬です。
チーム幹事が池島君です。

1回戦 富士ゼロックス(1) 2−3負け

オーダーはチーム幹事の池島君が特に決めておらず、なんと席に座ったとおりの順番でした。
上から
池島
滝瀬
志田
杉山
村中
でした。

振り駒の結果、偶数先となり、私は矢倉を志向しました。
こちらが角道を止めた瞬間に相手は右四間飛車に。
今プロでも流行りの居角左美濃ではなく、普通の右四間で多少無理な攻めかと思いましたが、 こちらが中盤でまずい受け方をして、少しずつ攻めがつながり始めました。

そこで周りを見ると、池島君は既に終局間近で優勢、志田さんは劣勢でした。
私の勝敗がポイントになりそうとは思いましたが、懸命に受けの勝負手を繰り出しましたが、 冷静にゆっくりですが手厚く対応され、そのまま押し切られてしまいました。

その時点では大将勝ち、副将三将負けで、四将と五将残りでした。
どちらも難解な将棋でしたが、間もなくして、村中さんが勝ち、チームの明暗は杉山さんに託されました。
杉山さんが攻めた手に対して相手の受けが攻防に利き、最後は即詰めにうちとられました。
無念の2−3負けです。


1回戦 対局風景1

1回戦 対局風景2

慰安戦1回戦 NTTデータ(1) 2−3負け

二回戦の相手はS級にいたこともあるNTTデータです。
5軍ほどではありませんが、かなりくじ運が悪いです。
今回もチーム幹事の指示により、オーダーは1回戦のままです。
私の相手は元奨の池上さんとなりました。

今回は後手で、相手が飛車先を決めてきたため、角換わり志向の序盤となりました。
しかし、相手が飛車先を受けず、5筋の位を取ってきました。
あまり経験のない形となり、その上また無理気味な仕掛けを受ける展開で、 切れ負け将棋には辛かったです。
実際に受けを誤り、攻めがつながる一回戦と同じ展開で負けました。学習しませんね・・・

池島君は強豪玉井氏に勝ちましたが、志田さん、杉山さんは敗れチームの負けが決まりました。
何とか村中さんが勝ち、2−3負けしたため、おそらく降級はないと思います。

あとがき

今回のレポートは図面もなく、いつもよりやる気がないと思われた方がいるかと思います。
ええ、その通りです。申し訳ございません。
当日は勝つ気満々なのに良いところなく連敗してしまい、 責任を感じて午後は一言も口を聞くことができなくなっておりました。
その影響なのか、当日の記憶を喪失してしまい、棋譜が並ばない事態となりました。
重ね重ね申し訳ございませんでした。
このままで終わっていいはずがない!そう強く感じております。
それだけでなく、富士通が優勝できないのは私のせいだとそう強く思っております!
それどころか、三浦先生が疑われているのも、トランプが当選してしまったのも、ひいては全て私の責任です!
次回こそは必ずや勝って楽しく、ウザいほど長いレポートを書かせていただきます。

2016/11/12 記:滝瀬
富士通(4)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 池島 滝瀬 志田 杉山 村中 勝負
1回戦 富士ゼロックス (1) 大将
中島
副将
安藤
三将
古川
四将
高橋
五将

2 - 3
慰安戦
1回戦
NTTデータ (1) 大将
玉井
副将
池上
三将
清水
四将
勝山
五将
藤井
2 - 3
- 2 - 0 0 - 2 0 - 2 0 - 2 2 - 0 4 - 6


富士通(5) A級 : 慰安戦一回戦敗退 (小澤)

前回 B 級で 4 戦全勝といういい流れで、今回初めて A 級で指させていただきました。
やっと A 級で指せるという喜びとともに不安もありました。もし今回 A 級でボロボロの
成績だったら、B 級では全勝したけど A 級で戦える実力はなかったということになって
しまいます。そんなことを言われないように 1 勝は絶対したいと思い、当日を迎えました。

5 軍は北上さん、竹村さん、福永さん、米谷さん、小澤の 5 人です。5 軍は 2 回戦行い、
どちらも大将北上さん、副将小澤、三将米谷さん、四将福永さん、五将竹村さんでした。

本戦 1 回戦:日立製作所(1) 0-5

強豪チームと当たりました。途中までは作戦勝ちしていましたが、中盤でうっかりがあり、
玉の小ビンからの攻めが刺さってしまいました。第 1 図のところで▲5 五銀として銀交換を
しました。最後に▲5 五同角としていればまだまだ難しかったのですが、飛車で取ってしま
いました。3 五の歩をかすめ取ろうとして飛車で取ってしまいましたが、△3 六歩と軽くつ
かれて想像以上に痛かったです。感想戦の話だと、そのあとも最善で対応していたようで
すが、結局攻めきられてしまいました。


終わってみると 0-5 負けでした。あれ?残留するには次勝つしかないんじゃ・・・と思い、
トーナメント表を見てみると・・・
!!!!!??????

慰安戦 1 回戦:日本レストランシステム(1) 1-4

前回 S級だったチームと当たりました。残留するにはここで勝つしかないんじゃないっけ?
それに今日の自分の目標は 1 勝することじゃなかったっけ?色々なことを思いながら、
もう自分の思うように指すことにしました。

第 2 図で仕掛けました。▲7四歩△同歩▲5四歩△同歩▲同銀△同銀▲7四飛△7三銀▲5四飛
となり、十字飛車から銀を捌けました。割打ちも残っているので先手良しと思いました。
そこで△5三銀と受けられ、飛車を引くと 5四歩と打たれて大変そうと思ったので、▲4一銀
と突撃しました。しかし今思うと飛車を引いても結局割打ちは残っているので飛車を引く方が
正解だったかもしれないと思いました。5 筋からラッシュをかけ、第 3 図のように角金交換
ですが突破成功しました。この後自陣に銀を投入されましたが、下段に龍が入れて、
守りに打たれた銀を取りつつ 5 二にと金もできたので、寄せきることができました。
終わってみると、チームは 1-4 負けでした。



本戦の相手も慰安戦の相手も、どっちも昇級していました。何というくじ運…。初めての
A級での出場で、A 級ってこんな恐ろしい当たりになることがあるのかとびっくりしました。
それでもこんなに強いチームが相手だったにも関わらず A 級で初勝利できたのはよかったです。
全体で 1-9 なので、何をどうやってもおそらく 5 軍は B 級に落ちます。
B 級で出直してきますが、次は B 級で昇級してみせます。


1回戦 対局風景1

1回戦 対局風景2
2016/11/14 記:小澤
富士通(5)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 北上 小澤 米谷 福永 竹村 勝負
1回戦 日立製作所 (1) 大将
樋口
副将
土出
三将
丁子
四将
高島
五将
徳竹
0 - 5
慰安戦
1回戦
日本レストランシステム (1) 大将
野島
副将
山ノ内
三将
高須
四将
山下
五将
鰐淵
1 - 4
- 0 - 2 1 - 1 0 - 2 0 - 2 0 - 2 1 - 9

富士通(6) B級 : 3回戦進出 (池田)


池田です。お疲れさまです。

職団戦FJ6軍結果報告です。
6軍は鈴木敏さん、辻さん、池田、三浦さん、町田さんのメンバーで
望みました。

1回戦 特別区職員文化会(2)と当たり、3-2 で勝利。
2回戦 カシオ計算機と当たり、4−1で勝利。
3回戦 NSW渋谷と当たり、2−3で敗れました。

1回戦の自分の将棋は、各交換四間飛車から立石流に組み替えたが
相手の筋違い角に自陣に角を打たされ、苦しい展開になったが
相手のミスで飛車角交換となり、そのまま押し切りました。

2回戦も勝ち。
3回戦は、若手中心のNSW渋谷。惜しくも2-3で敗れてしまいました。

辻さんは得意の居飛車穴熊から最後猛攻を仕掛けて勝ちきっていました。

今回は30分切れ負けの対策として15分で練習将棋を指しました。
勝負どころでじっくり読むことと、得意戦法で序盤に時間を使わず
終盤に少しでも持ち時間を残しておくことが課題です。

次回も優勝目指して頑張りたいと思います。


1回戦 対局風景

3回戦 対局風景
2016/11/8 記:池田
富士通(6)の対局結果 B級
回戦 相手チーム 鈴木敏 池田 三浦 町田 勝負
1回戦 特別区職員文化会 (2) 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
2回戦 カシオ計算機 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
3回戦 NSW渋谷 大将

副将

三将

四将

五将

2 - 3
- 2 - 1 2 - 1 2 - 1 1 - 2 2 - 1 9 - 6


富士通(7) C級 : 慰安戦3回戦進出 (青山)

青山です。お疲れさまです。

職団戦FJ7軍結果報告をします。

チーム成績は、慰安戦3回戦敗退となりました。

1回戦は、日本生命(2)でした。若手や女性がおられ、油断のできない相手でした。
伊藤さんも女性の鎌村さんに討ち死にとなって、不安が立ちこめましたが案の定
3連敗となり、秒読みで吉田さん、青山が勝ったものの1回戦敗退となりました。
気を取り直し、慰安戦は皆さん調子が戻ったようです。

慰安戦1回戦は、JR東海でした。黒木さんは、調子が出ませんでしたが、
他のメンバは、勝ちとなり波に乗りました。

慰安戦2回戦は、三菱重工でした。どこかで対戦したような方もおられましたが、
全員快勝する事ができ、勢いが出てきました。

慰安戦3回戦は、長岡市役所でした。ここで勝利すれば、来期は昇級かと
気合いが入りましたが、やはり手ごわく、2勝2敗の五分で最後に残った
吉田さんの形勢を見ると劣勢となっています。程なく敗退となり、昇級も無く
なりました。残念。

なお、吉田さんは、全局秒読みぎりぎりまで考えられて指されており、
安定した結果を出しています。私も見習わなければならないと感じました。

【私個人のレポート】

他メンバの将棋は、あまり詳しく見ることができず、詳細の報告ができないので、
珍しく4戦全勝できた私の報告を行います。
私は、基本的に四間飛車と相振り飛車しか指ささないのですが、居飛車穴熊
を警戒しての角道オープン系の出だしからの将棋となります。

1回戦は、後手角交換4間飛車ですが、2筋交換に備え、31金型からスタート
しました。中盤の駆け引きが続きましたが、秒読みになった途端、突然飛車角
の大捌きとなり、最後は連続でで王手金取り、王手飛車取りが決まり、圧勝
となりました。

慰安戦1回戦は、後手相振り飛車となりました。双方銀冠に構えましたが、
途中で何故か先手が98香を入れた事で、私から先行する事ができ最後に
98香が負担となり、勝利する事ができました。

慰安戦2回戦は、先手角交換4間飛車ですが、対居飛車穴熊戦となり、
25桂から端攻めを仕掛け、やや苦しい将棋でしたが、後手が終盤詰めを
無視されたため、即詰めに討ち取る事ができました。

慰安戦3回戦は、後手相振り飛車となりましたが、55の位を取り、6筋から
飛車角銀桂の理想形で後手陣に殺到する事ができ、圧勝する事ができました。
当日1番の出来でした。


1回戦 対局風景2

慰安戦3回戦 対局風景3
2016/11/14 記:青山
富士通(7)の対局結果 C級
回戦 相手チーム 黒木 伊藤健 吉田 大石 青山 勝負
1回戦 日本生命 (2) 大将

副将

三将

四将

五将

2 - 3
慰安戦
1回戦
JR東海東京 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
慰安戦
2回戦
三菱重工 大将

副将

三将

四将

五将

5 - 0
慰安戦
準決勝
長岡市役所 大将

副将

三将

四将

五将

2 - 3
- 1 - 3 2 - 2 3 - 1 3 - 1 4 - 0 13 - 7


富士通(8) C級 :ベスト8 昇級△()


3回戦 対局風景

4回戦 対局風景
2016// 記:
富士通(8)の対局結果 C級
回戦 相手チーム 実藤 斉藤 中谷 二宮 大場 勝負
1回戦 NEC (5) 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
2回戦 JTB (2) 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
3回戦 八千代銀行 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
4回戦 パナソニックグループ (2) 大将
三浦
副将
栗尾
三将
渡辺
四将
木戸
五将
青山
2 - 3
- 1 - 3 4 - 0 3 - 1 4 - 0 0 - 4 12 - 8


富士通(9) E級 : 2回戦進出 ()


対局前風景

1回戦 対局風景
2016// 記:
富士通(9)の対局結果 E級
回戦 相手チーム 高橋俊 渡辺 別宮 望月 広瀬俊 勝負
1回戦 エイ・ワン設計 (2) 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
2回戦 野村證券 (3) 大将

副将

三将

四将

五将

2 - 3
- 1 - 1 1 - 1 1 - 1 2 - 0 0 - 2 5 - 5


富士通(10) F級 : 慰安戦準優勝 (高橋一)

10軍レポート担当の高橋一生です。今回初めて職団戦に参加させ頂きました。よろしくお願いします。
今回の10 軍は池、山崎、川上、植木(麻)、高橋(一)のメンバーです。
作戦会議の結果、大将池、副将川上、三将山崎、四将植木(麻)、五将高橋(一)のオーダで昇格を目指すことなりました。

[本戦一回戦 対福島県庁]

昇格に向けて、まずは一回戦突破といきたいところでしたが、いきなり強敵と遭遇してしまい0-5の完敗。
早くも正規ルートでの昇格はなくなりました。福島県庁さんはこの後も5-0で勝ち続け優勝したので、
相手が悪かったのもあるかと思います。


序盤から作戦負けした感じ。角で玉を睨まれたまま、右桂馬をはねられて潰れ形。
全く良い所なく負け。角落ち位の差のある相手だと感じた。

川上
駒がぶつかった時点ではこちらが悪そうだった。相手の攻めを利用してうまく捌ける手を
探したが、見当たらずじりじりと差を広げられ良い所なく負け。

山崎
相手は三間飛車でした。完敗でした。

植木
角換わり、先手棒銀vs後手腰掛銀の戦いに。飛車が苛められる展開になり、見せ場なしに敗北。
語ることもなく、いつもの昼休み。

高橋
相中飛車で端歩を受けた瞬間に穴熊に組まれる。向かい飛車に振り直して、美濃囲いで対抗するが、
序盤から飛車を切っての猛攻に晒される。途中、相手の攻撃をおさめ、攻めるチャンスがあったが、
上手く攻められずもたもたしている間に自分の玉だけ着実に寄せられていき負け。

[慰安戦一回戦 対住商グローバルロジスティックス]

お昼休みをはさんで、午後からは慰安戦。やや暗い雰囲気の中でお弁当を食べた後、
各自対局の席に着きました。悪い流れでしたが、結果4-1で勝利し、慰安戦二回戦に
進出することができました。


気持ちよく捌けるはずだったのだが、盤面(私から見て左側が)大乱戦に。捌き損ねてダメかと思ったが、
玉形の差が大きく(相手が5一玉のままだがこちらは美濃囲いに囲っている)、こちらが詰めろをかけた
ところで、相手が受け損ねて頓死で勝ちを拾う。
多分受けても一手一手だったとは思うが、ちょっとすっきりしない勝ち方に。

川上
途中、相手から5筋を突いてきたあたりから指しやすくなった。5筋の歩交換の後、5五の位をおさえ、
攻めやすくなった。終盤自陣は手つかずで快勝。

山崎
中盤で飛車先を突破することに成功。その上、相手のうっかりで飛車をただでゲット。
さすがに勝てました。

植木
1回戦目と同様の戦型、角換わりに 。こちらが仕掛けた端攻めに対し相手は玉で受けようとする。
チャンスとばかりに殺到、玉を釣り上げて捕獲。一直線ではあるが長い読みをいれ、その通りに
決まったので気分上々。

高橋
序盤、駒損の強気の攻めに出るが正確に受けられ切らされて負ける。
チームで一人だけ負けてしまいとても残念。

[慰安戦二回戦 対丸善CHI]

突破すると、E級への昇格候補に入るということで、気合を入れて臨みました。2勝2敗の状態で
最後に残った副将戦まで勝敗がもつれ込む激戦となりましたが、最後に川上さんの土壇場での
勝負強さが光り、粘りに粘って勝利。チームは見事昇格候補に入ることができました。


序盤、振り飛車に見せかけて6九玉型の雁木に組み上げる。相手は対振り飛車、5三銀右速攻の形に
組み上げたので、作戦勝ちかと。こちらの攻撃系も右四間飛車でこれでほぼ勝ちかと思ったが、その後
錯覚があり、角交換から飛車を召し取られて横から玉を狙われて雁木崩壊。そのまま負け。

川上
少々無理がありそうなことは分かっていたが、我慢できず序盤から奇襲を仕掛けた。中盤こちらが少し
良くなりかけるも、冷静に受けられ、攻めが切れてしまい敗勢に。このあたりで自分の将棋にチームの
勝敗がかかっていることに気が付く。こういう局面でいつも考えることは、「一番相手が間違えて
くれそうな手は何か」だが、今回は「こちらの王様が一番生き延びられる手」を探して指し続けた。
途中、詰みそうな局面をいくつか逃れ、終盤では互角くらいになった(自分の王様が逃げ切れれば
勝ちの局面)。最後は相手の時間切れで勝つことができた。これで少しは島さんに言い訳がたつだろう。

山崎
序中盤は相手に攻められてしまい、受けに徹していましたが終盤盛り返し、かなりいい勝負になったと
思います。ところが最後は自玉の詰めろを見落として負け。惜しかった。

植木
早めの角交換からスタート。こちらが銀冠。相手は左金を7八に設定して片美濃?の構え。中盤、
相手の仕掛けに対して狙いの角打ち、大捌きの末なぜか金を丸々得した。相手も自分も「ん???」
という空気。駒得の差で危なげなく快勝。早めに終わったので観戦に手に汗を握る。

高橋
自分が中飛車に対して相手が四間飛車。早々に勝って感想戦をしている植木さんを横目に、
向かい飛車に振り直して相手の美濃囲いの玉頭に棒銀を仕掛ける。最後は飛車角を切って
強気の攻めに出る。途中入玉されそうな形になるが金で上部を抑えた後、寄せきって職団戦初勝利。

[慰安戦決勝戦 対ソフトバンク]

慰安戦決勝戦。優勝して昇格を決定したいところでしたが、結果は1-4で負け。残念ながら
自力で昇格を決定することはできませんでした。


綺麗に7七桂戦法から飛車角総交換が決まり、こちらの陣内には駒打ちを許さない形に組み上げること
(7九金型で5八に銀がいる変態美濃囲い)ができた。作戦勝ちだったが、相手の打った7七飛車(7九金
へのアタリ)を一旦7八歩とはじいて置けば、何も問題はなかったのに、手抜いて攻め合ってしまったことで
乱戦に。最後はじわじわと「と金」攻めされて潰れ。7七桂戦法については
「http://www.hakusa.net/shogi/77kei/index.html」
を参照してください。

川上
序盤、中盤にかけ優勢に。終盤の入り口、相手陣に飛車を下したあたりから勝ちを確信した。しかし、終盤、
30秒将棋になったところから場面が一転。相手の自信のある手つきと時間に焦り、何度もチャンスを逃して負け。
家に帰って悔しさで不貞寝。

山崎
中盤で相手の角が自分の香車にあたっていることを見逃し、完敗。

植木
相矢倉。相手の角が7七から6八に引いた瞬間を狙って飛車先を突き、角交換によって手得ができた。
その後、いけるとおもった仕掛けが微妙に不発。飛車も封じられ、細くなっていく攻めで泣きそうに。
もはやここまでかと思った矢先、飛車の前に相手の銀が躍り出てきたので、殉職先が決まる(切った)。
補充された銀で詰めろの連打。相手の受け損ねで決着。対局後、ドヤ顔の撮影。

高橋
中飛車対居飛車の対抗形になる。連戦の疲れにより、序盤、飛車を5筋に振った後4八に玉を上がるところで
4八飛車としてしまう凡ミスを犯す。再度5筋に飛車を振り直したが、先に攻められる展開になる。
駒が捌けずにいる間に自分の玉を寄せきられ負け。暗い気持ちで職団戦を終える。

総括

全員一勝以上挙げ、バランスよく勝つことができたので良かったと思います。 一回戦で0-5負けを喫した時にはどうなることかと思いましたが、しっかりと気持ちを立て直し、慰安戦で
準優勝することができました。もし昇格していれば、次大会はE級として出場することになります。
しっかりと勉強をして臨みたいと思います。


慰安戦準決勝 対局風景

慰安戦決勝 対局風景
2016/11/22 記:高橋一
富士通(10)の対局結果 F級
回戦 相手チーム 川上 山崎 植木麻 高橋一 勝負
2回戦 福島県庁 大将

副将

三将

四将

五将

0 - 5
慰安戦
2回戦
住商 大将

副将

三将

四将

五将

4 - 1
慰安戦
準決勝
丸善CHI (2) 大将

副将

三将

四将

五将

3 - 2
慰安戦
決勝
ソフトバンク (3) 大将

副将

三将

四将

五将

1 - 4
- 1 - 3 2 - 2 1 - 3 3 - 1 1 - 3 8 - 12


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結果:
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