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全勝の中治さん、平野さん、滝瀬さん、笛木さん、鈴木敏さん、実藤さん、中谷さん |
川崎市職団戦1軍の結果です。
メンバーは中治さん、北上さん、平野さん、笛木さん、滝瀬です。
前回1軍は、アマ強豪の浅倉君もおり、優勝候補のはずが惜しくも準優勝でした。
今回もアマ強豪の平野さんが関東に転勤してきて初参加され、
前回優勝の三菱UFJが不参加ということもあり、
優勝したいと考えていました。
当日の朝は自宅から電車で会場に向かっていましたが、将棋ウォーズの3切れを指していたら終盤の叩き合いになり、 武蔵小杉で電車を降り忘れて集合時間に遅刻し、危うく初戦に間に合わないところでした。チームメイトの方々にご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
オーダーは上から平野さん、笛木さん、中治さん、滝瀬、北上さんの順番でした。
平野さんが5〜10分ほどで快勝するも、かなり際どい将棋も多く、全体的には危なかったようです。
しかし、結果的に4−1勝ちできました。
自分の将棋は思い出したくもない出来ですが、序盤悪くなってからチャンスがきた図の局面。平野さんに指摘された綺麗な決め手がありました。
第1図 川老連Aの局面 |
それは
△8六歩!
これで一手必死でした。
本譜は▲8七歩、△同金、▲7九銀不成、△9七玉、▲9六歩、△8六玉、▲7四馬、△7五金と進んで難解でした。
その後は、時間を切らして何とか勝つことができました。
実は川老連Aはその後の2回戦で優勝候補のNEC(A)に勝っており、かなりの強敵でした。
望外の5−0勝ちでした。
自分の将棋は、角換わりから相手の4五桂跳ねの攻めが突き刺さり、悪くなりましたが、
粘り強く指して何とか逆転勝ちしました。
この日は川老連に負けていたものの、いつも熱戦となるNEC(A)戦です。
今回はオーダーを変更し、北上さん、平野さんが、相手の両エースと当たりました。
自分の将棋は、三間飛車に4五歩の急戦をしましたが、居飛車の飛車と振り飛車の角との交換となり、個人的には自信を持っていましたが、
客観的に見直してみると勝ちにくい局面だったかもしれません。
しかし、中盤で相手の突然の二歩で最初に勝つことになりました。
そして、終わってみれば、快勝も多く4−1勝ちでした。
決勝は富士通同士ですが、大将は神奈川新聞に棋譜が掲載されますし、全勝がかかっている人が7人もおり、
真剣勝負となりました。
(それなのに、私が対局前にかなり茶々をいれていたら、小澤さんに
「あの人うるさいんですけど、O田さんて呼んでいいですか?」と言われました。ごめんなさい、それだけは許してください)
当たりは上から
笛木−小澤
平野−黒木
中治−杉山
滝瀬−森島
北上−竹村
全く気の抜けない当たりとなりました。
私は前日の和室例会でも指した森島さんと。
森島さん曰く、今までの対戦成績は4−4の指し分けらしいです。
後手番で早繰り銀なのは前日と同じですが、角換わりではなく相掛かりとしました。
私は矢倉が好きですし、角換わりや横歩取りも指しますが、相掛かりの採用はほぼ初です。
仕掛けられた局面は自信を持っていたのですが、ソフトにかけてみると、
本譜の後手の私の対応だとこちらが悪かったようです。
ソフトの推奨した受けを後手がすると悪くなるため、この時点での先手の仕掛けはあまりよくなく、もう少し陣形整備をしておくべきだったようです。
本譜はもろに玉右辺の壁がたたります。
中盤の仕掛け以降はかなり良くなりましたが、大事に行き過ぎたため、徐々におかしくなり完全に逆転しました。 そして、両者残り1分ほどで図の局面。本譜は▲7七歩でしたが、後手玉は▲6一銀不成から簡単な詰みがありました。
第2図 森島戦の局面 |
私は指した瞬間に詰みに気付きましたが、逃してもらってまたパニックです。
歩を打ってもらったので詰みはなくなりましたが、全く勝ちが読めませんでした。
ここで頭の中で葛藤がありました。
「駒を渡さない詰めろをかけないといけないけど、何も見えない・・・いや、待てよ。
歩を取ったらまた詰みがあるけど、さっき気付かないならもしかしてまた詰まさないのでは?」
ということで時間もなかったため、△7七同桂成としました。
実は詰みだけでなく、そもそも▲7七同桂とされたらどうすべきかまだ読み切れていませんでしたが、
森島さんの指し手は▲5四馬だったため、△6八金から詰みとなりました。
ちなみに、既に皆さんはお気づきかもしれませんが、▲7七歩とされた局面では△7八竜〜△6八金〜△7七同桂成から詰みでしたから、
本譜のように再度頓死筋に入るという危ないことをする必要はありませんでした。
また、▲5四馬とされた局面でも、△7八竜から短手数の詰みです。
しかし、私も森島さんもなぜかこの詰みがエアポケットに入っていて、
△6八金として30秒ほど考えたときに本譜の少し長い詰みをお互い読み切った雰囲気でした。
優勢だった終盤の入り口の図から△7七銀▲6七歩△7八銀不成▲同金△8九竜▲7九銀△9九角成としました。
実はソフトにかけていたら、この手順中にも私は詰みを逃していました。
皆さんは実戦で詰ませられますか?
第3図 森島戦の局面 |
久しぶりに個人全勝&優勝をすることができてよかったですし、
何よりも同期の平野さんと初めて同じチームで団体戦に出られてよかったです。
平野さんはこれで職団戦に関して、全体、西日本、中部に続き、川崎市でも優勝し、完全制覇(他にも職団戦あるのでしょうか?)しました。
さすがですね。
次回も川崎市連覇できるように、そして私は1軍で出られるように頑張ります。
2018/5/20 記:滝瀬回戦 | 相手チーム | 平野 | 笛木 | 中治 | 滝瀬 | 北上 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
多摩将好会(A) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
4 - 1 ○ |
リーグ 2回戦 |
川老連(A) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
5 - 0 ○ |
リーグ 3回戦 |
NEC(A) | 副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
大将 ● |
4 - 1 ○ |
決勝戦 | 富士通(B) | 副将 ○ |
大将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
5 - 0 ○ |
計 | - | 4 - 0 | 4 - 0 | 4 - 0 | 4 - 0 | 2 - 2 | 18 - 2 優勝 |
富士通(A) 対局風景@ |
富士通(A) A級優勝 表彰後 |
5/19川崎市職団戦に参加しました。今回私はBチームで参加。 Aチームのメンバーに若手が数人いるのでBチームに入ったおじさんも がんばらなければなあ、と思いつつチーム幹事としては 数日前から密かに決勝でAチームを倒す策を巡らせる楽しい期間となりました。 後で考えれば決勝に進出するという前提で物思いに耽る自分が かなり図々しいと思われます。
予選リーグ1回戦 NEC_B
結果(敬称略)
○富士通_B 4-1 NEC_B×
竹村○−×下地
森島○−×磯谷
杉山○−×小久保
小澤○−×澤田
黒木×−○吉田
私の相手は実力者の小久保さん。1回戦からいきなりシビレましたが 将棋の方は飯島流V.S.ダイレクト向かい飛車となる。 小久保さんに中盤ミスが出て、それに漬け込み、優勢→勝勢→勝ち、と つなげることができました。
副将の森島さんは優勢に進めながら寄せを誤り、逆転されたかに見えましたが なんとか踏みとどまり、最後は力で押し切った感じでした。
五将黒木さんが私のローカル大会仲間(と私が勝手に思っている)吉田さんに 討ち取られるも他の二人も勝って4-1と快勝。
予選リーグ2回戦 多摩将好会_A
結果(敬称略)
○富士通_B 4-1 多摩将好会_A×
竹村○−×長谷川
森島○−×菅生
杉山○−×木村
小澤○−×内田
黒木×−○嶋
1回戦と同じオーダーで挑む。 私の相手は木村さん。戦型は急戦V.S.ゴキ中。 相手の5筋の仕掛けに対してのカウンターが決まり 珍しく終始優勢のまま押し切る。
大将竹村さんは無傷の穴熊を頼りに攻め倒す。
副将森島さんは攻めが受け止められたかに 見えたがここも力で押し切る。
四将小澤さんは終盤勝ちだと思ったが相手の飛び道具王手に 合駒を使わされ攻めが切れてしまった。 しかし最後は勝ち。一体何があったのか、、、
五将黒木さんは残念ながら負け、チームは1回戦に続き4-1と快勝。
予選リーグ3回戦 NECプラットフォームズ
結果(敬称略)
○富士通_B 3-2 NECプラットフォームズ×
竹村○−×
森島○−×
杉山×−○
小澤○−×
黒木×−○
ここも同じオーダーで挑む。 私の将棋は戦型が矢倉模様の力戦となり、 うまく飛車角交換できて、敵陣に飛車を下ろして優勢。
図1の局面 |
だが相手が図1から勝負手を放ち、それに対して応手を間違える。 図1で次の▲4六香が厳しいため、△4七銀成と歩を入手しつつ攻める手で勝負。 これを▲同金は△3八角なので▲4九香だが△4八歩(図2)とされてわからなくなってしまった。 これに対する▲4七金が大悪手。この後の△3八角には▲4八香と歩を払っておいて △2七角成▲5七金と相手玉に香を直通させて『どうだ!』と思ったが あっさり△5一玉と引かれて案外厳しい手がない。 ここは戻って△4八歩には▲同金と取り(▲同香は△同成銀、▲同金、△3六角の王手飛車) △同成銀▲同香△5一玉▲7九玉で先手十分だと思われる。
図2の局面 |
飛車を取られた上に馬を受けの急所に利かされ、 ここではやや逆転されているか。 終盤は攻め合いに活路を見出そうとしたが足りずに負け。
しかしチームメイトが3勝を挙げてくれたおかげで3-2の辛勝。 いよいよ数日間思い描いていた決勝進出となった。
予選3回戦が終わり昼食は竹村さんの読み筋どおりイタリアン。 今日のイタリアンを読みきって前日は中華を食べたことや 九州旅行記など竹村さんから面白いお話を聞かせていただいた。 また、ボリュームのあるピザ(直径30cm)を一人で平気で平らげるなど ランチは竹村さんの独壇場であった。
我々の後、ほどなくして決勝の相手チームが入店。 ピリピリとしたムードが流れる、、、、わけもなく 将棋界の話しに花が咲く。
決勝戦 富士通_A
決勝戦の相手は大方の予想どおり富士通_Aである。 大将戦の棋譜は神奈川新聞に掲載されるという話をしたところ 小澤さんが立候補してくれた。 この大会で女流が指した棋譜が掲載されるのは 後にも先にも小澤さんだけなのではなかろうか、、、これは面白い。 また相手の大将も期待の若手、笛木君でカードとしても面白いのではないか。
副将以下は数日間熟考した並びでぶつけてみた。 力を出し切れば副将以下で2-2、あるいはそれ以上も、、、と ここでも勝手な期待をしながら、席に着く。
同じ会社同士の対局ということで 和気藹々と会話しながら駒を並べ、準備を進めるも 一人、口が過ぎた方がいたようだ。 『あの四将の人、ちょっとうるさいんですけど!』 うちの大将から発せられた鋭いクレームから 振り駒を経て決勝戦の開始である。
結果(敬称略)
×富士通_B 0-5 富士通_A○
小澤×−○笛木
黒木×−○平野
杉山×−○中治
森島×−○滝瀬
竹村×−○北上
結論から言えば私の構想はあっけなく水泡に帰した。 ここまで圧倒的な差はない筈なのだが、勝負の世界は非情である。
私の相手は中治さん。過去1勝しかしておらず 何度か勝てそうになったこともあったがなかなか牙城を崩せない。 戦型は居飛車合掛り模様から中治さんのひねり飛車。
図3の局面 |
圧迫されている上に歩損をしてかなり苦しい中盤戦。 このままでは押し切られるので玉頭戦に活路を見出すも こちらの駒が徐々に押し返され、苦し紛れに▲5五角と出た手(図3)に対して 後手中治さん、△6四銀と弾こうとした。ここはようやく巡ってきたチャンスだと思った。 以下、▲4六桂△2四飛▲2五歩△2一飛▲9九香△5五銀▲9七香と進み、 追われていた角と相手の馬を交換でき、その上9七の香が鋭く相手陣に利いている。 かなり勝負形になったと思ったが私の残り時間はこの時点で2,3分しか残っていない。
図4の局面 |
数手進んで図4を経て、終盤のクライマックスを迎えた図5。中治さんは△5二金と 合駒に金を投入せざるを得なく、これにより杉山玉の詰めろが消えた。 ここで慌てず▲6四桂打などとしていれば勝っていたかもしれないが、 慌てて▲7二金△同玉となり、金を渡したため、また杉山玉が詰めろになってしまっている。 これに慌てたこと+持ち時間が30秒を切っているという切迫感から ▲8四桂と詰ませに行ったがこれでは詰まない。 ここでは▲8一銀△6二玉▲6三歩△同玉▲6四金△6二玉▲6七金と 香を取った手が詰めろ逃れの詰めろになっているため、こうすれば 勝っていたかもしれない。
図5の局面 |
中治さん相手に善戦も空しく今回も負け。
大将戦は小澤さん曰く、棋譜が載るのがちょっとイヤなくらいの負けだったらしい。 棋譜掲載が楽しみである^^ というのは冗談だが竹村さん、森島さんと共に 予選3連勝してくれたのは非常に大きい。
副将戦は全国レベルの平野君に対してこちらはベテランの黒木さん。 大変な相手を請け負っていただき、ありがとうございました。
四将戦は和室名人対決。前日も和室例会で指したそうで 森島さん、リベンジを目指しましたが往復ビンタを 食ってしまったようです。滝瀬名人お見事。
五将戦は実力者同士の対決でしたが竹村さんが 実力を発揮できなかったようで負け。 流石、我が好敵手、北上さん。
決勝戦は個人、チーム共に散々な結果となりましたが 三将という真ん中の特等席から同じ会社同士の力の篭った 対決を見たのもなかなか良かったなあと思いました。
2018/6/10 記:杉山回戦 | 相手チーム | 竹村 | 森島 | 杉山 | 小澤 | 黒木 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
NEC(B) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
4 - 1 ○ |
リーグ 2回戦 |
多摩将好会 | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ● |
4 - 1 ○ |
リーグ 3回戦 |
NECプラットフォームズ | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ● |
四将 ○ |
五将 ● |
3 - 2 ○ |
決勝 | 富士通(A) | 五将 ● |
四将 ● |
三将 ● |
大将 ● |
副将 ● |
0 - 5 ● |
計 | - | 3 - 1 | 3 - 1 | 2 - 2 | 3 - 1 | 1 - 3 | 12 - 8 準優勝 |
富士通(B) 対局風景@ |
富士通(B) A級準優勝 表彰後 |
回戦 | 相手チーム | 鈴木敏 | 辻 | 東 | 伊藤健 | 実藤 | 勝負 |
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リーグ 1回戦 |
多摩将好会(B) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
5 - 0 ○ |
リーグ 2回戦 |
JXTG エネルギー |
大将 ○ |
副将 ● |
三将 ● |
四将 ● |
五将 ○ |
2 - 3 ● |
リーグ 3回戦 |
千代田化工(A) | 大将 ○ |
副将 ○ |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
5 - 0 ○ |
決勝戦 | NEC(C) | 大将 ○ |
副将 ● |
三将 ● |
四将 ○ |
五将 ○ |
3 - 2 ○ |
計 | - | 4 - 0 | 2 - 2 | 2 - 2 | 3 - 1 | 4 - 0 | 15 - 5 |
富士通(C) 対局風景@ |
富士通(C) B級優勝 表彰後 |
Dチームの結果報告です。
メンバーは青山、大石、三浦、平井、中谷の5名。 C級での参加でした。
とりあえず、だいたい年齢順のオーダーでのぞみました。 自分の相手はときどき大会で見かける女性の方でした。
大石さん調子が悪いみたいだったので、5将にまわってもらいました。 相手は優勝してたので、強いチームだったみたいです。
相振りの序盤で受けまちがえて早々につぶされてしまったんですが、 なぜかその後逆転して勝ちでした。チームも3-2で勝ちで3位決定戦へ
相手は4名だったので、5将の大石さんは不戦勝。 横で大石さんに観戦されながらの対局でした。 序盤かなり悪かったですが、相手の玉が薄かったので運よく逆転。
チームも4−1で勝ちでした。 ちょっと無理して攻めてきてくれたので逆転できた気がします。 広瀬正さんのような寝技でこられるのは苦手なので
結果チームはC級3位でした。 昇級はできませんでしたが、個人的には久しぶりに4連勝できてよかったです。
富士通(D) 対局風景@ |
富士通(D) C級3位 表彰後 |
2018/5/24 記:中谷
回戦 | 相手チーム | 青山 | 大石 | 三浦 | 平井 | 中谷 | 勝負 |
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リーグ 1回戦 |
三菱UFJ | 大将 ○ |
副将 ● |
三将 ○ |
四将 ○ |
五将 ○ |
4 - 1 ○ |
リーグ 2回戦 |
楽将会 | 大将 ● |
五将 ● |
副将 ○ |
三将 ● |
四将 ○ |
2 - 3 ● |
リーグ 3回戦 |
川老連(B) | 大将 〇 |
五将 ● |
副将 ● |
三将 〇 |
四将 〇 |
3 - 2 〇 |
3位決定戦 | キヤノン(A) | 大将 〇 |
五将 〇 |
副将 ● |
三将 〇 |
四将 〇 |
4 - 1 |
計 | - | 3 - 1 | 1 - 3 | 2 - 2 | 3 - 1 | 4 - 0 | 13 - 7 3位 |
川崎市職団戦富士通Eチームの結果です。 メンバーは、大場さん、岡山さん、高橋俊さん、伊藤竜さん、望月さん、中畑です。
子供たちの育成記録用に購入したカメラですが、子供たちの成長につれ出番がなくなり、最近は将棋部イベントでの写真撮影が楽しみの一つになりつつあります。
チームメンバーが6人だったのと、冒頭に述べた事情により、参加者が一番揃っているであろう1局目は志願して抜け番にさせていただき写真撮影に注力しました。 撮影しながらも、もちろん自軍の状況は気になります。全般的に苦戦模様ではありましたが、苦しいながらも2つ〜3つくらい勝てそうかなと祈りながら応援していたものの、結果は0勝5敗。 相手チームは最終的にD級優勝しましたので、相当強かったものと思います。
さて、私にとっては初戦です。注目の戦形ですが…相手:普通の四間飛車。 待ってました!! 和室例会にて岡山さん相手にしのぎを削る過程で対四間飛車急戦はかなり深いところまで定石手順を頭に叩き込みました。 この戦形は「お互いに最善手を尽くすと陣形の差で居飛車が不利」というのが私なりの結論であり最近はあまり指しませんが、今回はなんといっても時間配分が勝敗に直結する切れ負け将棋です。 中盤のねじりあいの局面でもノータイムで指せるのは、切れ負け将棋においては銀一枚分のアドバンテージとの勝手な独自見解のもと、迷わず居飛車急戦策を採用します。 思惑通り、中盤で持ち時間に10分以上の差がつきました。 時間に追われて慌てたものと思いますが、相手方手番で、こちらの桂の利きに角を打ちこむ痛恨のミス。 ここからは、相手が時間に追われる中、駒得を生かして攻め倒し、最後には詰めろ龍取りまでかかって勝利はゆるぎないものとなりました。 定石&時間攻め作戦恐るべし!事前の方針策定がうまくいった例でした。 チームは2勝3敗で、1つ及ばず。 前回もこのチームに負けています。次こそはリベンジを!
相手は左美濃急戦できました。和室で幾度となく辛酸を舐めさせられてきた将棋です。 私の場合、右四間飛車で来られた場合は、大体第1図のような構えにします。
第1図 ▲3六歩の局面 |
構えの名前はわかりません。矢倉の一種でしょうか。 図の局面で相手の手番。△4五銀と出て、3六の歩を狙ってきました。 6筋への集中砲火を予測していたため何かの罠かと警戒しつつ▲3八飛で受けます。 この後、銀を4五に置いたまま△6五歩から攻めてきましたが、銀が参加していないため攻めに厚みがなく、逆にこちらの飛車角が玉に直撃する格好となって勝利。最終盤の詰将棋もうまくいきました。 チームは4勝1敗で勝利しましたが、勝ち数の差で及ばず残念ながら予選敗退。
序盤省略しますが、私が後手で第2図の局面。
第2図 △8四歩の局面 |
居玉ですし、攻撃陣も出遅れた感があり、この時点では作戦負けだったと思います。 この形になったら、私が先手でも棒銀で攻めてみたくなりますが、やはり▲3五歩から 攻めてきました。△同歩、▲同銀に△4五歩と突き反撃開始。この後、角交換と相手の飛車先交換後を経て、第3図の局面。
第3図 ▲2六飛の局面 |
ここで、△5三角と打ってから大分指しやすくなった気がします。 相手の攻め駒を牽制しながら、こちらの飛車先を角で交換したとき王手になり、6四に引いたときに1九の香に当たるという読み。 自陣にも利いていて、「我ながら惚れ惚れする自陣角」と悦に入っておりましたが、翌日、我が家の激指先生に評価をお願いしたところ、最善手は、つべこべ言わず6四角打ちだそうで…、詳細な研究は後日に回します。 とはいえ、実戦ではこの角が大活躍。ゴタゴタあった末に2八に成りこみを果たしながら、最大の脅威であった飛車を戦場から追い出すことに成功。 続いてわが軍の飛車も左辺に回りこんで成りこみを果たしますが、この龍取りに相手が打った角の位置が悪く、守りの要である右金をかすめ取ったところで投了勝ち。 チームはなかなか調子が出ず、2勝3敗で終了。
チーム成績は芳しくありませんでしたが、個人では、対戦した3局は全て勝利。 1局目にお休みしたので、全勝賞はお預け。次回は狙ってみたいと思います。 いつもご指導いただいている将棋部の皆さんには感謝するばかりです。
2018/5/23 記:中畑回戦 | 相手チーム | 望月 | 岡山 | 中畑 | 伊藤竜 | 大場 | 高橋俊 | 勝負 |
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リーグ 1回戦 |
日本ポリエチレン | 大将 〇 |
副将 〇 |
三将 ○ |
四将 ● |
五将 〇 |
4 - 1 〇 |
|
リーグ 2回戦 |
楽将会 | 四将 ● |
副将 ● |
三将 ○ |
五将 〇 |
大将 ● |
2 - 3 ● |
|
リーグ 3回戦 |
棋道館 | 三将 〇 |
大将 ● |
四将 ● |
五将 〇 |
副将 ● |
2 - 3 ● |
|
慰安戦 | 副将 〇 |
四将 〇 |
三将 〇 |
三将 ● |
大将 〇 |
五将 〇 |
5 - 1 | |
計 | - | 2 - 1 | 3 - 1 | 3 - 1 | 0 - 3 | 4 - 0 | 1 - 2 | 13 - 8 3位 |
富士通(E) 対局風景@ |
富士通(E) 集合写真 |
打ち上げにて |