2回戦の対局風景 |
3回戦の対局風景 |
2/6(日)に行いました2010年度大泉杯(第8回大泉杯)の報告です.
今回は20人の参加があり, 社内Rによる駒落ち制対戦の結果, 4勝1敗で伊藤健二さんが優勝されました. おめでとうございます.
今回,
4局目までは杉山さんが全勝でトップだったのですが
最終戦で伊藤さんが杉山さんに土をつけ,
星数で同じもののソルコフで逆転して1位となりました.
2位は同じく4勝1敗で中筋さん.伊藤さんとはソルコフでも同点SBで1点差という僅差でした.
3位杉山さん、4位田辺さん.
今回は以上4名が4勝1敗という熱戦でした.
対戦結果は結果表(PDF)をごらんください.
今回,大泉さんから,賞品としてLPSAボールペンを提供していただきました. また,島さんから,将棋連盟支部から各支部に配給のあった 棋書15冊をいただき,こちらについても賞品といたしました お二方にはこの場を借りてお礼いたします.
大会後は「とり鉄」で新年会を行い, 楽しいひと時を過ごすことができました.
参加されました皆様,お疲れ様でした. 今回残念ながら参加できなかった方々, 次回のご参加お待ちします.
2011/2/7 記:黒木今回、数年ぶりの参加で、自分の棋力から見ると、手合いが厳しい感じを受けました。 内容は形勢が大きく入れ替わる戦いの連続で、偶然良い方に結果が出た感じでした。 なお、賞品は豪華で、久しぶりに娘への戦利品となりました。幹事並びに運営支援の方の労に改めて、感謝いたします。
5回戦の対局風景 右は決勝局となった伊藤健vs杉山戦 |
優勝の伊藤健さん |
大泉さんとの初戦は、相矢倉で始まり、全く意味のない角上がりを適格にとがめられリードを広げられ、序盤早々、無条件で馬を作られる生角を打つという展開となりました。銀まで僻地に追われたので、必敗の形勢です。
銀を活用するしか手段が思いつかずに、押さえ込みに対して暴れるのですが、こちらはあまり変化の余地がなく、時間が節約できたのは、結果的に幸いでした。
中央での折衝でクリンチワークしているうちに、銀交換・馬と角の交換になり、駒の損得なく、手番を握った上、陣形の差も逆転してしまいました。
それからは、自玉の心配なく、攻めが継続してする展開となり、もたつきながらも望外の初戦勝利となりました。
林さんとの飛落ちは、飛車を4筋から8筋に展開され、受け一方の展開。
上手らしくいなす事も出来ず、逆に角は隠居したまま活用できない状態で、全くの手合い違いです。
全面的な右翼への攻撃に、金銀を手数かけて右翼に転身させ、できる限りの頑張り。双方に疑問手はあった様ですが、かろうじて右翼だけはふんばり、粘りだけは、上手の責任を果たしました。
しかし、飛車を4筋に戻され、実質ゲームセット、読みを打ち切り、寄せを待ちました。
所が何が起こったのか、飛車を切るべきところが角を切る大悪手。
申し訳ないのですが、勝負ですので、王手飛車取りをかけ、ラッキーな3勝目となりました。
広瀬さんの角落ちは、矢倉に組みましたが、下手から攻める陣形でなく、目立った戦いもないままに上手に少しずつ、ポイントを上げられてしまいました。大駒落ちは、いつもこの展開ばかりなので、来年までの課題となります。
攻めを図りますが、全ての狙いをかわされ、角を見切って、薄くなった玉に迫ります。
この局面、検討上では難しい所もありましたが、3枚の寄せでは、今の自分の力では全く寄りません。
結局勝負どころなく完敗でしたが、
@終盤は攻める場面が多かったA全勝が途切れ、気楽になった為、5回戦は気負わず、臨める事になりました。
杉山さんとの手合いは平手振り駒で、相矢倉に組みました。
杉山さんが後手番5筋歩交換の趣向でしたが、3三銀と飛先歩交換を拒否されたので、角交換後、お互いに入城する展開となりました。
突然、6九角の"ポカ"が指され、歩で角を生け捕ると、角金交換の駒得の上、自陣にイヤミも無く勝勢になりました。
またしても、形勢がよくなってからの中盤の指し手が、わからない状況に落ちいり、"4一角(逆に角が生け捕りになる)"を読むなど、自分の頭の中だけが混戦になりました。
幸い、7四角打ちとか、意味不明な手も指しましたが、中盤の分れが、あまりにも差がついていたと思います。流れについて行く様な、差し手が多かったのですが、大きなミスもなく、寄せきれました。
終盤はあわてる事もなく、自分としては珍しい落ち着いた終盤でした。
杉山さんがそれまで4連勝だった事は知らなくて、逆にそれも幸いした様でした。
以上、アップダウンの激しい内容ですが、幸運に恵まれてのミクロ差の優勝となりました。 大泉杯と合宿は日程調整が取れず、欠席しておりましたが、これから参加させて頂きたく存じます。
準優勝の中筋さん |
3位の杉山さん |
4位の田辺さん |