2011年 第5回若獅子戦 & 赤荻さん盤寿のお祝い会


参加者 (10人)
鵜飼、大泉、広瀬俊、赤荻、田辺
中谷、島田、大場、山平、林吾
幹事
鈴木敏
指導
勝又プロ、蛸島女流  (敬称略)
日時
2011年10月23日(日)
対局 09:15〜、宴会17:30〜
場所
対局の部:ユニオンビル5F和室
対局結果
優勝:大泉
リーグ表 (pdf)
赤荻さん盤寿のお祝い会

【若獅子戦 参加資格】

【優勝コメント】

 今年(平成23年)秋の若獅子戦は、10月23日(日)に「S級選抜戦」に加えて、 赤荻さんの盤寿祝いを兼ねて開催されました。
 若獅子戦は、鈴木SSL将棋部長の審判で10名参加のもとに、スイス方式での開催となりました。
 前回の惨敗・社団戦での不成績と気がかりを抱えての出場となりました。


対局風景1(第1局)

対局風景2(第1局)

感想戦風景

指導対局風景

対局風景3(第5局)

若獅子戦参加者集合写真 (拡大)

 抽選で1回戦の対戦相手は、二枚落ちの研究で名高い鵜飼さんです。
 総平手と思っていましたのであまり気にせず盤に向いました。 すると何たること「手合いは話し合いでお決め下さい」。 そしてその言葉が終わると間髪入れず「二枚落ち」の声が鵜飼さんからかかりました。 初っ端から大変なことになりました。
 試合は鵜飼さんの研究成果が現われて、終盤には大苦戦でした。
 熟慮の末「二枚落ちにあるまじき行為」で、 千日手の筋を見つけ誘導しますと、見事千日手もようとなりました。 優勢を自認の鵜飼さん「何とか打開を」と苦吟されましたが、 時間不足もあって見つからず、千日手指し直しとなりました。
 勝局を千日手に持ち込まれてがっくりの鵜飼さんから白星を強奪しました。
 しかし、その後の練習局は負かされ、 午後からの蛸島初代女流名人の指導対局は鵜飼さんの勝となり、「二枚落の大家健在」を見せられました。

 2回戦の相手は、本日の主役赤荻さんです。
 私が入社した昭和40年には35歳の中堅社員で将棋部の幹事でした。 当時は初段くらいでしたが、定年を迎えられた平成2年の「定年記念将棋会」で、 蛸島先生に平手で勝つ金星で四段免状が授与されました。 盤寿を迎えられた今でも、SSLの主力選手として社団戦・職団戦でご活躍です。
 試合は私の陽動振り飛車に雁木で対抗された赤荻さんの攻めが功を奏しましたが、 美濃と雁木の玉の堅さを生かして辛うじて逆転勝ちでした。 赤荻さんの力に圧倒されっぱなしでした。

 昼食後の3回戦はSSLの林君で、社内公式戦としては初の平手戦です。
 これも陽動振飛車で対戦したが、攻め込まれて苦戦となりました。 しかし優勢を意識した林君のちょっとした気の緩みで「龍の憤死」を招き、 「龍と桂の交換」となって五分に戻し、あとは駒得を生かして紙一重の逆転でした。

 4回戦は、3連勝同士の山平君との対戦でした。
 この試合も押し込まれての苦戦でしたが、優勢な山平君の寄せに甘さが出て、これも逆転です。

 最後の5回戦は唯一の全勝者として盤に向うと、相手の大場君が「飛車落ちでお願いします」。 優勝を賭けた試合に飛車落ちは辛いものがありますが、まあ受けることにしました。
 大場君がやや無理攻めで、この日初めて局面をリードしての終盤に入りました。 ところがびっくり!大場君の寄せは鋭く、気が付くと1手違いの様相で慌てました。 序盤の大場君とは見違えるような鋭い寄せに肝を冷やしましたが、 最後に大場君にちょっとした緩手がでて、「ともに2手すき」の状態になり、 17手の詰みを読みきって漸く勝ちになりました。

 5戦全勝で優勝したとは言え、内容的には5局とも紙一重。 誰が優勝してもおかしくないメンバーでした。 田辺君・中谷君と言った、このクラスの強豪に当たらなかったのが、幸いでした。
 もし「選抜戦」に出ればまず5連敗確実です。 この大きな格差を埋めることが、富士通将棋部の一つの課題でしょう。
 今回から選抜戦に昇格していった福永君の成績が気になります。

 それから、若獅子戦ですが自分では「古豪新鋭戦」と思って戦いました(^.^)。

2011/10/27 記:大泉

赤荻さん盤寿のお祝い会

島さんからの記念品プレゼント

勝又先生からの記念品プレゼント

宴会後、赤荻さん(拡大)


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