2015年早稲田大学交流戦 集合写真 (拡大) |
お世話になります、新入社員の本行と申します。
本日は10月3日(土)に行われた早稲田・富士通交流戦レポートを書かせて頂くことになりました。拙い文章ですがどうぞよろしくお願い致します。
実は私早稲田大学出身でして、今回の交流戦で自分が社会人側で出ていることに違和感を覚えておりました。 これより自戦記をメインに振り返らせて頂きます。
一回戦目 Nさん(5年)
Nさんは、実は早稲田大学時代の私の同期で、来年度新入社員として富士通に入社する、因縁深い仲です?
大学時代沢山指したので正直またかー、という思いもありましたが、団体戦メンバーとして出場するほどの実力者なので、教わる気持ちで挑みました。
戦型は自分の筋違い角。Nさんに振り飛車させると、捌きが凄いので警戒してました。
ここで△同歩▲同銀△同銀▲同角△54歩なら角を手放している分悪いですが実戦は△34金。以下▲44歩△同銀▲16歩△45歩▲15歩△35銀▲36歩!△24銀▲16角と進み、ゴミ角が最低金に替わる望外の展開となりました。
以降難しい所はあったものの、最後はべたべた攻めで勝ちきりました。
1R早稲田対富士通は5-13でした。思ったよりも大差になってしまった印象です。 隣席で行われていた、鈴木―岡本戦のように紙一重の戦いが多かったからかもしれません。
二回戦目 K君(2年)
K君はイケメンな好青年、さらに二期連続関東ベスト8以上の実力者なんですが、唯一遅刻癖あるのが難点。
今回も?大幅な寝坊をかましてしまったらしく、2回戦からの登場となりました。
戦型は中飛車対居飛車持久戦。(第三図、便宜上先後逆)
研究に持ち込めたお陰で局面はすでにだいぶ良いですが、ここから▲35歩でぴったりした受けがありません。以下上から押し潰して圧勝。K君からすると地力を発揮できない残念な展開になってしまったようです。
2R早稲田対富士通は7対11でした。
三回戦目Y君(1年) Y君は今年1年のホープ。 何度か指したことがありますが、毎回凄まじい殴りあいになります。
戦型は4手目32飛
ここから ▲85金!△76角▲56角△85角▲同桂△同飛▲45角打△52銀▲23角成△42玉▲74歩△44桂▲73歩成!△36歩!と互いにノーガードで殴り合いました。(第五図、便宜上先後逆)
生きた心地はしませんでしたが最後は何とか余して勝ちました。
早稲田対富士通は7対11。 三戦合計は19対35となりました。
社会人の面目は保てましたが、個人的には母校が惨敗したので複雑な気分でした。
三戦全勝者は広瀬さんと私でした。 広瀬さんは、当たった3人とも団体戦出場メンバーなので流石です。 私はまあ先輩だから緩めて貰ったのでしょう。
個人的に凄いと思ったのはH君(1年) 初戦奥村さんには負けたものの、植木さん、鵜木さんに勝利しておりました。 1年生でこの実力。末恐ろしいです。
対局が終わり恒例の勝又先生による解説会が催されました。向かい飛車で馬作り合う変化が一見派手に見えて、実は細かくポイントを稼ぐ順であると教えていただき衝撃を受けました。
早稲田富士通交流戦がいつから継続しているか、私には分かりませんが、数年前の交流会がきっかけで私は富士通に入社したいと感じました。 これからも末長く富士通将棋部と早稲田将棋部互いの絆が深まるこの交流会が続いていくことを願います。
最後に、交流会に参加していただいた早稲田の皆様、富士通将棋部の皆様、勝又先生本当にありがとうございました。
以上です。
対局風景 1R |
指導対局風景 2R |
対局風景 2R |
対局風景 3R |
結果発表 |
勝又プロによる解説会 |
大泉さんからの挨拶 |