2016年 早稲田大学交流戦






2016年早稲田大学交流戦 集合写真 (拡大)
参加者
富士通:17名
 青山、浅倉、池田、植木麻、鵜木、小野寺、漢那、北上
 島、鈴木敏、竹村、中治、二宮、広瀬正、笛木、藤原、松原
早稲田大:17名
 朝妻、石橋、井上、今井、岩城、川崎、菊池、白鳥、中津留
 樋園、平井、平野、松尾、御澤、山口、吉田新、吉田剛、
勝又プロ  (敬称略)
日時
2016年9月3日(土)
交流戦 10:00〜、解説会 15:30〜、宴会17:00〜
場所
対局の部:武蔵小杉タワープレイス23階 235会議室
宴会の部:やきとり屋 すみれ
対局結果
交流戦 結果表
参考
2015.10 早稲田大学交流戦

【交流戦レポート】(浅倉)

9月3日に武蔵小杉タワープレイスの23階にて、 早稲田大学との対抗戦が実施されました。私は、学生時代からこのイベントに参加しており今回は社会人として初めての参加だったので新鮮な気分でした。 今回は自戦記という形で今回の交流戦を振り返っていきたいと思います。

1R 石橋君(1年)
石橋君は高校新人戦全国3位や準中学名人などの実績を持つ期待の1年生です。戦型は私の4間から振り直した向飛車に対し、石橋君は居飛車。展開はこちらの手損を的確に咎められて位を奪取させた分、序盤では作戦負けに。そのままゆっくりしていると徐々に形勢が悪化する予感があったので、仕方なく少々無理気味と考えていた強襲を実行しました。これが功を奏し、石橋君に受けのミスが出ました。以下は、残り時間の差などの要因もあり最後まで攻めを繋げて勝ち切ることが出来ました。

2R 平野君(2年)
2戦目であたった平野君は今年の関東オール学生最強者戦で3位に入賞するなど勢いのある強豪で、春の大学団体戦でも優勝に大いに貢献していました。将棋の内容は、私の居飛車に対し平野君は角交換型の向飛車となりました。

左図で作戦負けを意識して長考に沈むことに。その時の私の思考としては、平凡に同銀は同角で自信なし。2六飛は3四銀・3六飛・3五歩でダメそう。その為、本譜は同角を選択。以下、同桂・2六飛と進みましたが、そこで4九角と指される手を失念していました。右図では駒は捌かれ、駒損で、玉もこちらのほうが薄いという三重苦。夢を希望もありません(笑) 思わず苦笑いしてしまいましたが本譜は開き直って、3六飛・5八角成・3一飛成・2五飛・4五銀と進めました。その後最終盤まで苦戦が続きましたが、攻め合いの展開でワンチャンスがあり逆転勝利を収めることが出来ました。

3R 仲津留君(2年)
仲津留君は高校竜王戦全国3位や関東オール学生最強者戦優勝などの実績があり、終盤の勝負強さが持ち味の強豪です。今回の将棋は私の先手で、7六歩・3四歩・5六歩の出だしを選択し、早くも力戦の様相となりました。以下駒組みを進めて図の局面に。

ここで、6五角と指してペースをつかんだと思います。狙いとしては8四歩もしくは8三角成の強襲と5五歩から4三に成り込む順ですが、後手はこの両方を受ける手段がありません。本譜は8二銀・5五歩以下5筋の歩を取り込んで押し切ることが出来ました。

こうして3局終了し、結果発表の時間となりました。 団体としては富士通側から見て 1R 5-10 2R 9-7 3R 8-8 と競った好勝負となりましたが、勝ち数の関係で今回は早稲田大学に軍配が上がりました。 次に個人の全勝者ですが 社会人では藤原さんと私 学生では川崎君 以上3名という結果でした。

また、対局終了後には恒例の勝又先生の質問コーナーが行われ、角換わりや右四間飛車についての質問が活発に出て大いに盛況となっていました。

その後、打ち上げは「焼き鳥屋すみれ」で行いました。人生で初めての幹事だったので非常に不安でしたが、漢那さんや皆様のご協力のおかげで無事に努めることが出来ました。改めて御礼を申し上げます。 今回で節目の10回目となったこの交流戦ですが、今後も末永く続いていくことを願いこの文を閉めさせて頂きます。最後になりますが参加してくださった勝又先生、早稲田大学の皆さん、富士通の皆さん、本当にありがとうございました。


2016/9/14 記:浅倉

【交流戦風景】


対局風景 1R@

対局風景 1RA

対局風景 1RB

指導対局風景 1R

対局風景 1RC

対局風景 2R@

対局風景 2RA

指導対局風景 2R

対局風景 2RB

対局風景 2RC


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