今回の1軍は前日選考会の結果、浜、喜多、出沢、中治、島。
結果的には前回の赤畠さんが浜さんに入れ替わったメンバーで臨む事になった。
朝イチの抽選の結果はジュポン化粧品、NEC(2)、日レスと同じブロックに。
頑張れば2-1は充分望めそうなブロックだ。
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旧知の青柳君がオーダー決めしていること以外は初戦なので情報が無い。
こちらは山カンで並べる。
当たりは浜-桐山、喜多-渡辺徳之、中治-青柳、出沢-鈴木貴幸、島-渡辺健弥。
副将三将は流石に分が悪いか。
あと全部とるのは、う〜ん大変。。。
手洗いに立つ途中に浜-桐山戦が目に入る。 浜さん得意の角代わり棒銀、しかも昨日の浜-島戦と似た形。 出沢-鈴木貴幸戦は相穴熊。 自分が勝てばもしかして何とかなるかも、と思いながら席に戻る。
自分の将棋は居飛穴模様VS急戦向飛車。
序盤からそれなりに差し回して中盤ではどうみても優勢。
しかしここからはお互い30秒、アマチュアの勝負は所詮ここから。
ケンヤ君の追い上げに加えて、時計の音がいつもにまして迫ってくる。
時計の音が迫ってくるのは調子の悪い証拠だ。
今思えば打って出るべきところ、辛抱すべきところ、開き直るべきところ。
すべてが少しずつ狂っていたような気がする。気がついたら局面はもう駄目。
茫然自失の自分がそこに居た。・・・まさかこれを負けるとは。
頼みの浜さんもやられて結果は1-4。
お互いに肝の一戦だ。
勝たなければいけないという意味でのプレッシャーがかかる。
中治-伊藤雅明、出沢-山本、喜多-大窪、浜-辻、島-加藤徹。
当たりを見て正直、やられたと思った。
浜-辻、喜多-大窪はタイプ的に当てたくなかった。
自分の相手は序盤巧者の加藤君、
ふわふわと序盤をすすめる内に予想通りリードを奪われる。
何だよこんなの、本に書いてあるじゃないか。。。しっかりしろ自分。
しかし将棋が、ここから勝つまでが大変なゲームなのはよく知っている。
じりじりと盛り返し、追いついた頃に両者秒読みへ。
流れの悪さを感じた相手の勝負手に対し、
勝負の呼吸でカウンター気味の攻め合いに出るが、結果的に判断ミスとなり1手届かなかった。
打って出なければまだまだだが、
辛抱しきれなかったのは調子ではなくきっと実力なのだろう。
そしてメンバー表交換時の悪い予感は的中し、 「いくら当たりが悪くてもまさかそれはないだろ!?」の1-4負け。
2戦目ではNEC(2)に4-1勝ちしている。
これに負けると自動的に残留決定戦。
仮に勝っても安心はできないが、勝つと負けるでは気分的にえらい違いだ。
幸いにして今回は3局目、昼休憩中に少しだけ情報を仕入れる事が出来た。
一人力の劣る選手が居て大将に座り、下位に手厚くオーダーするのが今回のレストランの傾向。
喜多さんを大将に置いて確実にとってもらう事とし、副将は中治さんにお願いする。
これも充分に勝機があるし、あとは下3人で真っ向勝負だ。
メンバー表交換の結果は
三海-喜多、浅香-中治、西山-浜、鰐淵-島、木村秀利-出沢。
してやったり、これで負けたらしょうがない、という当たり。
相手の主力は強力だが、副将以下で2-2は可能性充分。
自分が勝てばまず大丈夫と感じていた。
自分の相手鰐淵君は一手損角換りから鰐淵流の力戦振り飛車。 しかしこれは玉形に差がつきやすく自分好みの戦型。 穴熊を見せて相手の動きを誘い、そこで貴重な1歩交換。 その1歩を玉頭に継ぎ歩してプレッシャーを増し、あとは玉頭戦での勝負。 善悪はともかく思惑通りの、そして好みの展開。 30秒将棋での差しあいが続く。
しかし、、、そこで先に致命的な間違いを指したのは
今回も自分のほうだった。最後の勝負手にも気づかず離された形で終了。
得意な展開でせり負けるのは精神的にきつい。
加えてチームは何と2-3負け。
しかしともかくあと1局、自分を信じて指すしかない。
古作さんが退職されて出ていない事は知っているが、
毎コミは逆ブロックなので全く情報が無い。
しかし日レス戦、浜さんや喜多さんは期待通り勝ってくれた。
出沢も中治さんも、悪くない将棋を指しているようだ。
どう当たっても少なくとも五分以上の筈。
勘でオーダーし自分が勝つことだけを考えて席に座る。
当たりは
中治-下村康史、島-伊藤享史、浜-上地、出沢-下村竜正、喜多-鈴木。
戦型はいとたか君のウソ矢倉、こちらは昔とった杵柄の急戦矢倉に。 序盤、相手の受身になりやすい手段につけこんで立ち回り優位に立つ。 左隣の中治さんは相手のウソ筋をとがめて優勢に見える。 そして右隣がすごい。驚くべき浜流の差し回し、 相手の攻めが自陣に食い込んでいるように見えるが、気合充分にノータイムの応酬。 しかしこれ本当に大丈夫なんだろうか、、、勝又さんの心配そうな顔が見える。
自分の将棋はそのまま終わりホッと一息。中治さんも順当に勝ち。
「出沢はどうしました?」 川妻部長が教えてくれる。
「負けた。今2-1だけど浜君と喜多君のどちらか勝たなきゃ駄目だ」
見ると激しい叩き合いを制した浜さんが必勝となっている。
ほどなく終わり、喜多さんも少し分のよさそうなドロ試合を乗り切って勝ち。
前日から数えて長い二日間がようやく終わった。
今回は、親身に指導頂いた勝又さんをはじめとして皆さんを最後までハラハラさせる 戦いとなってしまいました。ただそれでも何とか残留できたのは、 S級昇級後に川妻部長の発案で職団戦に対する取り組み方を軌道修正し、 まだ手探りにしろ仲間内で競い合うプロセスを取り入れてきた成果かと思います。
ただS級というところは、下を見て戦うのは体力的にも精神的にもつらい限り。 次回はもう少し上を見て戦うべく個人的に、またチーム的にも準備をして 臨みたいと思います。 早い段階で1勝し早めに残留が決まる展開になれば、あるいはもう少し 上を見て戦うチャンスが巡ってくるかもしれません。
2005/9/16 記:島回戦 | 相手チーム | 浜 | 喜多 | 中治 | 出澤 | 島 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ 1回戦 |
ジュポン 化粧品 (1) |
大将 桐山 ● |
副将 渡辺徳 ● |
三将 青柳 ● |
四将 鈴木 ○ |
五将 渡辺健 ● |
1 - 4 ● |
リーグ 2回戦 |
NEC (2) | 四将 辻 ● |
三将 大窪 ● |
大将 伊藤 ○ |
副将 山本 ● |
五将 加藤 ● |
1 - 4 ● |
リーグ 3回戦 |
日本レストランシステム(1) | 三将 西山 ○ |
大将 三海 ○ |
副将 浅香 ● |
五将 木村 ● |
四将 鰐淵 ● |
2 - 3 ● |
残留決定戦 | 毎日コミュニケーションズ(1) | 三将 上地 ○ |
五将 鈴木 ○ |
大将 下村康 ○ |
四将 下村龍 ● |
副将 伊藤 ○ |
4 - 1 ○ |
計 | - | 2 - 2 | 2 - 2 | 2 - 2 | 1 - 3 | 1 - 3 | 8 - 12 残留 |
S級 2組 | ジュポン | 富士通 | NEC 2 | 日レス | 勝点 | 勝数 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ジュポン化粧品(1) | * | 4 | 3 | 3 | 3 | 10 | 1 |
富士通(1) | 1 | * | 1 | 2 | 0 | 4 | 4 |
NEC (2) | 2 | 4 | * | 1 | 1 | 7 | 3 |
日本レストランシステム (1) | 2 | 3 | 4 | * | 2 | 8 | 2 |
前日の練習会兼選考会の結果、2軍のメンバーは伊藤康晴、太田博朗、 広瀬正幸、村中俊彦、志田新の5人。A級としてはかなり手厚いメンバー で、A級優勝、S級昇級を目指してがんばろうとハッパを受けていた。
つらつらとオーダーを考える。当日朝になって、太田が大将を希望。
また、村中は端っこでないと席が狭い。
よって、オーダーは太田、伊藤康、志田、広瀬正、村中と並べた。
が、会場では長い机に五将同士が隣り合うように並んでおり、スペース
についてはあまり意味がなかった。
初戦の相手は日立ソフトウェアエンジニアリング。 川崎メンバーにとっては社会保険の県大会で時々当たる相手で強敵だが、 今日のメンバーならば十分に戦える。村中が負けての4−1。
2回戦は大和證券グループ本社(1)と。志田は玉頭位取りを受けて 玉頭から反発して叩き壊す。広瀬正も相振りで中飛車穴熊を攻略して勝利。 が、不調の村中は連敗。太田は横歩取り8五飛で駒を渡しすぎて詰ま される。寒い勝ちっぷりで3−2。
3回戦の相手はJPU(1)。聞き慣れない名前だが、もと全逓のこと。
大将には政門さんが鎮座している。
オーダーはそのままで挑んだが、伊藤康が早々と負け、志田も居飛車
穴熊を4四銀戦法で迎撃するも、頑張りどころで落手が出て負け。
太田は苦しい将棋をひっくり返し、村中も必敗の将棋を切れ勝ちで拾うが、
広瀬正は逆に必勝の形勢なのに考えすぎて時間切れで負け。
2−3負けを喫し、今回はここまで。
S級を狙おうかという意気込みもかなわず、3回戦負けと、
冴えない結果と相成った。
この後は代々木駅前の居酒屋で、戦犯裁判会、もとい反省会。
またこの場を借りて、前日の練習会から当日の打ち上げまで参加して
くださった勝又先生には感謝の言葉もありません。
次回は必ずや、ご指導の成果をお見せしたいと思います。
回戦 | 相手チーム | 太田 | 伊藤康 | 志田 | 広瀬正 | 村中 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 日立ソフトウェアエンジニアリング | 大将 大澤 ○ |
副将 河口 ○ |
三将 小林 ○ |
四将 木須 ○ |
五将 三宅 ● |
4 - 1 ○ |
2回戦 | 大和証券グループ(1) | 大将 村上 ● |
副将 山田 ○ |
三将 長岡 ○ |
四将 川田 ○ |
五将 小林 ● |
3 - 2 ○ |
3回戦 | JPU (1) | 大将 政門 ○ |
副将 磯田 ● |
三将 渡辺 ● |
四将 五味渕 ● |
五将 小林 ○ |
2 - 3 ● |
計 | - | 2 - 1 | 2 - 1 | 2 - 1 | 2 - 1 | 1 - 2 | 9 - 6 |
ふと見ると相手チームは3人しかいませんでした。
相手チームの大将はどこかで、見た人だなと思ったら、強豪美馬さんでした。
(NECだとは知りませんでした。)
NEC3軍とはいえ強い。
竹村さんは美馬さんの本を読んでいるそうで職団戦で対戦するとは、
これも何かの縁でしょうか。
時間の短い将棋では、自分の土俵に引きずりこんだほうが勝ちですね。
大会では、本に載っていないような戦法を使おうかなとふと思いました。
S級の残留決定戦は、富士通チームの迫力を
感じました。
次回は5チームでの参加を目指したいですね。
今回出場されなかった方も、次回は是非参加して頂けたらと思います。
回戦 | 相手チーム | 竹村 | 池田 | 浅海 | 大泉 | 川妻 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 第一生命(1) | 大将 芳賀 ○ |
副将 染谷 ● |
三将 土居 ○ |
四将 □ |
五将 □ |
4 - 1 ○ |
2回戦 | NEC (3) | 大将 美馬 ● |
三将 近藤 ● |
五将 岡部 ● |
副将 佐藤 ● |
四将 小久保 ● |
0 - 5 ● |
計 | - | 1 - 1 | 0 - 2 | 1 - 1 | 1 - 1 | 1 - 1 | 4 - 6 |
4チーム参加は2003/春以来、
Fクラスからの再出発かと思っていたが過去の実績からかBクラスに。
Bクラス残留はしたものの次回(来年4月)に向けて課題の残る結果でした。
回戦 | 相手チーム | 黒木 | 実藤 | 中谷 | 大屋 | 大石 | 広瀬俊 | 勝負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1回戦 | JTB (1) | 大将 浅井 ○ |
副将 栗原 ○ |
三将 磯 ● |
四将 小倉 ○ |
五将 小林 ● |
- | 3 - 2 ○ |
2回戦 | JR東日本 (1) | 大将 中村 ○ |
副将 摂津 ● |
四将 五十嵐 ● |
三将 石塚 ○ |
- | 五将 清水 ● |
2 - 3 ● |
計 | - | 2 - 0 | 1 - 1 | 0 - 2 | 2 - 0 | 0 - 1 | 0 - 1 | 5 - 5 |