2008年第77回中部職域対抗団体戦


参加者:
富士通(1): 竹村、広瀬正、大栗、鈴木康、西田
(敬称略)
日時:2008年6月1日(日)
場所:中日新聞社
結果:
富士通(1) C級 : 優勝

富士通(1) C級 : 優勝

【総括】

 6/1は、名古屋の中日新聞社にて行われた 第77回中部職域団体対抗将棋大会に参加してきました。 チームとしても初参加です。

 クラスとしてはA級〜C級の3クラスがあり、 B級希望してたものの、 新規参加ということでC級での参戦となりました。


富士通(1) 予選2回戦 対戦風景

富士通(1) 予選3回戦 対戦風景

 持ち時間は30分切れ負けで、 対戦方法は、各クラス毎に 事前に当たりが決められている予選3回戦と、 予選3回戦の結果で上位4チームがトーナメント戦に進み、準決勝〜決勝と行います。 表彰は上位4位チームまで。 参加チームは、各クラス丁度6チームずつ(総計18チーム)で、 前回大会に比べ総参加チームが減少してたとのことでした。

 当日は、名古屋駅の金の時計台に集合し、 会場の中日新聞社までゆっくり徒歩移動。 鈴木康さんから 詰めパラにも発表された全桂王手の詰将棋、 ハチワンダイバーに採用されている棋譜の出所、 コンピュータ将棋選手権と鈴木将棋等等、いろいろ教えてもらいました。 しばらく駒は触ってないとは言っても PC利用していろいろとやっているなぁと感じました。

 オーダーは、事前の申込み順固定で、 竹村、広瀬正、大栗、鈴木康、西田と並べてました。

 予選は3連勝で1位通過。 トーナメントは予選結果に関係なく純粋に抽選してましたが、 当たりとしてはうまいことに決勝まで異なる5チームとの対戦となりました。

 結果的には無傷の25-0での優勝となりましたが、 決勝では苦戦の展開も多く、 上位陣は結構危ない局面を通してたところもあり、 特に大将戦は逆転の連続だったと思います。 ちなみに決勝の大将戦は中日新聞夕刊に掲載となります。

 当初は初参加でもありどうなることかと思ってましたが、 後から考えると今回好結果だったのもあり、 上のクラスでチャレンジしてみかったところです。 今回優勝とのことで、来期(12/7)はB級昇級となりました。 この大会を機に名古屋近くでも部員が増えるといいですね。

2008/6/6 記:広瀬正

【参加者各個人の報告】

竹村

 いやぁ..富士通,強かったですねぇ.
 C級とはいえ、初参加、初手合ちいうことで、 いい緊張感で挑めたのがよかったと思います。 また、中部職団戦も減少傾向とにことで、 自分達が参加することで少しでも活性化に寄与できればとも思いました。
 次回も昇級しましょう^^

広瀬正

 今回は申込直前でもメンバが足りないという状況だったので、 人数合わせということで参加してきました。 その前に、新規で情報不足の中、 足りてなくてもまず参戦しようという意気込みが一番良かったかと思います。

 当日は下位陣が終わるのが早くて、対局風景撮るのに苦労しました(^^ 何とか1回早めに終えて撮影するのがやっとでした。
 予選1位で通過したものの、トーナメント戦では一発勝負なので、 いい緊張感で臨めました。 下図が、決勝局の終盤。先手玉はどこでつかまるか想像つくでしょうか。

富士通(1) C級 表彰風景

富士通(1) C級 表彰後

 攻め駒が愚形ながら、駒得で残っているはずと思ってましたが、 ここで7四桂とすれば容易に決まってたはず。 本譜は 7五桂としたため 玉を8六〜6四と大海に逃がす展開になりあせりましたが、 それまでの貯金を活かして、 最後は2九まで追いかけてようやく詰みとなりました。

 決勝の大将戦も新聞掲載とあって終局後に採譜しましたが、 終盤の数手前に逆転という展開でした。 内容的には辛勝でした。

大栗

 予選1回戦は、1手損角換わりから右玉に組みました。 棋風から、攻めがあると見ると玉頭から戦闘をおこす。(おおー恐い) 結局危なそうに見えながら読みきって攻め勝つ。
 予選2・3回戦 準決勝はわりかし余裕に勝つ。

 決勝まで4局(チームで20局)ここまで誰も負けない。  決勝戦はプレッシャーのかかる戦いとなりました。こういう時は精神的に危なく、抑え込みにいった将棋が、逆に抑えこまれ苦戦になる。 お互い時間の切れそうな中(30分切れ負け)終盤攻めて力でひっくりかえす。持ち時間両方1分切ってました。

 結局5人全勝優勝(25勝0敗)であり、クラス違いだったような気もします。次回Bに上がるわけですが、十分上位狙えると思いますのでがんばります。

鈴木康

 中部職団戦を間近に控え心配なのは実戦不足でした。 普段はAI将棋13とAI奨励会ばかり指していて1級から上に上がれないという 悲惨な状態。AI将棋の受けの棋風は苦手です。
 対人戦の訓練ということで暫く封印していた将棋倶楽部24で指してみました。 レーティングを見てみると最高Rよりなんと500以上低く2級になっていました。 何とか二段までに戻して少しは調子が掴めて来ました。 もう一点心配だったのは駒を持って指すのが去年秋の職団戦以来と言う事。 オフラインで人と向かい合って指すのはやはりオンラインとは違い 緊張しながら対局に臨みました。

第1戦
 四間飛車から向かい飛車に振り直して来たので5筋位取りで対抗 向こうが無理に動いてきた所を反撃してそのまま勝利。

第2戦
 やはり四間飛車に5筋位取りで対抗、5筋の歩がと金になって 美濃の金をはがして快勝。

第3戦
 またもや四間飛車に4五歩急戦を挑む。 相手は5筋の歩を付いていなかったので5五桂から金をはがして 危なげなく勝利。

準決勝
 相手が力戦振り飛車に誘導。序盤から大駒の交換になる展開に。 一方的に竜を作られ損をするが、何とかこちらも馬を作ることに成功。 自陣の2枚の一段金が硬く最後は大差に。

決勝
 角替わり棒銀から端を破りましたが、優位を拡大する手段が難しい局面。 金取りに銀を打った手に対し、金が飛車の効きに逃げてきました。 同飛で次に頭金なので飛車を取り返せません。 金得になって将棋は終わってしまいました。

 私は四将で出場して、5局とも大将から三将の3人より早く終局ました。 3人が苦戦していたのを見ると、対戦相手に恵まれ楽をさせてもらったと 思います。
それでも結果を残せて優勝に貢献できて嬉しかったです。

西田

 ”完全優勝”を意識したのは,予選を全勝で抜けた時。
 マンガの”リングにかけろ”みたいだなぁーと思いました。 まさか,そのまま本当に完全優勝するとは。 あー,でも五将だから,俺は石松か・・・(^^;


富士通の対局結果 C級
回戦 相手チーム 竹村 広瀬正 大栗 鈴木康 西田 勝負
リーグ
1回戦
旭精機工業 大将
阿比留
副将
伊藤孝
三将
門田
四将
中上
五将
川島
5 - 0
リーグ
2回戦
オーエスジー 大将
近藤寿
副将
瀧下
三将
石原
四将
山下
五将
-
5 - 0
リーグ
3回戦
KYB 大将
井上
副将
鈴木武
三将
酒井
四将
三宅
五将
佐藤昭
5 - 0
準決勝 豊田合成B 大将

副将

三将

四将

五将

5 - 0
決勝 アイホン 大将
松原
副将

三将

四将

五将

5 - 0
- 5 - 0 5 - 0 5 - 0 5 - 0 5 - 0 25 - 0
優勝

C級の結果
C級 KYB アイホン オーエスジー 豊田合成B 旭精機工業 富士通 勝点 勝数 順位
KYB * 2 * 2
* 0 0 4 6
アイホン 3 * 3 * 4 * 3 10 2
オーエスジー * 2 * 2 * 0 1 5 4
豊田合成B
3 * 2 *
* 1
7
3
旭精機工業
* 1
* 3 * 0
1
4
5
富士通
5
* 5 * 5 * 5 15 1

C級決勝トーナメント
オーエスジー
2          
        アイホン 0  
アイホン
3        
                富士通
富士通
5        
        富士通 5  
豊田合成B
0          
C級 3位決定戦
オーエスジー 2





豊田合成B
豊田合成B
3



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