2012年秋 第102回職域対抗団体戦


参加者:
富士通(1): 赤畠、伊藤康、島、鵜木、関上
富士通(2): 中治、喜多、出澤、広瀬正、漢那
富士通(3): 志田、北上、竹村、杉山、福永
富士通(4): 川妻、中筋、水鳥、池田、町田
富士通(5): 大石、伊藤健、黒木、久保田、吉田
富士通(6): 齋藤、中谷、大場、島田、新塚
富士通(7): 高橋、長野、広瀬俊、大屋、望月
富士通SSL(1):鈴木康、石本、鈴木敏、田辺、安東
富士通SSL(2):香川、林吾、渡辺健、実藤
(敬称略)
日時:2012年11月25日(日)
場所:東京武道館(千代田線綾瀬駅)
結果:
富士通(1) S級 : 残留 (予選リーグ3位) (鵜木)
富士通(2) A級 : ベスト4 (漢那)
富士通(3) A級 : 慰安戦優勝 (福永)
富士通(4) B級 : 慰安戦準優勝 昇級△ (池田)
富士通(5) D級 : 2回戦進出 (黒木)
富士通(6) E級 : ベスト8 昇級△ (新塚)
富士通(7) E級 : 慰安戦1回戦敗退(広瀬俊)
富士通SSL(1) C級 : 3回戦進出 (鈴木敏)
富士通SSL(2) D級 : 慰安戦1回戦敗退
※()内はレポーター
連盟ページ:内閣総理大臣杯 第102回職域団体対抗将棋大会レポート




富士通 職団戦 池田幹事による打上後集合写真 (拡大)

富士通(1) S級 : 残留 (予選リーグ3位)

コメント(鵜木)

 前回はチームが1-2で負け越し、個人は全敗と振るわなかったので、 今回はチームの足を引っ張らないようにと思って臨みました。

予選リーグ1回戦 リコー(2)戦

 初戦を勝てばかなりの確率で決勝トーナメントに進出できると思っていました。

 自分は菊田さんと対戦。 中盤で筋の悪い攻めをしてかなり苦しくしてしまいましたが、 相手も秒読みで間違えて逆転し、何とか勝つことができました。 前回勝てなかったので、一つ勝ててホッとしました。

 終わって他の結果を確認すると赤畠さん、伊藤さんが勝利していてチームの勝ちが決定。 まずは順調なスタートとなりました。

予選リーグ2回戦 NEC(1)戦


富士通(1) S級リーグ2回戦 NEC(1)戦

富士通(1) S級リーグ3回戦 公認会計士(1)戦

 ここで勝てば予選通過が決まるので、初戦勝利の勢いに乗りたいところでした。 このチームは清水上さんが大将のイメージがありますが、今回はオーダを変えてきました。 こちらは3戦通して同じオーダにしましたが、もう少し考えた方が良かったかもしれません。

 自分は林さんと対戦し、作戦負けから劣勢に陥りましたが、 玉頭を開拓して粘っていると決めるのは意外と大変だったようで、泥試合になりました。 内容は褒められたものではありませんが、 久しぶりに熱戦の将棋を指して勝つことができたので充実感がありました。

 チーム成績は関上君が勝利したものの一歩及ばす、2-3負けとなりました。

予選リーグ3回戦 公認会計士(1)戦

 ここで勝てば予選突破はまず間違いないと思っていました。
 ただ、公認会計士チームはここまでリーグ戦2連敗ながらいずれも2-3負けと拮抗しているので 油断できないところです。

 自分の将棋で悔いが残るのが第1図の局面です。

【第1図】
予選3回戦 四将戦 鵜木vs小林知氏( 公認会計士(1) )戦

この直前に▲4六飛、△4二飛、▲5六飛、△5二飛という応酬があり、 先手も△5四歩とされて銀を追い返される展開は失敗なので千日手濃厚の局面でした。

 ここで△8二飛なら間違いなく千日手になっていたはずでしたが、 ノータイムで△8五歩としてしまったため、 ▲6三歩成、△同銀、▲8五飛と飛車をさばかれて一気に敗勢となりました。

 少し考えればわかるところだけに、 ノータイムでの△8五歩はあまりにも軽率なミスでした。

 この将棋は終盤で一瞬難しくなりましたが、 秒読みで対応できず早々と負けてしまいました。

 自分の将棋が終わった時点でチームは1−2で、伊藤さんと関上君はまだ対局中でした。 「やってしまった・・・」と絶望的な気持ちになりながらもお二人の将棋を見ていると、 伊藤さんは寄せを正確に読み切って、関上君は苦しい将棋を怪しい受けで乗り切って勝利しました。

 自分は負けでしたが、チームに助けられて3-2勝ち。これで予選は突破したと思っていたのですが・・・。

 リーグ表を確認すると、リコー(2)がNEC(1)に3-2勝ちという、予想外の出来事が起こっていました。 チームの勝ち数は3チームとも2-1で並び、個人の勝ち数の合計も8で並ぶという大激戦で、 ポイントの合計で決着をつけることに。 集計の結果、NEC(1)が65P、リコー(2)が62P、富士通(1)が61Pとなり無念の頭ハネで3位残留となりました。

 結果的にですが、3回戦の公認会計士(1)戦で4-1だったら1位通過でしたし、 逆に2-3で負けていたら4位となって残留決定戦にまわるところでした。 これほど1勝が重かったリーグ戦も珍しいのではないでしょうか。

 個人的には前回よりも内容が良かったのですが、やはり急所で負けてしまったのが残念でした。 来年は1軍で出場できるかわかりませんが、目前の将棋に集中して粘り強く戦いたいと思います。

赤畠さんのコメント

 今回個人成績、1勝2敗。最近負け越しを続けている。 内容的に満足できるものは1局もなく、ひどい将棋ばかりであった。

 1局目:序盤、何の代償もなく相手の棒銀で銀交換をされ作戦負け。 中盤、相手の緩手に助けられ逆転。

 2局目:序盤はまずまず。中盤の入口で自らの囲いを崩すような手を指し劣勢に。 中盤、すぐに負けないような手を選択しているうちに、 相手も間違えて逆転したかと思えたところで落ち着いて対処することができず、 最後は暴発。 くやしいというか情けない。

 3局目:序盤ふつうに作戦負け。 機敏に仕掛けられてからそのまま押し切られ、何の見せ場もなしで終わってしまった。

 申し訳ないという気持ちです。 今回大将で対局をさせていただいたのですが、 大将からポイントが烽ュ、 その結果チームとして2勝上げながら決勝トーナメントに進めない結果となってしまいました。 すいません。
 来年さらに将棋の強い方が入られるということで、 S級2チームも夢ではなくなったように思います。 1軍か2軍か分かりませんが、S級で指せるように、 もっと将棋に接する時間を増やしていきたいと思います。

伊藤康さんのコメント

 朝日の予選(樋田さん)の感想戦の時の広瀬君の言葉を肝に銘じて、職団戦に望みました。
「左側に金銀が取り残されてはいけない」
 確かに、銀が中央に出て、敵駒と交換になれば、 それなりの勝負形を築ける事がわかりました。

 そのおかげか、一回戦(リコー)、三回戦(公認会計士)は、 自分のペースをつかみました。 序盤でポイントを上げ、その後、ミスなどが出て、形勢は2転3転しましたが、 内容的に面白い展開で、 コンセントレーションを持続したまま、勝利をあげることができました。
 しかし、2回戦NEC山口氏戦は、 途中で愕然としてしまう局面を作ってしまいました。 敵銀が中央(5五)を制圧し、 自分の左側の金銀が完全に取り残される展開となってしまいました。 これでは、と思い、角を切って勝負したつもりでしたが、 駒損がそのまま形勢を左右し、ジリ貧のまま負けてしまいました。 実は、加藤幸氏にも同じ形で負けたことがあるので、 序盤作戦に大きな欠陥があったということでしょう。 また、改良形を考えてきます。

関上さんのコメント

 悪い点と良い点を一点ずつ話させて戴きます。

【悪い点】

 全対局、序盤からミスをして苦しい局面からのスタートでした。 しばらく将棋を指していない事もあり、勘が働いていない事が原因だと思いましたが、 穴熊を指せなかった事も原因かなと・・・。

 自分の課題としては後手番の対抗形で指す戦法があまり無い事だと感じています。 最近は4手目42飛を採用しているのですが、自分の思う展開に持っていけない事が多いです。 何か、良い戦法があれば教えて戴きたいです。

【良い点】

 2勝1敗という戦績を残せたのも中終盤の攻防で逆転できたからだと感じています。 特に怪しい雰囲気を出すことに関してはまだまだ健在なようです。 時間の短い将棋では心折れずに指し続けることが重要だと感じているので 今後も苦しい局面でもめげずに頑張りたいです。

2012/12/3 記:鵜木

富士通(1)の対局結果 S級
回戦 相手チーム 赤畠 鵜木 伊藤康 関上 勝負
予選
1回戦
リコー (2) 大将
野山
副将
菊田
三将
瀬良
四将
馬上
五将
河崎
3 - 2
予選
2回戦
NEC (1) 大将
加藤幸
副将

三将
清水上
四将
山口
五将
宮原
2 - 3
予選
3回戦
公認会計士 (1) 大将
森本
四将
小林知
三将

副将
加納
五将
濱野
3 - 2
- 1 - 2 2 - 1 1 - 2 2 - 1 2 - 1 8 - 7

S級2組の結果
S級 2組 NEC (2) 公認会計士 (1) 富士通 (1) リコー (2) 勝点勝数ポイント順位
NEC (1) * 3 3 2 28651
公認会計士 (1) 2 * 2 2 06544
富士通 (1) 2 3 * 3 28613
リコー (2) 3 3 2 * 28622

S級決勝トーナメント
リコー (1)(1組1位) 4     
      リコー (1)1 
リコー (2)(2組2位) 1    
          NEC (1)
NEC (1)(2組1位) 3    
      NEC (1)4 
日本レストランシステム (1)(1組2位) 2     


富士通(2) A級 : ベスト4


富士通(2) A級 3回戦 日立化成工業(1)戦

富士通(2) A級 3回戦 日立化成工業(1)戦

富士通(2) A級 4位 表彰後

 今回2軍のチーム幹事を務めさせて頂いた漢那です。
 前回のA級準優勝という記録からもう一歩踏み込んで優勝を目指すことは十分に可能と考えており、 当日のオーダも精を入れて作成しました。 2軍のメンバーは中治、喜多、出澤、広瀬(正)、漢那(敬称略)の5人。
 こうした大会では、実力順に並べるチームと、 大将に当て馬を置いて副将に強い人を持ってくるパターンの2通りに分かれているように思われます。 ということで、エースの出澤さんを副将において、 当て馬に当たりづらい場所で活躍してもらおうと目論みました。

1R JP労組(2) 3-2

 初戦なので5-0勝ちして勢いに乗りたい所ですが、 勝負はそれほど甘くはありません。
 大将の喜多さんの時間切れ負け、そして中治さんも負けてしまい初戦敗退が見えかけましたが、 残りの3人がなんとか勝って初戦突破。

2R JA全農(1) 4-1

 エースの古土井さんと指したかったのですが、あいにくの出張中とのこと。
 オーダは喜多さんを4将に移してさきほど勝った3人を一つずつ動かしました。 次々と勝ち星を挙げ、残ったのが5将の中治さんの所。 簡単な詰みが見えている局面で4段目の飛車を成るという反則を指してしまい、無念の敗北。
 結果は4-1勝ち。

3R 日立化成工業(1) 3-2

 日立化成工業は強豪浜さんの率いるチーム。
 オーダは初戦と同じオーダに戻しましたが、 こうした強豪が大将で来る可能性が高いチームと事前に分かっていたならば 2Rと同じオーダにして出澤さんに浜さんをお願いする方法もあったかもしれません。
 結果は大将と4将が負けて副将と5将が勝ち。
 3将の私は一見勝ち目のない将棋で、 金銀6枚の美濃囲いに馬を引き付けて相手の時間切れを狙うという卑怯極まりない指し方で勝ち。
 この1勝が大きく、チームも3-2勝ち。 中治さんも調子が戻ってきたみたいで、チームの士気も上がってきました。

4R 栄光(1) 5-0

 ここでもオーダは3Rと同じオーダで。 栄光の情報が全く分からなかったので無難なオーダが良いのかなと。
 栄光は早稲田のOB黒川さんが所属するチームのようで、 息切れして疲れた私とは対照的に 現役時代からスタミナがウリだった黒川さんは平然と対局に臨む。 この息切れは3Rまでぎりぎりの所で戦ってきた熱気だったのでしょうか。
 ここは5-0で勝つことができ、チームに勢いがつきはじめました。

準決勝 NEC(2) 2-3

 ここでNECに勝てれば勢い的にも優勝できそうです。 NECは過去のオーダを見ると副将にエースの加藤(徹)さんを配置していたので、 こちらもエースの出澤さんを配置。 結局、オーダは固定で臨みました。
 まず、3将の私が勝ち、続いて副将の出澤さんが勝ちました。 となりの広瀬さんも将棋は優勢。 大将戦と5将戦の様子は分からないけど勝ちだろうと思いました。 ところが、大将戦は少し分が悪く、5将戦は必敗形。 良く見ると4将戦は局面こそいいものの時間で押されていることに気づきました。
 しばらくして大将の喜多さん投了。 残っていた3局の中では一番勝ち目のあると感じていたところ。これは・・・。
 結局、2-3でNEC(2)に敗北。 NEC(2)は決勝でも勝ち、来期はS級への昇級を決めたそうです。

 今回は出澤さんと私が全勝。 私は春に引き続き全勝ということで職団戦無敗記録(7-0)の更新に成功。
 来年こそはS級昇級を果たしたいですね。

2012/11/26 記:漢那
富士通(2)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 喜多 出澤 漢那 広瀬正 中治 勝負
1回戦 JP労組 (2) 大将
五味渕
副将
石井
三将
小野
四将
片貝
五将
小佐野
3 - 2
2回戦 JA全農 (1) 四将
天野
大将
利根川
副将
金子
三将
今野
五将
山本
4 - 1
3回戦 日立化成工業 (1) 大将

副将
松崎
三将
小泉
四将
高井
五将
笠巻
3 - 2
4回戦 栄光 (1) 大将
黒川
副将
池田
三将
松岡
四将
佐伯
五将
赤井
5 - 0
準決勝 NEC (2) 大将
船橋
副将
加藤徹
三将
佐藤彰
四将
廣田
五将
山本圭
2 - 3
- 2 - 3 5 - 0 5 - 0 3 - 2 2 - 3 17 - 8
ベスト4

A級決勝トーナメント(ベスト8より)
日本将棋連盟 (1) 2          
    日本生命 (1)3      
日本生命 (1) 3         
        日本生命 (1) * 
特別区職員文化会 (1) 4        
    特別区職員文化会 (1)2     
東京都職員文化会 (1) 1         
             NEC (2)
NEC (2) 3         
    NEC (2)3     
日立製作所 (1) 2        
        NEC (2) * 
栄光 (1) 0         
    富士通(2)2      
富士通(2) 5          

富士通(3) A級 : 慰安戦優勝

絶対に

負けられない

戦いが、

そこにはある

 11月25日、東京武道館。
 今年最後の締めくくりとなる職団戦が始まりました。
 三軍は、福永、竹村、北上、志田、杉山の強くもなく弱くもないメンバー。 福永、志田、杉山は前回から引き続き、竹村はA級カムバック、北上は今回がA級初参加。 この5人でどこまでやれるか。

 ここ最近の三軍は1回戦負けか2回戦負けで2局しか指さずに終わることが多いため、 そろそろ上まで勝ち上がりたいところ。
 しかしトーナメント表を見ると、初戦の相手はいきなりNEC(3)。 それに勝ったとしても我々のブロックには、 野村証券(1)、講談社(1)、オリックス(1)、マイナビ(1)という1軍強敵軍団がそろっています。 勝ち上がるには、なかなか大変ですがA級なのでまぁこんなところかもしれません。
 では、以下から各自の戦果報告です。

■本戦1回戦 NEC(3)戦

大将戦 福永VS川村氏戦(以下、福永記)

 初戦の相手は、永遠のライバルNEC(3)。 A級には、(3)のチームが我々富士通(3)とリコー(3)の3つありますが どこが本物の(3)か決着をつける時がきました。
 私の相手は強豪、川村氏。 かなりの強敵ですが、今日の俺の敵ではない。

 戦型は、横歩取らず。 中盤まで戦後同型に進み、お互い動きが難しくなりましたが 川村氏が自陣角を打ってくれたので局面が動きました。 しかし、私の角合わせがやや疑問だったようで 迎えた第1図はやや不利のようです。

【第1図】
本戦1回戦 大将戦 福永VS川村氏( NEC(3) )戦
【第2図】
本戦1回戦 大将戦 福永VS川村氏( NEC(3) )戦

 ここから7四歩、4五銀、7三歩成、同金、2六飛、4四角、2五飛、3六銀、8五飛、8四歩、6五飛。 川村氏は上記の8四歩を悔やんでおられました。ここは8四金だったとのこと。 確かにそれなら最後の6五飛を同銀と取っても金当たりになりません。 少し形勢が良くなり、第2図が勝負どころ。

 受けに回る3七同銀もありますが、これは最後に6九銀と打たれる手があるので怪しくなります。 そのためここから一直線に7四歩、3八銀成、7三歩成、4八角成、6八玉、4七馬、7九玉、4二玉、6三と、7四歩、5四桂 で寄せが筋に入り、一手勝ちになりました。 先手玉は中住まいで頑張るより本譜のように左辺へ逃がした方が安全です。 以下は、一手一手の寄せで勝つことができました。
 本局は、中盤の仕掛けどころが難しく形勢判断も容易ではありませんでした。 先手の飛車が左右に動きまわる展開になり指しやすくなりましたがリスクのある指し方でした。 決定的な悪手もなく、富士通(3)とNEC(3)の大将戦にふさわしい内容だったと思います。

副将戦 下地氏VS竹村戦(以下、竹村さん記)

 相手は最近多い角道止めない四間飛車。 こちらから角を換えて力戦相振飛車に。 深く囲ってくれば飛車先(2筋)殺到を目指すのですが、 相手玉が4筋なのを観て飛車先の歩を切って4筋に転換。

【第3図】
本戦1回戦 副将戦 下地氏( NEC(3) )VS竹村戦

 38手目(第3図)、手持にしたばかりの歩を打つ自慢の一手。 同歩は3八角と切って7五金が残る。本譜でも玉頭に傷が残って後手ペースに。 以下カウンターを許さず押し切って制勝。
 職団戦は最近奮わなかっただけに本戦の快勝で気分良かった将棋でした。 慰安戦になってからは負け越しでチームに救われました。もっと頑張らねば^^

三将戦 北上VS岡部氏戦(以下、北上さん記)

 四間飛車の対抗形。 穴熊かと思ったらそうでもなく、普通に組まれたので、こちらも普通に左美濃に。 △4三銀を見て、4六銀と出たが、そこで3二銀と引かれて第4図。

【第4図】
本戦1回戦 三将戦 北上VS岡部氏( NEC(3) )戦

 3七桂と一回待つのが正解らしいが、勢い

▲3五歩、△4五歩、▲3三角成、△同銀、▲3四歩、△4六歩、▲同歩、△同飛、▲4七銀、△4四飛。
 ▲3四歩には同銀の一手と思い込んでしまい、あまりよく読んでいなかった。 4四飛車を見てフリーズ。 ここは飛車成りを放置して攻め合う順もあったが、局面を収めてやり直しを目指した。

▲6六角、△3四飛、▲3六歩、△4六歩、▲同銀、△3六飛、▲3七銀、△3四飛、▲4七金。
 長考したが疑問手を選んでしまう。ここは悪くも2二角で勝負するべきだった。 4七金の抑え込みにかけたのだが。

△6五歩、▲7五角、△5五歩、▲同歩、△6四銀、▲3九角、△5五銀
 角を追って△5五歩から△6四銀がいい手だと思った。抑え込むつもりが逆に凹まされてしまい、 以後は時間もなく、悪手連発でひどいことになったことは確かだが、最後まで棋譜が並ばなかった。

四将戦 小久保氏VS志田戦(以下、志田さん記)

 さて、今日は第102回職団戦。
個人的な事情であまり練習できず、選考会すら参加していないので、 3軍で出していただいているのも温情なくらいだが、 ここまで来たらともかく自分の将棋を指すだけである。
 ここしばらく、先手でも後手でも中飛車を指していたが、 先手5六歩からの中飛車では相振りにされて苦戦するケースが多く、 個人的に今回は角道オープン振り飛車を試してみるつもりで臨んだ。

 川崎職団戦でも何度も当たっている負けたくない相手。 小久保さん先手で▲7六歩、△3四歩、▲1六歩、△4二飛の出だしから先手が右四間に振っての乱戦に。 難解な局面が続き、終盤は双方時間切迫のなかすこしづつ悪くなり、粘りが足りず最後は詰まされた。
 チームも2-3負けとなり、責任を感じる敗戦となった。
 というわけでチームは慰安戦に回ることに。

五将戦 杉山VS伊藤氏戦(以下、杉山さん記)

 相手の矢倉に急戦米長流で挑む。 中盤でやや指しやすくなり中終盤で勝ち筋が2、3度あったが逃してしまい、 終盤受け間違えもあり負け。チームも2-3負け。
 福永さん、竹村さんの気合勝ちを生かせなかったことに一番悔いが残る。

□本戦1回戦総括(以下、福永記)

 残念ながら2-3で敗れてしまい、本物の(3)はNECさんでした。
 我々に足りなかったもの、それは「絶対に負けられない」という勝ちへの執念。 覚悟が相手のそれよりも、下回っていただけのこと。 後から聞けば、1軍から4軍まで全てNECチームに敗北したとのこと。 これは偶然ではない。 この大会に対する富士通全体としてのレベルが、そこまでしか到達できていなかったがゆえの結果。 強豪チームと対戦して、それを思い知ることになった。

■慰安戦1回戦 野村証券(1)戦

大将戦 吉川氏VS福永戦(以下、福永記)

 このチームには、社団戦で同じチームメイトの中村氏がおられます。 中村氏とは当たらず、吉川氏という方が相手で中村氏より強いのかと思いましたが、 だとしても、今日の俺の敵ではない。

 戦型は、吉川氏の四間飛車に対し私の7二飛急戦。

【第5図】
慰安戦1回戦 大将戦 吉川氏( 野村証券(1) )VS福永戦

 第5図で普通は7七同飛で、吉川氏も当然そうやるつもりだったとのことでしたが つい手が7七同桂と指してしまったと言われていました。 7六飛で銀を頂き、そのまま勝たせてもらいました。 本局は一手ばったりがあったため、勝てましたが いつもならここから難解な将棋になるところでした。

三将戦 畑中氏VS志田戦(以下、志田さん記)

 野村証券さんは数年前はとても強いチームだったのだが、有力なメンバーが退職してしまったとのこと。 同じ実業団将棋部として、他人ごとではない。
 さて相手は畑中さゆりさん。 先手畑中さんの角交換四間飛車。自分が指そうと思っていたことをされてしまった。 それなら居飛車側を持つのもいい経験というもの。 まあこんな感じかと矢倉に組んで、第6図はよくある雰囲気だが、ここでもう悩んでしまった。

【第6図】
慰安戦1回戦 三将戦 畑中さん( 野村証券(1) )VS志田戦
【変化1図】
慰安戦1回戦 三将戦 変化図
▲7八飛まで

 もちろん素直に歩交換を許してゆっくり指すのも一局ではあるが、 それでは相手にだけ一歩を持たれることになるので反発したくもなる。 といって△7五歩、▲同銀、△7二飛では▼7四歩と打たれ、△同銀は▲6一角で駄目。 なので△4四角はこんなところだろう。
 対局中は以下▲7四歩△6五歩A▲5五角△同角▲同銀△7四銀▲7八飛(変化1図)を予想しており、 そこで△7三歩だと▲6四銀とすりこまれ自信がない。 △7五歩▲6四銀△8七角から7六に馬を作ってもたれておくくらいだろうか、と考えていた。
 あとから考えてみるともう一つ、A▲5五角に代えて▲4六角もある。 △7二飛なら▲5五銀△3五角▲7八飛。これは後手がまずいだろう。 △6六歩▲8二角成△6七歩成▲9八飛△5八と▲同金△8七銀▲6八飛△9九角成▲8一馬。 こんな順すらありうる。

 本譜は、畑中さんは▲7四歩と取らずに▲5五角。 これには当然、△同角▲同銀△7五歩で一瞬歩得だが、直後の▲4六角がうるさく、 △7三角▲7八飛でまた考慮に沈んでしまった。

 △8五歩と突きたいのはやまやまだが、 ▲7五飛△7四歩(△8六歩では▲7四歩で駄目)▲8五飛でまずそう。 そこで△8三飛と耐えた手に、▲7五飛と来てくれたので少し楽になった。 ▲6六銀(変化2図)として▲7五銀を狙われたらどうするのか、思わしい対応が見えない。 そんなわけで第6図周辺の居飛車を持ったらどう指すのか、苦慮している次第。

【変化2図】
慰安戦1回戦 三将戦 変化図
▲6六銀まで
【第7図】
慰安戦1回戦 三将戦 畑中さん( 野村証券(1) )VS志田戦

 数手進んで第7図。ここまでの▲7六飛〜▲6六飛〜▲6四銀の構想を畑中さんは悔やんでいた。 確かにこうなると8筋を放棄した先手が攻め急がされている気もする。
 ▲6一角から絡みついてきたが、結果的には攻めが少し細く、以下は受け切り勝ちとなった。
 結果は幸いしたが、第6図周辺に限らず、序盤に研究材料がたっぷりある一局だった。
 チームは4-1で勝利。

四将戦 杉山VS片岡氏戦(以下、杉山さん記)

 角換わりの将棋。相手の棒銀にこちらは早繰り銀。 相手に攻めさせてカウンターを狙う将棋で中盤まで互角。 相手の飛車を隠居させつつ、 取った香車を自分の飛車の上に2つ重ねて悪趣味な3段ロケットを設置。 終盤、ロケット点火後、相手玉頭に着弾、、、、、、、、

五将戦 小野沢氏VS北上戦(以下、北上さん記)

 矢倉戦。先手側が早囲いを目指したので、急戦の構えに組んだら、 なんと角を覗いて先手側から6五歩と指されたのが第8図。

【第8図】
慰安戦1回戦 五将戦 小野沢氏( NEC(3) )VS北上戦

 いくらなんでもと思っていたが、相手の方も魔が差した模様。 実際この後、逆に6五歩と確保した拠点が大きく、 途中怪しい変化はあるものの、最後まで拠点を生かして押し切った。 
 やっと視界が開けた。チームも勝って初戦突破でホッとした。

□慰安戦1回戦総括(以下、福永記)

 本戦1回戦に比べると、余裕があったようで勝利することができました。
 ここで負けると降級の可能性があったため、まず一安心です。
 これでようやく、慰安戦ですが3局目を指せることになったので 午後も観戦ではなく対局できる喜びを感じました。

■慰安戦2回戦 講談社(1)戦

大将戦 藤原氏VS福永戦

 慰安戦2回戦は講談社(1)。 藤原氏とは今年の支部対抗団体戦で当たっており、負けているので今回がリベンジでした。 なかなかの強さでしたが、それでも、今日の俺の敵ではない。

 戦型は、角換わり右玉VS腰掛銀穴熊。 飛車切りから攻め続け、いけそうでしたが攻めが切れそうでもあり、 この戦型特有の攻め切れるかどうかになりました。 第8図で、3七歩成、同金、同金、同玉、3六歩、4七玉、6三桂と進めましたが 良くわかりませんでした。 最後の6三桂は、飛車を2筋に回られた時の牽制と歩切れの解消を目的としています。

【第8図】
慰安戦2回戦 大将戦 藤原氏( 講談社(1) )VS福永戦
【第9図】
慰安戦2回戦 大将戦 藤原氏( 講談社(1) )VS福永戦

 数手進んで第9図。 ここから3五桂、5八玉、2三金寄、6二飛、3一金打と進みましたが3五桂はまずかったかもしれません。 単に2三金寄の方が6三桂と連動していたと思います。
 そして最終盤、第10図。

【第10図】
慰安戦2回戦 大将戦 藤原氏( 講談社(1) )VS福永戦

富士通(3) A級 慰安戦2回戦 講談社(1)戦

 2七飛、2六歩、5七飛で終わりました。 2六歩では、5八とで難解ですがなんとか食らいつけたような気がします。 時間が切れ負け直前だったため、5七飛を見落としました。 この後、切れ負けました。
 本局は、この日一番の難解な将棋でした。 展開的には穴熊が勝ちやすいのですが、受けの強い人なら先手右玉側を持ちたいかもしれません。 残念ながらリベンジなりませんでした。

副将戦 志田VS山岸氏戦(以下、志田さん記)

 こちらの先手で3手目▲6八飛に、後手は左玉+地下鉄飛車としてこちらの高美濃の玉頭を狙ってきた。 石田流に組んで攻めてみると、相手の悲観に助けられ、飛車側を食い破って圧勝の形勢…のはずが、 スカポンタンな寄せですっぽ抜け。 最後は時間切れ勝ちという体たらくだった。 思わず頭を抱えてしまった。
 チームは4-1で勝利。

三将戦 野島氏VS杉山戦(以下、杉山さん記)

 出だしから珍しい将棋。5手指したところで第11図。 ▲6六角と指されて、どう咎めるか?咎められるのか??と少し長考しましたが「貴重な経験」と割り切って教えていただくことに。
 第11図以下、△8六歩▲同歩△同飛▲7八銀と進み、 おとなしく△8二飛は▲8四歩と押さえ込まれるので角にプレッシャーを掛ける方針で進める。

【第11図】
慰安戦2回戦 三将戦 野島氏( 講談社(1) )VS杉山戦
【第12図】
慰安戦2回戦 三将戦 野島氏( 講談社(1) )VS杉山戦

 数手進んで第12図。 7九にいた後手の金を狙って△1三角と出たところ、 ▲6九金と交わし△5七角成が実現した局面。

 ここでは先手角銀交換の駒得の上、馬が出来て優勢に見えるが、 歩切れで指し手が見えない上に▲8二歩が見えていて忙しい。 ここで▲8二歩もあったかと思うがここで相手は▲6六歩。
 馬の逃げ場所が悩ましいところですが思い切って△同馬、▲5五銀△同馬▲同歩と進む。 忙しい局面は続くが△6八銀を発見し、▲5八金左△6九銀不成▲同銀△同飛成▲8四飛と進んで攻め合いとなる。
 以後、終盤らしい一手争いの将棋となるが、と金を作った分、こちらが攻め勝ち。

四将戦 北上VS大槻氏戦(以下、北上さん記)

 初手より

▲2六歩、△3四歩、▲7六歩、△4二飛、▲4八銀、△6二王、▲6八玉、△8八角成、▲同銀、△7二王、 ▲7八玉、△8二王、▲2五歩、△7二銀、▲5八金右、△3二銀?▲2四歩、△同歩、▲同飛、△3三角

 角換四間飛車で、後手は角交換後、すぐに銀を上がらずに王の囲いを優先させた。 飛車先交換にはいつでも飛車をぶつける手があるのでそれはそれでいいのだが、 そのあと何故かの△3二銀(局後なんとなく指が動いてしまったとのこと)。 ここは△2二飛なら何事もなかった。まだ2二銀なら歩交換だけだったが、3三角と手放さざる得ない状況に。早くも有効一つ。

▲2八飛、△2三歩、▲7七銀、△4四歩、▲5六歩 △4五歩 ▲5七銀、△3五歩、▲1六歩、 △4四飛、▲2二歩(第13図)

【第13図】
慰安戦2回戦 四将戦 北上VS大槻氏( 講談社(1) )戦

 ▲2八飛では▲2六飛が優った。△3五歩に直ぐ▲3六歩と突き返せた。 △同歩、▲同飛、△4四飛には▲3四歩で有利。 後手4四飛〜2四飛とされると折角のリードも無くなってしまう。長考してしまったが、ここが勝負どころと決断した。

△2四飛、▲同飛、△同角、▲2一歩成、△3六歩、▲5五角、△2八飛、▲6八銀右、△2九飛成、▲3六歩

 △2二同角には、▲6六角△2四飛▲同飛△6六角▲2八飛△3三角▲6六歩△6四歩▲7五歩の展開で良しと考えていた。 後手は左翼の金銀が使いづらい。 従って、飛車交換になる。先手で飛車を下され駒を取られるので、嫌ではあるが、 歩切れのため、意外に後手の攻め手が難しいと考え踏み込んだ。

△4六歩、▲同歩、△1九龍、▲1一角成、△4六角、▲4八香、△3七角成、▲2二と

 と金が活用できる展開になってはっきりした。以下は丁寧に受けて寄せきった。

□慰安戦2回戦総括(以下、福永記)

 私以外は勝ったようで、これは望外の結果でした。 それほど楽な相手ではなかったはずですがこのチームの歯車が合いました。 ここを勝てたのは大きく、慰安戦優勝が見えてきました。

■慰安戦3回戦 JP労組(1)戦


富士通(3) A級 慰安戦3回戦 JP労組(1)戦

大将戦 志田VS渡辺氏戦(以下、志田さん記)

 相手が角道を開けなかったため、一つ気が付いた。 角交換振り飛車は相手が角道を開けないとできない(当たり前だ)。 そこで先手中飛車にしてみたところ、飯島流(和室的には杉山流)で対抗される。
 もみ合いの末だんだん旗色が悪くなり、金気2枚の薄い銀冠を攻めつけられ負け将棋だったが、 最終盤で相手に悪手が2手続き、大逆転。 チームは3-2できわどく勝利。危なかった。

副将戦 小林氏VS杉山戦(以下、杉山さん記)

 戦型は四間飛車穴熊V.S.飯島流。 中盤戦で有望な手を逃し、弱気が出たせいでチャンスを逃してからは無理矢理攻めたがうまくいなされ、 駒損と穴熊の硬さが大きく良いところなく負け。

三将戦 北上VS岩倉戦(以下、北上さん記)

 試合前に生欠伸が出てしまい、行儀悪いがガム噛んで臨む。 1手損角換りに端歩を受けてくれて棒銀に、しかも6四歩型。 もう行くしかないと仕掛けた第14図。 相手も気の緩みどころだったのか、局後、うっかりを認めていた。

△同歩、▲同銀、△同香、▲同香、△1六歩、▲1八歩、△6三銀、▲1二香成、△3一金、▲2一成香、△同金、 ▲8三香、△1二飛、▲8一香成、△1九角、▲2七飛、△2八香、▲4八金、

 ▲8三香で一発入った感じだが、△1二飛と回られて見ると、思ったほど容易ではない。 手の広いところだが果たして。

【第14図】
慰安戦3回戦 三将戦 北上VS岩倉( JP労組(1) )戦
【第15図】
慰安戦3回戦 三将戦 北上VS岩倉( JP労組(1) )戦

△1七歩成、▲同桂、△1六銀、▲2六飛、△1七銀成、▲同歩、△同飛成、▲4六飛、△2九香成、▲2六角、 △1八龍 (第15図)

 後手の△1七歩成は幸便だった。ここでは単に2九の桂馬を取り、角取りを放置しての1七歩成が気になっていた。 角を取れば一瞬は駒得だが駒の働きが違う。 ただ、6三の銀が浮いているので、これはこれで勝負だろう。 本譜は、後手に龍を作られるが、対局中は攻め合って勝てると読んでいた。 ようやくの攻め手番、飛車を成るか、角を成るか。

▲5五桂、△5二銀、▲4三桂成、△4四歩、▲3三成桂、△4五桂、▲5四桂、△同歩、▲4五飛、△3七角成

 弾かれて後手を引くとうまくいかないようで、攻め駒を被せることにした。 ▲4三桂成で相手の方が大長考。 △4四歩にはちょっとびっくり、とりあえず銀をもらって、 相手は成香を寄せるくらいしかないだろうと思っていたが、 △4五桂を見て、今度はこちらが長考に沈んだ。 うまい受けが見つからない。時間が過ぎる。 とりあえず、詰めろ詰めろで凌いだつもりだったが4五飛は危険だった。 今見直すとまだ4四角と指すべきだと思うが、 時間が気になってあまり読まずに直観で指していた。 そして△3七角成を見てハッとする。

▲同角、△4五歩、▲4四角、△5三桂、▲7一銀、△同金、▲同成香、△3九飛、▲4九桂、△3八銀、 ▲7二成香、△4九銀成、▲6八玉、△4二桂、▲6二銀、△4一王、▲5一金、△3一王、▲5二金まで。

 結局、ギリギリまで考え込むことになった。 3九飛〜3八銀では詰めろは続かないことまで確認できて、同角。 以下は流れた。

五将戦 福永VS政門氏戦(以下、福永記)

 JP労組(1)には、昨年の第100回記念大会で2-3で敗れています。 リベンジなるか。 政門氏が五将で出てこられたのは意外でしたが、チームの勝ちを優先されたのかもしれません。 しかし、相手が私だったのでこれは損得微妙。 手強い相手ですが、にも関わらず、今日の俺の敵ではない。

 戦型は、超速VSゴキ中の相穴熊戦。何度も見たことがある戦型です。 第16図から、

4五桂、4四銀、同銀、同歩、5三銀、3一角、7二飛成、同金、6二金、4五歩、7二金、5三角、 3七角、7一銀打、7三歩。

 やや無理気味の攻めですが、飛銀桂が好所にある今がチャンスと思って攻めました。

【第16図】
慰安戦3回戦 五将戦 福永VS政門氏( JP労組(1) )戦
【第17図】
慰安戦3回戦 五将戦 福永VS政門氏( JP労組(1) )戦

 以下、数手進んで福永第17図。
 9五歩は後手、待望の反撃。 さすがに端攻めがきつくて同歩とは取れませんが、7八香、7五歩、9五歩と手を戻すと、 飛角の利きが遮断され、ついでに後手持ち歩も1枚になるため脅威ではなくなります。 以下は、若干緩んでしまいましたが勝ち切りました。
 本局は相穴熊なので一方的な展開になりやすく、先攻しても攻めが切れれば敗勢になります。 ぎりぎりつながっていたかもしれませんが最後まで難しい将棋でした。
 チームも3-2で勝ち、リベンジできました。

□慰安戦3回戦総括(以下、福永記)

 やはりこのチームには昨年負けているだけあって手強かったです。 どの対局も接戦で、実力が拮抗していると感じました。 どうやら全体的に受けの強い人が多いようで、 あえて攻めさせて切らせる指し方で焦らされた将棋が多かったように思います。
 それに勝つには攻めのきつさを増すか、相手から動かざるを得ないように仕向ける手渡しの高等戦術を覚えるか。 いずれにせよ、これらを習得するのは容易ではなく日々の訓練から学び得るしかありません。 今回はリベンジできましたが、次回はまたどうなるかわからないので今後も鍛錬が必要です。

■慰安戦4回戦 新潟県庁(1)戦

大将戦 坪井氏VS志田戦(以下、志田さん記)

 後手となり、ゴキゲン中飛車にしたところ相穴熊に。 松尾流穴熊に組む先手に石田流で対抗して第18図。
 こうなると、玉の固さは劣るが、少なくとも仕掛けの権利はあってまずまずだろうか。 本によると、後手の浮き飛車には先手は3六歩を突くか、 あるいは4六歩〜4五歩と指すところらしく、 最近では6二銀型浮き飛車は少なくなっている由。

【第18図】
慰安戦4回戦 大将戦 坪井氏( 新潟県庁(1) )VS志田戦
【第19図】
慰安戦4回戦 大将戦 坪井氏( 新潟県庁(1) )VS志田戦

 後手としてもここから待つ手もないので仕掛ける△3六歩に、▲2四歩と決戦に来た。 平凡に▲同歩△4四角▲2八飛△3六飛▼3七歩△3四飛(さすがに△2六飛とはできない)という順ももちろんあったが、 先手としても松尾流穴熊が完成してこれ以上待つ理由もないので、決戦に来たくなるところだろう。 しかし△同飛▲同飛△同歩となってみると急に良くなったので驚いた。 3四に歩を打てなければ、先手の持ち飛車と7七の角は使い道がない。
 以下▲3六歩に△3九飛と打ったが、これは2七(2八は危険)あたりに飛車を打つほうが良かったか。 というのは本譜▲2二歩△同角▲2三飛△3二金▲2四飛成(ここで2八に飛車を打ってあると▲2二飛成〜▲5五角で先手勝ち)と打開があったからで、 これで一方的に桂香を拾う算段は頓挫。
 しかし△3六飛成(第19図)としてみると、歩の枚数と、と金の作りやすさが違い、振り飛車有望か。 以後は、固さが違うので接近戦は禁物、と自分に言い聞かせ、丁寧に受けて体力を削っていき、 最後は双方とも穴熊は健在ながら中押し勝ち
 チームも4-1で勝利、慰安戦優勝と相成った。

 というわけで慰安戦優勝、まずまずといえばまずまずの結果。 やはり初戦は勝ちたかったとはいえ、もし初戦を勝っていたら2回戦でやられていた可能性が高く、 結果的に一日楽しめて良かったといえなくもない。 まあ結果論ということか。
 チームMVPは、監督業を兼任、しかも川村さん(NEC)政門さん(JP労組)を破った福永さんで決まりでしょう。 皆様お疲れ様でした。また次回がんばりましょう。

副将戦 北上VS奥州氏戦(以下、北上さん記)

 県庁メンバは皆顔馴染み。 棋風は知っているので、誰と当たってもいいと思っていた。
 対戦相手の奥州さんも年はだいぶ離れているが大学の先輩にあたり、 私が学生の時には序盤を教しえてもらったこともあるお方で、新潟棋界では名士。 棋界にも造詣は深く、娘さんの旦那さんはプロ棋士でもある。 今でも新潟に行ったときはお世話になっているが、振返ってみると直接の対局は意外と少ない。
 将棋は私の先番で相掛りの出だし。 その気はなかったのだが、後手の△3四歩が早かったので、誘われるようにひねり飛車に。 対して後手は古典的な凧金の形。 奥州さんは序盤巧者のイメージが強かっただけに意外だった。
 最近は見ない形であるが、後手△4四歩に、つい▲4六歩と受けてしまったところ、 △1三角から歩を奪われてしまい、▲6五歩と突っかけたところが第20図。

【第20図】
慰安戦4回戦 副将戦 北上VS奥州氏( 新潟県庁(1) )戦
【第21図】
慰安戦4回戦 副将戦 北上VS奥州氏( 新潟県庁(1) )戦

 昔の記憶を辿れば、後手の4五歩は権利みたいなもので▲4六歩は助からない。 9七角までセットしてあれば▲6五歩で勝負だと思ったのだが、 △8七銀の筋が気になって、ここからは我ながら変な手を続けてしまう。 少考を繰り返すうち、開戦前なのに自分の持ち時間が7分を切っていた。 相手はまだ20分以上も持ち時間を余している、 ここはもう基本ノータイムで指し続けるしかない!と心に決めてのが、第21図。

△5五金、▲8四歩、△同歩、▲8三歩、△5四銀、▲7四歩、△同歩、▲同飛、△7三歩、▲8四飛、△4五銀、 ▲8二歩成、△6七歩成、▲同金、△3六銀、▲同歩、△4五金、▲7二と

 途中、▲8三歩と垂らしたところで歩切れ、△9三桂で悪いと読んでいた。 そうとわかってももう踏み込むしかない。 時間がない。 ところがここで△5四銀としてくれたため、▲7四歩〜歩切れも解消、角筋も通り、▲7二と、と進んだ。 局面は明らかに逆転している。
 意外な好転にびっくりしたが、自ら逃げ道を塞いだり、打った銀をすぐ取られたり、 この後はお互いに悪手を連発し、局面は混沌とする。双方時間が切迫し時計の叩き合い。
 「時計切れてます」の声で、ドキッとしたが、 なんと時間が先に切れていたのは奥州さんの方だった。 割り切りが良かったのが勝因か?

 前回は4チームで2連敗で終了しながら今回第3チームに上げてもらい、 何とか初戦は突破と考えていましたが、 初戦を自責でチーム負けにしてしまい、 またやっちまったかという思いもありました。
 しかし結果的に慰安戦で決勝まで行き、打順のおかげもあり個人成績も4勝1敗、 まぁ内容はともかく良しとしたいです。 それと、打ち上げの席でもコメントさせてもらいましたが、前回負けた講談社(普通は今季AリーグとBリーグ に分かれるので対戦はできない)に即リベンジできたということもなんとも不思議な気分でした。

三将戦 木島氏VS福永戦(以下、福永記)

 慰安戦最後の相手は新潟県庁(1)。
 さすがに5局目となると、将棋が雑になってきます。 木島氏はどのような方か全く知りませんでしたが 最後もやっぱり、今日の俺の敵ではない。

 戦型は先手ゴキ中VS後手超速 先手が左銀を6六ではなく5六銀と構えてきたので7五歩から仕掛けました。
 第22図から8六銀、8五歩、同飛、3四銀、8四飛、7四歩、同飛、8六飛、3四飛、6六歩、3六歩 と進み、玉頭から攻めました。 8六銀に同角なら5七桂不成で以下、 5九金左、4九桂成、同金、3三桂、3六銀、6五金、4六飛、5五金、7六飛、7五歩でどうか。 他にも変化はいくらでもありますが、先手玉が通常の美濃囲いではないため 先手は強い戦いはやりにくいと思いました。

【第22図】
慰安戦4回戦 三将戦 木島氏( 新潟県庁(1) )VS福永戦
【第23図】
慰安戦4回戦 三将戦 木島氏( 新潟県庁(1) )VS福永戦

 そして第23図。 5七銀、4三桂成、同玉、3五桂、5二玉、1八飛、4八歩で寄せが見えました。 4三桂成としてくれたので4八歩が可能となり、わかりやすくなりました。
 本局は、少し珍しい急戦となりこれが成立しているかわかりませんが 終始、先手玉の薄さが気になる展開になったので序盤で先手が工夫する必要があるかもしれません。 一貫して攻め続けたのが幸いしました。

四将戦 杉山VS細谷氏戦(以下、杉山さん記)

 相手の右玉に対して矢倉→菊水矢倉と変化する。 途中駒組みの不備から6筋の位を取られ、その位を巡る争いにしようとした局面が第24図。 2八にいた飛車を6筋にまわし、反撃を試みたが第24図の▲6一角に正直痺れた。

【第24図】
慰安戦4回戦 四将戦 杉山VS細谷氏( 新潟県庁(1) )戦
【第25図】
慰安戦4回戦 四将戦 杉山VS細谷氏( 新潟県庁(1) )戦

 放置すれば▲3五歩から桂頭攻めがあり、 △6二飛や△8二飛では何をやっているのかわからない。 かと言って△4四歩を決行すれば▲同歩△同金▲4五歩△同桂▲同桂△同金▲同銀△同飛▲3四角成(第25図)となって、 後手忙しい。

 だが、杉山の棋風的にここまで来たら行く一手! 主に公的ではなく私的に忙しい杉山はやはり忙しい順を選び第25図から
△4七飛成▲同玉△4六歩▲同玉△4五歩▲同馬△4四歩(第26図)
と進む。

 ここまでの数手、先手の対応は疑問で△4六歩や△4五歩のところで玉をかわす手があったかもしれない。 第26図となっては王手馬取りが確定し、やれる目処は立った。

【第26図】
慰安戦4回戦 四将戦 杉山VS細谷氏( 新潟県庁(1) )戦
【第27図】
慰安戦4回戦 四将戦 杉山VS細谷氏( 新潟県庁(1) )戦

 第26図以下、
▲5一飛△3一桂▲3四馬△4五銀▲4七玉△4六金▲4八玉△3四銀▲3八金△4二銀▲8一飛成△5五歩(第27図)

 途中△4五銀に▲4七玉は微妙。 結局只で馬を取った上に△4二銀と玉型が引き締まっては優勢を意識した。 あとは薄い相手玉をどう攻略するかだが▲3八金が辛抱の一手。 角2枚では有力な手が浮かばなかったが、第27図の△5五歩が相手のミスを誘った第一歩。

 第27図以下、
▲4七歩△5六金▲5七歩△6七金▲同金△4五角

 △5五歩に▲同歩は△9二角があるので▲4七歩△5六金と進む。 △5六金に対し、▲5七歩と打つのが手堅い、、、、ように見えて悪手だった。
 ここは▲5六同銀△同歩▲6七金(6八金の方がいい?)(変化3図)くらいでどうか。 優勢であるのは確かだが私の棋力では決め手が見えない。 △5七歩成▲同金△4五角▲9一竜△5六歩くらいかなあ?……

【変化3図】
慰安戦4回戦 四将戦 変化図
 
富士通(3) A級 慰安戦優勝 表彰後

 本譜は竜金両取りがかかってはっきり勝ち。

 個人的にはやはり1回戦が不本意でしたが慰安戦最終戦は自分らしさが出たと思いました。 そこいらのおじいさんには負けないように精進して、 職団戦では成績が悪いという個人的なジンクスを次回こそは払拭したいと思います。

□慰安戦4回戦総括(以下、福永記)

 最終戦は皆、力を出せたように思います。 慰安戦優勝となり、これで一応の結果を残せました。
 次回は本物の優勝と昇級を目指すことになりますが、 やはり日々の鍛練と大会に棋力をMAXにもっていく調整が必要になります。 各メンバーのさらなる飛躍を願います。

2012/12/7 記:福永
富士通(3)の対局結果 A級
回戦 相手チーム 福永 竹村 北上 志田 杉山 勝負
1回戦 NEC (3) 大将
川村
副将
下地
三将
岡部
四将
小久保
五将
伊藤
2 - 3
慰安戦
1回戦
野村証券 (1) 大将
吉川
副将
中村
五将
小野沢
三将
畑中
四将
片岡
4 - 1
慰安戦
2回戦
講談社 (1) 大将
藤原
五将
三村
四将
大槻
副将
山岸
三将
野島
4 - 1
慰安戦
3回戦
JP労組 (1) 五将
政門
四将
磯田
三将
岩倉
大将
渡辺
副将
小林
3 - 2
慰安戦
決勝
新潟県庁 (1) 三将
木島
五将

副将
奥州
大将
坪井
四将
細谷
4 - 1
- 4 - 1 2 - 3 4 - 1 4 - 1 3 - 2 17 - 8
慰安戦
優勝


富士通(4) B級 : 慰安戦準優勝 昇級△


富士通(4) B級 対局風景1

富士通(4) B級 対局風景2

 第102回職団戦(11/25)@綾瀬の4軍の結果報告をお送りします。 慰安戦準優勝で、来季はA級の可能性有りです。

 初戦は東京ガス(1) 川妻部長と池田が勝つもチームは2-3で惜しくも負け。 ということで慰安戦に。このあたりからオーダーを毎回入れ替えることを考えました。

 慰安戦1回戦 御茶ノ水東洋語学研究所 3-2勝ち

 慰安戦2回戦 太陽生命保険 4-1勝ち
 池田以外は全員勝利。

 慰安戦3回戦 松戸市役所 3-2勝ち
 山田元アマ名人を擁する松戸市役所と試合開始直前まで、 松戸市役所と気づかず、 大将には何と山田元アマ名人が。
 2-2から最後は水鳥さんが勝ちきって、勝利。

 慰安戦4回戦 NEC4軍 2-3負け
 最後に自分が残り、 局面は必勝でしたが残り時間は1分に対し、相手は5分。 時間切れを狙う相手に対し、当然ノータイム。 最後に両者同時に時間切れかと思いましたが僅かに相手の時間が切れたのが早かったようで、 何とか勝ちきりました。 執念の差で、逆に相手の時間切れ。

 チームは慰安戦の準優勝で、A級昇級候補となりました。
 川妻部長が4勝1敗(1敗は、山田元アマ名人)と、強さが光りました。

 今回は、ほぼ毎回オーダを入れ替えました。 5局も指せたのは久しぶりで将棋を堪能出来ました。 商品もゲット出来てよかったです。

 次回も頑張ります。

2012/11/28 記:池田
富士通(4)の対局結果 B級
回戦 相手チーム 中筋 川妻 水鳥 池田 町田 勝負
1回戦 東京ガス (1) 大将
須藤
副将
田辺
三将
針谷
四将
長澤
五将
宇都宮
2 - 3
慰安戦
1回戦
御茶ノ水東洋語学研究所 (1) 五将
吉田
大将
半田
三将
棟方
四将
南山
副将
鳥居
3 - 2
慰安戦
2回戦
太陽生命保険 三将
亀山
大将
藤原
四将
岩本
五将
藤原
副将
山内
4 - 1
慰安戦
3回戦
松戸市役所 三将
前沢
大将
山田
四将
清宮
五将
布施
副将
斎藤
3 - 2
慰安戦
決勝
NEC (4) 副将
竹内
三将
磯谷
四将
山本和
五将
厚芝
大将
皆川
2 - 3
- 3 - 2 4 - 1 2 - 3 3 - 2 2 - 3 14 - 11
慰安戦
準優勝



富士通(5) D級 2回戦 対局風景1

富士通(5) D級 2回戦 対局風景2

富士通(5) D級 : 2回戦進出

 5軍の結果を報告します。

 前回F級で優勝した時と同じオーダーで望みました。

1回戦:藤沢市役所 4-1勝ち

 隣では日本レストラン(2)とさわやか信用金庫が対戦している。 日本レストランが強豪なのは知られているが、 さわやか信用金庫も前回E級で準優勝して昇級したチームであることを事前に調査済。
 もし1回戦で負けると、慰安戦でどちらとあたっても勝つのは大変。降級しかねない。

 メンバの動揺を抑えるため、このことはメンバには内緒で対局に臨んだ。 えらく緊張したが勝ちに行くより負けない手を慎重に選らんで勝利。

 チームも4-1で勝つことが出来て一安心。

2回戦:さわやか信用金庫 1-4負け

 2回戦はどちらと当たるか、1回戦の対局中「私、気なります」状態であったが、 隣はさわやか信用金庫殿が勝ったようだ。
 ここを抜けても、次は前回E級3位で昇級の日立製作所(3)(あるいはそこに勝ったチーム)と当たるので楽にはならないのだが、 当面は目の前の相手に集中集中。
 しかし、やはり前回の準優勝チームは強く1-4で負け。 最短で「さようなら〜」となってしまった。
 久保田さん、大石さん、吉田さんが指導対局を受けられたのがせめてもの救い。

 来期頑張ります。

2012/11/26 記:黒木
富士通(5)の対局結果 E級
回戦 相手チーム 黒木 久保田 伊藤健 吉田 大石 勝負
1回戦 藤沢市役所 大将
高森
副将
五十嵐
三将
舘野
四将
小椋
五将
府川
4 - 1
2回戦 さわやか信用金庫 大将
松本
副将
木村
三将
市川
四将
五十嵐
五将
樋口
1 - 4
- 2 - 0 1 - 1 0 - 2 1 - 1 1 - 1 5 - 5


富士通(6) E級 : ベスト8 昇級△

 今回職団戦初参加の新塚です。今後ともよろしくお願いいたします。

 公式戦デビューが、いきなりこの様な大きな大会で、 「ものすごい場違いな所に来てしまった」というのが正直な感想です。
 それでも3試合目についに初勝利を上げることが出来ました。 4試合も出来たのは齋藤殿、中谷殿、大場殿、島田殿のおかげです。 ありがとうございました。


富士通(6) E級 対局風景1

富士通(6) E級 対局風景2

 さて、下記に6軍の結果を報告します。 2-3の僅差で惜しくもベスト8で敗退しましたが、 見ごと、来期Dクラスに昇級が確定しました。

2012/11/27 記:新塚
富士通(6)の対局結果 E級
回戦 相手チーム 齋藤 中谷 大場 島田 新塚 勝負
1回戦 ソフトバンクテレコム (2) 大将
五十嵐
副将
高瀬
三将
佐藤
四将
山下
五将
摂津
4 - 1
2回戦 KDDI (2) 大将
吉富
副将
藤田
三将
斉藤
四将
満小
五将
山下
3 - 2
3回戦 楽天グループ (1) 大将
大塚
副将
武田
三将
飯野
四将
前田
五将
鈴木
3 - 2
4回戦 矢崎部品 大将
石川
副将
中村
三将
岡村
四将
松岡
五将
木村
2 - 3
- 4 - 0 3 - 1 3 - 1 1 - 3 1 - 3 12 - 8
ベスト8


富士通(7) E級 : 慰安戦1回戦敗退


富士通(7) E級 対局風景1

富士通(7) E級 対局風景2

 長野さんのコメントとチーム幹事・広瀬俊のコメントです。

 幹事としては、綾瀬駅の数駅前あたりから、 緊張のせいか少しお腹の具合が悪くなり綾瀬駅でトイレに入った分、 集合時刻に遅れてしまいました。 遅れて会場にたどりつくと、受付も終わり1回戦の席順も決められてました。 前日、1回戦の席順悩んで決めたのに・・・。

 今期の7軍のメンバーは、長野、高橋、大屋、望月、広瀬俊

 1回戦、慰安戦1回戦共、2-3、2-3と後一つ勝ち足らず午前中で7軍の将棋は終わりでした。 ギリギリで降級はしてないと思っておりますが大丈夫なのかな。

 今季2試合2勝の長野さんにコメントをお願いしました。 内容は以下です。

長野さんコメント

 長野です。 7軍の結果ご報告です。

 1回戦敗退、裏街道にまわり又又、1回戦敗退と最悪の結果となってしまいました。

 緒戦はオイレバーン戦(2-3で敗退)。

 珍しく集合時間にちょっと遅刻した広瀬(俊)さんが私の横で指していましたが、 金銀3枚のお城は無傷で王手を一度もされることなく?完勝。
 私も勝つには勝ちましたが、中盤位でなぜか銀損。 盛り返すこともできず必敗形のまま終盤へ。 終盤、秒読みになり相手の手が本当に震えはじめ、ますに駒を置けなくなり、 詰めろで攻めても楽勝なのに詰ましにきて辛うじて詰まず、勝ちを拾えました。
 新婚の大屋さん、新戦力の望月さん、必死問題1位の高橋さんの将棋はわかりませんが、 善戦むなしく・・・・。

E級1回戦 高橋● 望月● 大屋● 長野○ 広瀬俊○

 気を取り直し裏街道へ。(JR東日本東京工事事務所、2-3で敗退)

 私の横で指している大屋さんはノーマル四間飛車。 途中、大屋さんの相手が待ったをしたらしく「今、手離しましたよね」と戦闘モード。 新婦さんに見せたかった位、毅然とした態度で、かっこ良かったです。 指摘を受け顔を真っ赤にした対戦相手は渋々大屋さんの指示に従っていました。 (大屋さんがその後も手を緩めず勝利)
 私の将棋は、すみません大変楽勝で最後は15手位の詰みでとても気持ち良かったです。 (単純な追い詰みですが)

E級慰安戦1回戦 広瀬● 長野○ 大屋○ 望月● 高橋●

2012/12/18 記:広瀬俊
富士通(7)の対局結果 E級
回戦 相手チーム 高橋俊 望月 大屋 長野 広瀬俊 勝負
1回戦 オイレ・バーン 大将
大森
副将
海堂
三将
太田
四将
加賀屋
五将
井上
2 - 3
慰安戦
1回戦
JR東日本東京工事事務所 五将
原石
四将
荒川
三将
伊奈川
副将
桑原
大将
三原
2 - 3
- 0 - 2 0 - 2 1 - 1 2 - 0 1 - 1 4 - 6


富士通SSL(1) C級 : 3回戦進出


SSL(1) C級 対局風景1

SSL(1) C級 対局風景2

 1軍は、午前と午後で勝敗が入れ替わり、惜しくもB級復帰を逃しました。


2012/11/26 記:鈴木敏
富士通SSL(1)の対局結果 C級
回戦 相手チーム 鈴木康 石本 鈴木敏 田辺 安東 勝負
1回戦 日清製粉グループ 大将
副将
三将
四将
五将
3 - 2
2回戦 JR東日本盛岡支社 大将
副将
三将
四将
五将
3 - 2
3回戦 キャノン (2) 大将
副将
三将
四将
五将
2 - 3
- 1 - 2 1 - 2 2 - 1 2 - 1 2 - 1 8 - 7


富士通SSL(2) D級 : 慰安戦1回戦敗退


SSL(2) D級 対局風景1

SSL(2) D級 対局風景2

 2軍は、実藤さんの応援があったのですが、メンバ不足で降級候補。


2012/11/26 記:鈴木敏
富士通SSL(2)の対局結果 D級
回戦 相手チーム 香川 林吾 渡辺健 実藤 - 勝負
1回戦 習志野市役所 大将
副将
三将
四将
五将
2 - 3
慰安戦
1回戦
葛飾区役所 大将
副将
三将
四将
五将
2 - 3
- 0 - 2 1 - 1 0 - 2 2 - 0 0 - 2 3 - 7


おまけ


開始前のほやほやトリオの3ショット

大石さんと久保田さんの田辺七段との指導対局

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結果:
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富士通SSL(1)富士通SSL(2)
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