第117回川崎市職団戦

参加者： 富士通(A): 広瀬正、北上、滝瀬、松原、本行 富士通(B): 黒木、伊藤健、石田、辻、小澤 富士通(C): 大石、三浦、中谷、二宮、米谷 富士通(D): 青山、高橋、望月、大場、川上 日時：2015年 5月23日(土) 場所：川崎市総合自治会館 対局結果 富士通(A)　　A級　準優勝(予選リーグA2: 1位)(本行) 富士通(B)　　B級　3位(予選リーグB1: 2位)() 富士通(C)　　D級　準優勝(予選リーグD1: 1位)(二宮) 富士通(D)　　E級　準優勝(予選リーグE2: 1位)(青山) リーグ表

全勝の中谷さん、本行さん、二宮さん、松原さん

富士通(A)　　A級　準優勝(予選リーグA2: 1位)(本行)

第一戦 NEC(B) 5-0 勝ち

初戦はいきなりNECさんと当たりました。先輩方からいきなり勝負所と聞かされていましたので、気合いを入れて望みました。
しかしながら若干空回りしたのか第一図に（便宜上先後逆）

▲5五銀がいい手で相手陣がかなり引き締まった印象。
このままでは玉頭の厚みで負けてしまうので、上手く持ち駒を配置出来ないかを考えました。
△8六歩▲同歩△5七歩成▲同金△6八角▲6七金△2四角成も考えましたが▲8八飛として▲4八飛や▲5三歩や▲5四歩を狙われる展開を嫌いました。
本譜は△8六歩▲同歩△2四角▲5八金上△3七歩成▲同銀△4五銀と進み第二図。

相手陣を乱して上手く模様を築けたのでまずまずな展開。
その後も玉頭の厚みを生かして押し潰しました。
チームも5-0で幸先よいスタートでした。

第二戦 NEC(C) 4-1 勝ち

２戦目もNECさん。
切れ負けであることもあり、指し慣れている形に誘導しました。
第三図では急所に歩が刺さり後はどう決めるかといった所。

ここから▲9三角成！△同香▲3四桂と進めました。
善悪は微妙ですが、こういう派手な手は大好きなので後先考えずやっちゃいます。
以下、△8八歩▲7六飛！△6五角▲7三歩成△8四飛▲8三と、まで進み、以下押し切りました。
広瀬さんが玉頭戦の熱戦で、手数計算を読み切り勝ったのは見ていて感動しました。

第三戦 ナイス棋友会 5-0 勝ち

二戦終わってもお昼がまだとは…
朝型じゃないので、本当にふらふらでした。
将棋の内容も序中盤はボロボロでした。（第四図）

図は何の気なしに桂馬を跳ねたところ。
ノータイムで△6五歩を突かれて苦戦を意識しました。
桂馬跳ねる前に▲3七角上がっておくべきだったな、と後悔しながら第五図。

第五図から負けを覚悟しながら▲9一角成。
通ったとしても角銀と桂香の交換、通らなければ△6七角成▲8一馬▲7七銀などで必至級なのですが、切れ負けなので諦めない姿勢でいこうと決めていました。
以下△同飛？▲8五飛から無理矢理飛車を成って最終盤へ

6七角がいかにもダサいですが、虎の子の4五桂を少しでも取りにくくさせようという狙い。
本譜は△5五馬▲6六銀△6五桂▲8六玉△6六馬と一見自然な順に進んだものの、▲5三桂不成△3一玉▲4一金△2二玉▲3一銀△1三玉▲2二銀打から馬をずらして、上部に逃げ出せる展開となり、逆転。切れ負け的にもあと30秒を切っては中段玉を寄せきれず勝ちとなりました。
感想戦では第六図から△6五桂▲8六玉△4五馬！▲同角△7一金▲8三竜△6三飛！で後手玉に手がかりがなく勝てないという話になりました。
必至をまくれるのも切れ負けならではでなあ、と局後感じておりました。

チームは3連勝で絶好調でしたので、決勝進出することが出来ました。

お昼に先輩方に紹介して頂いたお店でランチを頂きました。
とてもおいしかったのですが、サラダの量がとんでもなく多くて苦戦致しました。午後は自分との戦いになると確信して気を引き締めて望みました。
そういえば新聞記者の方にインタビューされたのですが、3,4年前？の大会で一度お会いしただけなのに名前を覚えて頂いたことは驚きました。新聞記者の方は本当に凄いですね。

決勝戦 NEC(A) 2-3 負け

決勝戦に臨む際に、相手の方が、「おそらく本行は居飛車党だ」と思って挑んでくると考えたのでとりあえず飛車を振ることは決めておりました。
ただ3手目に手が滑って？▲8六歩。相手が長考しておりましたので、対策されてはいないと一安心。以下第七図。

△5四銀右と、▲5五桂の備えと角への圧力をかけられたところ。
▲9六歩を突いたあたりから狙っていた筋で優勢になりました。

答えは▲9四歩△同歩▲9八飛！
ただの初心者攻めのようですが、桂馬を跳ねてしまっているので受かりません。
あとは陣形差を生かして攻め潰しました。

本行、松原さんが4連勝したものの、滝瀬さんが惜しい将棋を落とすなど上手く星がかみ合わず準優勝という結果に終わりました。

準優勝ということで頂いたおせんべいはとてもおいしかったです。
次こそは優勝したいです。大場さんお誘い頂きありがとうございました。
最後に拙い文章でしたが、ご一読ありがとうございました。

富士通(A) A級 3回戦 vs ナイス棋友会戦

富士通(A) A級 決勝戦 vs NEC(A)戦

富士通(A) A級準優勝 表彰後

富士通(B)　　B級　3位(予選リーグB1: 2位)()

富士通(B) B級 予選1回戦 対局風景

富士通(B) B級 予選2回戦 対局風景

富士通(B) 集合写真

富士通(C)　　D級　準優勝(予選リーグD1: 1位)(二宮)

今回のオーダーは、ニューフェイスの米谷君を主将に据えての、 米谷 > 大石 > 三浦 > 中谷 > 二宮の順で、勝ち負けでスライドさせることに。
全体を通して自局が長引いていたため、以下はほぼ自戦記。

予選一回戦 多摩将好会(B)

初戦は多摩将好会(B)でチームは4-1、個人も勝ちで幸先のいいスタート。

自分の対局は、相手の三手目6八飛車からの角交換四間飛車の出だしから、 私が角道を止めて、四間vs向かい飛車の相振りを選択。
途中手詰まり局面になりかかるも、自分の玉頭から無理やり反発し、 王様が裸になるも寄せきり勝ち。

予選二回戦 川老連(C)

二戦目は川老連チーム、川崎職団戦といえばこの高年齢層チーム、 平均年齢ネタで対戦相手の方々と談笑しながらスタート。
ここでもチーム4-1で順調に勝ちを伸ばす。

自分の対局は、初戦とは逆に私が先手角交換四間飛車を選択、後手が居飛車で受けて立つ形に。
8四歩で飛車先を留めた形に対して86歩~~44銀~56角として、飛車先を逆襲を成功させ優勢のまま一気に終盤へ。
調子に乗って攻め立てたはいいものの途中ぱったり寄せが見えなくなくなり大長考に沈む。。。

結局詰め切って勝ったものの、切れ負けで一手に10分掛け、寄せも時間も 切れかけてしまったのは大いに反省の一局だった。

予選三回戦 多摩将好会(C)

三戦目、再び多摩将好会(C)、チームは全勝の5-0 この時点で3連勝が4人並び、 優勝が見えてきて俄然やる気に。

自局は相手先手三間飛車に後手四間飛車を選択し相振りに。 序盤の方針が一貫せず攻めの形が死ぬほど重い形に。
仕方がないので相手に攻めさせて反発するいつものパターンになり、運よくはまって辛勝。またも反省。

富士通(C) D級 予選3回戦 対局風景

富士通(C) D級 決勝戦 対局風景

決勝戦 三菱UFJ(A)

いよいよ決勝。相手は三菱UFJさすがは決勝、相手の平均レベルがかなり高く、 善戦しつつも結果2-3で負け。

最終局、本日三度目の相振り。四間vs向飛車で向かい飛車を持って先手の矢倉を攻める形に。
途中怪しい瞬間もあったが終始優勢で勝利。完勝譜だった。

全体を振り返ると3勝の勝ち星15で準優勝という好成績でした。 次はぜひとも優勝を目指してリベンジしたいと思います。

富士通(C) 集合写真

富士通(D)　　E級　準優勝(予選リーグE2: 1位)(青山)

Ｅチームは、高橋さん、川上さん、大場さん、望月さん、青山の５人でした。
結果は、予選2連勝で1位通過、決勝戦で0-5負けでしたが、ともあれ準優勝でほっとしました｡
しかしながら、勝越し者無し。交流戦含めて７勝１３敗での準優勝は、超ラッキーでもあり、 複雑な気持ちです。
以下、結果を報告します。

予選1回戦 三菱ＵＦＪ(C)

エンジンが、まだ十分掛かっていない中、高橋さん、青山が先勝しました。 続いて、望月さんが敗れ、大場さんが勝利し、チームの勝ちが決定しました。
残る川上さんは､優位を築くも時間切れ負けとなりました。

高橋さん：
先手なのでゴキゲン中飛車 で相振になりました｡ お互い美濃囲い､途中で１歩を入手し玉側の端をせめて端を破りました｡
以降相手陣内で相手から取った駒を使い自玉は手つかずで早めの終局でした｡

川上さん：
相振り飛車で必勝形になりましたが、時間に追われ王手龍をかけられ最後は時間切れ。

大場さん：
先手なので石田流。中盤捌けてリードを築きそのまま押し切り。幸先よくまずは1勝。

望月さん：
相手に振穴熊に囲われた。右四間飛車から攻めるも飛んだ桂馬がただでとられ、桂損から角損になり、徐々に差をつけられ完敗。

青山：
相振り飛車で､優位を築き、最後は即詰みでした。

交流戦 三菱重工

チームは、不調で１勝４敗。ランクが違うのではとの意見もありました。
しかしながら、望月さんの1勝は､値千金でした。

高橋さん：
先手中飛車でしたが相手も中飛車でほぼ同形で膠着状態に､時間切れの将棋で先手なので無理して動いて失敗､三菱重工さんは格上かと思った｡

川上さん：
またも相振り飛車。序中盤でつまらないミスを連発してしまい、終盤には差をつけられていました。

大場さん：
序中盤リードしたが、5手詰みを逃した挙句、時間に追われて龍を切りまさかの逆転負け。本日一番の反省局。

望月さん：
玉頭からの垂れ歩攻めが功を奏し、何とか寄せきった。垂れ歩と飛車の攻めで攻めることができた。

青山：
相振り飛車の序盤で､うっかりミスで不利になり、玉形の差で勝負もできず、敗退。

富士通(D) D級 予選1回戦 対局風景1

富士通(D) D級 予選1回戦 対局風景2

予選2回戦 港北将棋会

気を取り直して、エンジンがかかり、高橋さん、大場さん、青山が３勝して、決勝進出となりました。
高橋さんが、狙った二歩勝ち？？と珍妙な事を言われていましたが、何はともあれ一安心でした。

高橋さん：
先手なのでゴキゲン中飛車 相手は歩を使い受け将棋で受けばかり､ 中盤戦で金を5段目におびき出して
金が動きにくい展開に飛車でその金取と意味のない手をしました。相手､歩と桂馬しか持っていない。
なんと二歩を狙ったかのように相手が歩を金の頭に打ってしまった｡２段目に歩を打っていることを失念した模様｡
歩を打たないと金が取られるし 金を逃げると飛車が成れる展開で多分を二歩を打たないでも勝てた気がしました｡

川上さん：
対抗形で、途中、自陣に角撃ちの隙を与えてしまい、その後こちらも龍を作れましたが最後まで差を縮められず･･･

大場さん：
2戦目同様の展開でまたもや3手詰みを逃し大乱戦に…。
あわや連続逆転負けするところでしたが何とか寄せ切り辛勝。

望月さん：
囲いの途中から戦いが始まった。相手玉は居玉。
自玉も変な形ではあったが、攻め合いにならば勝てると思った。
しかし、攻めに転じたときに自玉が受けがわるく敗着。相手の攻めが全く読めていなかった。

青山：
対居飛車四間飛車で開始したが、居飛車側が玉をどんどん右に動かし、それを圧迫して自然に必勝形となり、押し切りました。

決勝戦 三菱ＵＦＪ(B)

交流戦で負けた三菱重工に勝ったチームであり、嫌な予感が的中しました。
次々と敗退が続き、ついに全敗となり、力の差を見せつけられました。

高橋さん：
相手に隙がなく完敗 時間切れ３秒前に投了しました｡

川上さん：
相手（先手）の初手が１四歩など、私には意図の分からない手が多々ありました。
咎めに行ったつもりがカウンターを貰い終盤の寄せ合いでは相手の穴熊を破れず…。

大場さん：
本日初の対居飛車穴熊。組まれる前にムリ気味の仕掛けをしましたが、終始1歩リードされてる感じで寄せ切られてしまいました。

望月さん：
相手は振り穴。大駒が総交換となり攻め合いになった。
駒得していたので勝ち目はあったと思うが、終盤に入玉するか、詰ますかと迷って中途半端だったのが敗着。
入玉を阻止されたので、攻め合いに行ったが相手の方が早かった。終盤の判断の甘さと構想力のなさに反省。

青山：
相振り飛車で､仕掛けのタイミングを間違え、無理攻めせざるを得なくなり､指し切りで玉砕となりました。

富士通(D) 集合写真