2022年第51回支部対抗戦 東京都予選



第51回支部対抗戦(団体戦) 東京都予選
富士通支部A:斎藤、佐伯、柴田
富士通支部B:森島、杉山、馬場
(敬称略)
出場メンバーは富士通予選会により決定
日時:2022年2月13日(日)9:30 ~
場所:綿商会館
対局条件:予選2勝通過2敗失格(対抗戦)、時計10分30秒
結果:
富士通A: 3位(斎藤・柴田)
富士通B: 3位(杉山)

支部対抗戦 東京予選 富士通A: 3位 (斎藤)

Aチームの成績は2勝2敗で3位でした。
しかし、個人成績の方は1勝3敗と振るいませんでした。チームの足を引っ張ってしまいましたが、チームメンバーの佐伯君、柴田君に助けられました。
(特に、全勝の柴田君のおかげで勝ち進むことができました)

・予選一回戦 小金井支部B ※偶数番(副将):先手
Aチームの勝敗:2-1で勝ち、個人の勝敗:負け
私は中飛車党で、ゴキゲン中飛車(銀対抗) vs 二枚銀の早繰り銀の将棋でした。
勝又先生のオンライン大盤解説会(2021.10.23開催)で上記の戦型についてお聞きしたところ、銀対抗で普通に美濃囲いに組んで桂馬をぶつける将棋は居飛車良しとの結論が最近分かりつつあると教えていただきました。
私はそのことを踏まえて、女流棋戦で多く指されている銀対抗型にしました。(中飛車側も二枚の銀を繰り出すという指し方)
ここで、相手は31 手目に▲3七桂と跳ねてしまったことで手待ちをするしかなくなり、こちらの作戦勝ちとなりました。局面が進み55手目▲3三歩打の時点では、評価値は-500点で、後手有利でした。(第1図)。(+値は先手有利、−値は後手有利)
しかし、ここで私が56 手目に△4六銀と悪手を指してしまい、評価値で+300点と逆転を許してしまいました。この手以降は挽回することができずに負けてしまいました。
ここでの正着は△同桂で、銀は取られますがこちらも桂を取って、▲3六飛と走られても△4四桂がぴったりの手になり、後手が有利な局面が続いていました。
対局後の感想戦では、54手目に△3六歩に変えて△3六銀とする手を検討して、実際にソフトにかけた時の評価値でも-800点ほどになっていました。


小金井支部B戦 図1

予選二回戦 BANGEE(B)  ※奇数番(大将、三将):先手
Aチームの勝敗:1-2で負け、個人の勝敗:負け
2回戦目の対局では、ゴキゲン中飛車(左穴熊) vs 三間飛車(穴熊)の持久戦の将棋でした。
結果は私の負けでしたが、あまり悪手という悪手は指していなかったように思いました。
感想戦では、対戦相手から飛車をとらせる展開がまずかったのでは?との助言をいただきましたが、ソフトの解析で気付きづらい悪手が見つかりました。(ちなみに、飛車と金交換でもまだ-200点ほどで互角でした)
59手目に▲2五桂と跳ねた手が普通の手に見えて、実際には評価値が-800点に振れる大悪手でした。この手は一手パスとなってしまいました。ここでの最善手は▲5六歩で、一度銀を追い払ってから手を考えるべきでした。(第2図)
もし△6四銀であれば、▲6五歩と突きだして角交換を狙い、△4四銀であれば今度こそ▲2五桂と跳ねて相手の飛車や角を狙いにいくといった要領で、まだ難しい局面が続いていました。


BANGEE(B)戦 図2

予選三回戦 TOKYO SHOGI NTERNATIONAL ※奇数番(大将、三将):先手
Aチームの勝敗:3-0で勝ち、個人の勝敗:勝ち
2回戦目の対局では、ゴキゲン中飛車 vs 右玉の将棋でした。
右玉は中飛車にとって厄介な戦型で、いかに駒をさばいて乱戦に持ち込めるかが今対局での勝負のカギになりました。
途中までは作戦通りに進めることができ、ソフトに解析をかけると+1000点ほど先手が良しとのことでした。(厳密には、途中で評価値が互角に戻る悪手や疑問手が何個かありました)
しかし、73手目で勝勢を一気に敗勢にした、今思い返してみても酷い悪手を指してしまいました。
時間に追われてしまい第3図で▲9五金と指した手が大悪手でした。(※71手目もミスがあり+1000点→+500点→-1000点)
その後は馬を取られて、△5五角から△3六桂と評価値が振り切れるほどの必敗でしたが、相手も秒読みで正確に読み切れていなかったのか、第4図から手は続きました。
最後の勝負手(第5図)で、91手目に▲5六銀と打って△4四角(悪手)と引いてくれたことで、▲4五銀打から詰ますことができました。


TOKYO SHOGI NTERNATIONAL戦 図3

TOKYO SHOGI NTERNATIONAL戦 図4

TOKYO SHOGI NTERNATIONAL戦 図5

〜昼休憩〜

本戦準々決勝 ※シード枠を引いたため不戦勝
本戦のトーナメントはくじを引いて、2-0で突破したチームと2-1で突破したチームが当たる形式でした。ここで、14チーム出場のうち半数の7チームが予選を突破するため、シード枠が一枠だけ設けられていました。予選3回戦が終わったのは富士通Aチームが一番遅かったため、くじは一枚しかありませんでした。驚いたことに、「残り物には福がある」のことわざにもあるように、(すでに決まっていた)シード枠を手に入れました。

くじを引かずに予選を突破したABEMAトーナメントでの羽生先生と同じ心境でした。

本戦準決勝 江古田将棋教室B ※奇数番(大将、三将):先手
Aチームの勝敗:1-2で負け、個人の勝敗:負け
ゴキゲン中飛車(銀対抗) vs早繰り銀(袖飛車)の将棋でした。
予選一回戦目と同じく早繰り銀からの二枚銀も警戒していましたが、本局は袖飛車から角頭を狙い、中飛車はどこから動くかが勝負のカギとなりました。
銀交換をした38手目の△7五同飛までは自然と局面が進み、ここからの指し方に悩みました。
39手目以降、▲6六角→△7二飛(第6図)→▲7八飛から飛車交換に持ち込みましたが、この手があまり良かったようです。
ここでは、▲7八飛に変えて▲8三銀と打ち、相手の飛車が横に逃げれば▲7八飛と薄くなった7筋を攻めて、縦に逃げれば▲8二銀成として次に桂または香をとって攻めるべきでした。
本譜は飛車交換した後に△1五歩と突く手があり、ここでかなり持ち時間を使ってしまい、秒読みに追われる展開となりました。ソフトで解析をかけたところ、評価値としては-300点ほどで少し悪かったものの、その後にチャンスがあった局面がいくつかありました。
しかし、持ち時間の差が大きく防戦一方であったため、予選3回戦目のように攻め合いの形に持ち込むことができずに負けてしまいました。


江古田将棋教室B戦 図6
・今大会に出場してみての感想
今大会ではあまり活躍することができず、将棋の内容は反省する点が多くありました。
個人的な話となってしまいますが、2年前、学生の時に出場した支部対抗戦愛知県予選でチームはベスト4まで進みましたが、そこでも大将の私が負け越してしまいました。
今大会では当時に成し遂げられなかった個人の勝ち越しと、チームの全国大会出場を目標にしていただけに残念な結果となりました。
今大会で多くの課題が見つかったので、この教訓をバネに力をつけていきたいと思います
また、チーム数および人数枠の関係で、来年も支部対抗戦に出場させていただけるかは分かりませんが、上記の目標を達成できるように頑張ります。

・チームメンバーに一言
新人チームで出場することができ、当日も将棋以外の会話をしたりして楽しく過ごすことができました。またこのような形で、新人同士でチームを組んで出場する機会が今後あれば良いなと思います。(次は足を引っ張らないように頑張ります。)
特に、佐伯君は全国支部対抗戦の出場経験者で今回も楽しみにしていたので、申し訳なかったです。(PS.代わりに、全国大会と同日でキャンセル予定だった資格試験の方を頑張ってください)
また、柴田君は今大会は初出場にもかかわらず4勝全勝されていたので、その将棋のレポートを楽しみにしています。(PS.当日の朝、Aチームの集合場所に寝坊して来たので、正直に言うと色々な意味で心配してました)


2022/3/29 記:齋藤(裕)

支部対抗戦 東京予選 富士通A: 3位 (柴田)

2/13、富士通Aチームとして齋藤、佐伯、柴田の3名が支部対抗戦に参加した。この3名は全員2021年新入社員で、同期3人で集まるのはこれが初めてである。本大会を通じて同期、先輩部員の方と交流できてとても良かった。

Aチームのオーダーは、大将:齋藤、副将:佐伯、三将:柴田、となった。これは支部対抗選抜戦の成績順である。

本大会では4回対戦する機会があり、私は運よく全勝することができた。どの将棋も角交換振り飛車の作戦が上手くいった印象である。対局の振り返りは以降に記載する。

予選一回戦 小金井支部B 〇勝ち (後手でしたが、先手番として譜面棋譜を記載します。)

本局は角交換四間飛車VS居飛車の急戦となった。角交換四間飛車に対し、居飛車側は73銀型、63銀型、53銀型の3パターンの対応があるが、筆者のおすすめは53銀型である。63銀型(第1図)は本譜のように急戦調の将棋になると、居飛車側の苦労が多い印象だ。


小金井支部B戦 第1図

本譜は第1図から△54銀▲65歩△84角▲64歩△57角成▲59飛(第2図)と進み、こちらが優勢となった。以下△35馬▲55歩△45銀▲63歩成が厳しい。


小金井支部B戦 第2図

予選二回戦 BANGEE(2) 〇勝ち (先手)
本局は相振り飛車となり、私は玉を左に囲った。左玉は右玉と比べて相手の囲いが薄くなりやすいため、作戦勝ちしやすい印象だ。(美濃囲いや金無双は矢倉と比べて堅くない)
本譜は第3図から△36飛に対し▲27銀△35飛▲37桂△45桂▲36歩で飛車を捕まえ勝勢に。


BANGEE(2)戦 第3図

予選三回戦 TOKYO SHOGI INTERNATIONAL 〇勝ち (先手)
こちらは角交換四間飛車VS53銀型居飛車の対局となった。一見▲71角(第4図)で決まったように見えるが、▽36歩の局面は難解なようだ。以下▲82角成△37歩成▲同金△36歩▲47金△64角の局面は先手かなり怖い。実戦は△81飛▲35角成で優勢になった。


TOKYO SHOGI INTERNATIONAL戦 第4図

本選一回戦 不戦勝
運よく不戦勝で1回戦を通過した。日頃の行いが良かったからだろうか?

本選二回戦 江古田将棋教室B 〇勝ち (先手)
2回戦同様、左玉VS向かい飛車の対局となった。第5図は後手の棒銀が決まってそうだが、▲36歩で先手有利、△同銀は▲46歩で次の▲37歩が厳しい。実戦は△44銀▲65歩で少し指しやすい局面にできた。終盤であやを作られてしまったが、なんとか勝利できた。


江古田将棋教室B戦 第5図

最後に
まずは、将棋部の皆様と一緒に将棋に取り組むことができ、とても楽しい時間を過ごせました。また、団体戦をきっかけに、将棋へのモチベーションを取り戻すことができました。
団体戦で将棋を指すのは久しぶりで普段の将棋よりもプレッシャーはあったが、なんとか結果を残すことができて良かったです。今後も将棋部に貢献できるよう頑張りたいです。
最後に、佐伯君、齋藤君、支部対抗戦に誘ってくれてありがとうございます。一緒に参加できてとても楽しかったです。これからもどうぞよろしくお願いします。


2022/3/30 記:柴田

富士通支部Aの対局結果
回戦 相手チーム 斎藤 佐伯 柴田 勝敗
予選
1回戦
小金井支部B 大将
副将
三将
2 - 1
予選
2回戦
BANGEE(2) 大将
副将
三将
1 - 2
予選
3回戦
TOKYO SHOGI INTERNATIONAL 大将
副将
三将
3 - 0
本戦
1回戦
不戦勝 - - - -
本戦
2回戦
江古田将棋教室B 大将
副将
三将
1 - 2



富士通支部(A) 対局風景

支部対抗戦 東京予選 富士通B: 3位 (杉山)

2/13支部対抗戦に参加してきました。今回、富士通支部は2チームでの参加。Aチームを期待の若武者達に任せ、Bチームは森島さん、馬場君、杉山の参加経験者で固めた。
最近、個人的にはこの大会、振るわず、予選落ちが多かった記憶があり、苦手意識を持ち始めていたが、今年は(怠惰な)幹事の私に加えて森島さんもチーム作りに携わっていただき、Aチーム選考会など、例年になくかなり準備ができたと思う。私自身も少々意識が変わり、流行戦法のyoutube動画などでここ数年では一番、勉強できたと思う。

Bチームは大将:森島さん、副将:杉山、三将:馬場君、というオーダー

予選一回戦 アカオアルミA
対戦相手は初参加のアカオアルミAチーム。対戦したことのないチームなので実力、特徴など
全くわからないままの戦いとなったがここはチーム全員が力を見せて3-0の勝利。
私は飯島流V.S.四間飛車。この戦型にはよくある?序盤となり、お互い馬を作り合ったが私だけ香得して中盤を迎え、その駒得を活かすことができ、寄せ切る。

予選二回戦 江古田将棋教室B
江古田将棋教室さんには度々やられている。なんとかせねばと臨んだが流石の強敵に歯が立たずチーム0-3負け。初戦の勢いが良すぎたようだ。
私の対局は相掛かり。数日間ネット将棋で試してきた駒組みを試してみる。中盤までお互い様子を見合って第1図。


江古田将棋教室B戦 第1図

私は図1から攻撃を開始し、▲33歩、△同桂、▲同桂成、△同金、▲45桂、△24金(第2図)と進む。


江古田将棋教室B戦 第2図

第2図から角交換からの飛車銀両取りが見えて実行してしまったが、ここは▲33桂成もあったか。
本譜は銀は取れたものの△89飛車成と自陣に侵入されたのが大きく。攻め合い負け。残念。

予選三回戦 小金井支部B

いつも楽に本戦にはいかせてくれない。対局前相手チームのオーダーを見ると大将が2連勝。ここは副、三でなんとかするしかないと思った。頼むぞ馬場君、と自分のことを棚に上げて臨んだ。

私の対局は二回戦に続き相掛かりの出だしだったが、相手が右玉に変化。相手から攻めてこない状況にこれ幸いと果敢に攻めていったが、中終盤、私の攻めが少々切れ模様で第3図を迎えた。
第3図から『The杉山』という手が飛び出し相手を混乱させる。


小金井支部B戦 第3図

第3図からの指し手▲44角、△同歩、▲55桂、△62玉、▲63角、△31飛、▲72金、△51玉、▲43桂成(第4図)


小金井支部B戦 第4図

▲44角で無理矢理、桂を入手し、▲55桂。この桂が急所だと思った。進んで▲63角に△31飛はどうだったか。▲43桂成では▲43桂不成の王手飛車の誘惑に駆られたが、誘惑を振り切って後手玉は受けなし。延命策は△42飛だと思われるがそれも▲61金から飛車を2枚取れそうで先手勝ちは動かないか。本譜は第4図から△12飛だったが▲32歩が『一歩千金』となり、杉山勝ち。

森島さん負け、杉山勝ちで三将戦が残ったが馬場君が気持ちのいい必死をかけて快勝。 チーム2-1で予選を突破できた。

予選後、久々にチームメイトとの昼食。いつも行く店がコロナ禍のせいかやっておらず、雨の中ずぶ濡れになって歩き回った末、某チェーン店に入る。食事を始めるとAチームの若者達も入ってきて、店の一角を富士通支部の面々が固めた。Aチームも予選落ちの危機を迎えていたがなんとか難を逃れたらしい。その上、本戦トーナメント一回戦はくじ引きの結果、シードとなったらしい、、、ずるい。

本戦一回戦 江古田将棋教室A

またも江古田将棋教室支部のチームである。Bチームには予選で0-3負けを喫していたため、苦戦を覚悟していた。
相手のオーダー表を見ると三将が負けなしの3連勝。ここは大、副将でなんとかするしかない。森島さん、お願いしますよ、とまたも自分のことを棚に上げて臨んだ。

私の対局は飯島流V.S.四間飛車。中盤こちらが一歩得し、銀を交換した後、迎えた第5図。 角の働きに差が着いてしまっており、ここでは少し指しづらいか。そして意表の攻めが飛んでくる。


江古田将棋教室A戦 第5図

△16歩、▲同歩、△同香、▲55銀、△35角、▲38飛、△45銀、▲35飛、△同歩、▲45歩、△19香成、▲35角、△32飛、▲36歩、△39飛、▲41銀、△35飛、▲52銀成、△同金、▲35歩(第6図)


江古田将棋教室A戦 第6図

端攻めは見えていなかった。途中△16香に▲同香は△17角成となって悪いと思っての▲55銀だったが冷静に△35角と交わされてみると55銀の立場は、、、
しかし、目標にされていた飛車を捌くためには仕方がない。
途中△45銀に▲同歩は△39角成で取る駒に困る。第6図では金と桂香の2枚替の上に先手を握られており、拙いと思っていた。

第6図以下の指し手△84香▲66銀△46歩▲22飛△51金▲21飛成△62銀▲76桂(第7図)


江古田将棋教室A戦 第7図

第6図から後手は△84香と玉頭に狙いをつける。39飛車とのコンビの攻めは常套手段であり、どう受けようかと思ったが、ここで立場がなくなった銀の出番である。▲66銀と引いた手が我ながらマズマズの手でこれで△75桂を消している。△46歩もいやな垂れ歩だが、この瞬間に飛車で相手の守備金に狙いをつける。▲22飛に対して△51金はどうだったか。銀を手持ちにして突っ張ったようだが、素直に△61銀打としておけば▲21飛成が先手にならず△54角など狙えたのではないか。駒損を回復しつつ▲76桂と攻め駒の香を狙ってやや持ち直したか。

第7図以下の指し手△64桂、▲同桂、△87香成、▲同玉、△54角、▲76角、△21角、▲72桂成、△同玉、▲21角成(第8図)


江古田将棋教室A戦 第8図

△64桂は守備に利いている76桂に働きかけた手。▲同桂、△同歩に再度▲76桂を考えていたが、▲64桂に△同歩ではなく△87香成の強襲が飛んできた。狙いは王手龍だが犠牲が大きすぎた。こちらは角、銀、桂、香を入手、相手は飛車と桂。しかも先手玉の玉頭を攻める駒が一掃された上に馬と銀が守備に良く利いている。

第8図から△74桂、▲75銀と進んで一時、立場のなかった銀が攻守に利き出しては勝勢を感じ、そのまま押し切った。
チームは杉山勝ち、馬場君負けで残った大将戦。森島さんの玉はカドにいて周囲に守備駒もなし。しかし相手の攻め駒も周囲になしという不思議な空間。遠いところにいる、と金と飛車が気がかりだったが森島さんがうまく相手の飛車を封じて快勝。
森島さん、充実感のあまり手が震え、対局後の対戦表への『○』がうまく書けずにいました。その気持ちよーくわかります。私も自分の対局後、一息つこうと紅茶を飲もうとした時、ペットボトルを持つ手が震え出し、ドリフの老人コントのように紅茶をこぼしそうになったのはここだけの話です。

本戦準決勝 BANGEE 1

本戦トーナメント表の反対の山ではくじ引きにより勝ち上がったAチームも準決勝に臨む。Aチームと決勝で対戦できれば最高だと思っていたが、果たしてどうか。相手チームは初参加のBANGEE Aチーム。

私の対局は居飛車V.S.ゴキ中。ゴキ中対策はネット将棋でAチームの齋藤君など、色々な方と対戦して自分のスタイルを追求してきたつもりだったが、途中で角道を止めるという変化球を繰り出され、混乱してしまう。それからは実力どおりに劣勢から敗勢へと順当に転げ落ちて負け。
チームも0-3負けだったところをみると、実力に差があったようだ。

Aチームも残念ながら準決勝で敗退してしまい、我々にとっての2022年支部対抗戦は幕を閉じた。実力ある若武者を集めたAチームは柴田君が獅子奮迅の活躍を見せたが残念な結果だった。3人ともこの大会初参加ということで、柴田君以外はどこかで緊張していたのかもしれない。今後の齋藤君、佐伯君には期待しております。一方、今回のBチームはBチーム史上最高成績だったのではないだろうか。チームワークがすごくよかった気がする。負けるときは惨敗だったが、急所では勝つべき人が勝ててチームの勝利をつかみ取った結果、準決勝まで勝ち進むことができた。

次回も東京都代表を勝ち取ることを目標にがんばります。今回参加の皆さん、おつかれさまでした。そして、今回参加されなかった方、幹事として積極参加をお待ちしております。


2022/3/6 記:杉山

富士通支部(B)の対局結果
回戦 相手チーム 森島 杉山 馬場 勝敗
予選
1回戦
アカオアルミA 大将
副将
三将
3 - 0
予選
2回戦
江古田将棋教室B 大将
副将
三将
0 - 3
予選
3回戦
小金井支部B 大将
副将
三将
2 - 1
本戦
1回戦
江古田将棋教室A 大将
副将
三将
2 - 1
本戦
2回戦
BANGEE(1) 大将
副将
三将
0 - 3



富士通支部(B) 対局風景


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